前回と前々回で、なぜ第一子と第二子が4歳差になったかという3つの事情のうち「家庭の事情」と「保育園の事情」をお話ししましたね。
今回は、3つ目の「仕事の事情」です。
仕事の事情
子供を出産し、仕事復帰したあとで待っているのは
いつくるか分からない保育園からの呼び出しと
子供の風邪で仕事を休まなければならないという
自分ではコントロールできない現実。
新しい業務がスタートし、どんどん経験を積んている周りに対して、私ができることはサポート的な仕事ばかり。
でも、いつ休むことになるか分からないから、積極的にアピールは出来ませんでした。納期まじかに子供が熱を出して4日ほど休んだこともありました。この時期は本当に精神的にも辛かった。
幼い娘を預けておきながら、責任のある仕事に携わっていない。誰でも出来るような仕事しかしていない。しかも、そんな仕事すら穴を空けてしまう。
それなら、仕事を辞めて娘のそばにいた方がいいのでは。
本当に心苦しかったです。
幸い、上司(年齢は私より10歳上)の娘さんが、うちの娘の2歳上。奥様も同じ会社で共働きだったため、とても理解のある上司でした。そのため、なんとか仕事を辞めずに続けられました。
最初は発熱することも多かった娘ですが、成長とともに身体も丈夫になり、保育園も喜んでいくようになったことで、仕事と家事と子育てのバランスが少しずつ自分の中で安定していきました。
それとともに、仕事にも集中できるようになり、少しずつ責任のある仕事も任されるようになってきました。
子供がいても仕事を続けられる自信もつき、もう一人産んでも大丈夫ではないか、という思いを抱くようになりました。
一人でも良き理解者(上司)がいてくれたからこそ、仕事を続けることが出来たのだと思います。
- 家庭の事情
- 保育園の事情
- 仕事の事情
この3つの高いハードルを何とか乗り越えることが出来たのが、私たちは娘が3歳になる直前だったのです。
初めての子育てということもあって、長く濃密な時間でした。もちろん今となっては良い思い出。
そして、この経験が自信になりました。
一人で抱え込まずに
辛い時、誰かに助けて欲しいって、伝えるのは勇気がいりますよね。でも、その勇気があれば負担はずーっと軽くなる。
子育ての愚痴を言える環境があるだけ幸せ。
そのことに気づいてからはとても楽になりました。その存在が旦那だと一番いいのかもしれませんがそうでなくても、何とかなりました。
石の上にも3年、柿8年。きっと、まだまだ道半ばですね。