小学生になったら習い事しなきゃ駄目なのか?

スポンサーリンク
Pocket
LINEで送る

我が家には、保育園年長クラスに通う6歳の長女と保育園1歳クラスに通う2歳の長男がいます。

長女はあと4ヶ月で小学生になります。

2周間前には小学校での就学時検診があり、体操服や上履きの申し込みも行いました。

注文していたランドセルも届き、子どもたちも少しずつ小学生になるという意識を持ち始めているようです。

我が家は共働き家庭なので、保育園は朝8時ごろから夕方6時まで預けているので、放課後は、長女は学校内に併設された学童に通うことをを予定しています。

最近、小学校で教えている剣道クラブに入会したので、ゆくゆくは、週1回に練習があるそうですが、まだ試合に出れるレベルではないので今のところ、平日は学童のみで良いかなと考えています。

しかし、娘と同じ保育園に子どもを通わせているママの中には、小学校入学と同時に、習い事を始めさせたいようで、色々と情報収集を行っている方もいらっしゃいます。

その方いわく、

学校の学童は勉強も教えてくれない。ただ子どもたちが遊んでいるのを見ているだけ。だから、習い事をさせようと思っている。

とのことでした。

確かに、多少は宿題が出るとはいっても放課後の大半は遊んで過ごすことになると思います。それを、もったいないと感じるかは人それぞれなので、反論のするつもりはありません。

ただ、少し焦りすぎているような気もしました。


早期教育は身になるのか?

習い事といっても、勉強系、スポーツ系とあります。

私の両親も共働きでしたので、幼少期から様々な習い事をさせてもらってきました。

水泳
ピアノ
そろばん
習字
英会話

時期は違いますが、田舎では珍しいくらい毎日のように習い事に通っていました。

これらの中で、心から楽しんで通っていたのは水泳ぐらい。あとは、仕方なく通っていた気がします。

小学4年生になると、全ての習い事を一気に止めてしまいました。

今思うと、もったいないと感じますが、友達と遊ぶのが楽しかったという理由に加えて、複数の習い事で同じ時期に伸び悩んでいたことで、全てが嫌になったんです。

楽しかった水泳も、級が上になるにつれ、進級のハードルも高くなり頑張っても結果が出ないことが多く、

ピアノも一気にレベルが上って楽しいよりも、難しいが勝っていったんだと思います。

なので、大人になって改めて思うと、もったいないことをしたなと思うのですが、あのときは、限界だったんだと思います。

中学に進み、部活を始めるまでは何の習い事をせず、遊んでばかりいました。

で、何が言いたいかというと!

子どもが楽しくないことは何をさせても身にならない!

ということです。

もちろん、子どもによっては、とても意欲的で、毎日習い事をこなす子もいると思います。

でも、それって低学年のうちですよね。

高学年になってからも、毎日、習い事続けられますかね?

幼いうちは、何が好きか分からないから色々させてみる

っていう意見には賛成です。

ただ、それを強要することには賛成できません。

私も習い事をやめたいと、母親に伝えたとき、とても勇気がいりました。きっと怒られると思っていました。でも、意外にもあっさりと「いいよ」と。

母も
「嫌なら、いつでも辞めていいと思っていた」
「ただ、放課後寂しくないように通わせていただけ」だと。

でも、小学生の私はずっと、習い事をすることは義務だと思っていたし辞めるという選択を自分が選べることも知りませんでした。

もし、早い段階で嫌なら辞めれると、自分で思っていたら、好きで無いものだけ辞めて好きなプールまで辞めるという選択はしなかったかもしれません。


子どもがいつでも辞めると言えるような環境作りを

新しい習い事を始めるのって、それなりに大変ですよね。

まず、どこの教室が良いのか調べて体験申し込みして、体験してみて

先生との相性もあるしレベルが合っているのかも心配だし子どもが気に入るのかも分からないし。道具も揃える必要もあります。

色々、考えた結果、習い事を始めるんですよね。

で、いざ始めてみて、毎回子どもが楽しんで通っていれば問題ないのですが、あまり乗り気でないとき当然、理由を聞くことは大事ですが、まだ子どもなので、上手く説明できないと思います。

私みたいに「頑張っても結果がでないから」と本当の理由を、子ども自身が理解できず「遊びたいから」と、違う理由を言うこともあると思います。

そんなとき、続けるかどうかの判断をするのは、とても大変だと思いますが一度辞めてたら、もう二度と出来ない。ということはないと思うので「休む・辞める」という選択肢も持っていていた方が、いいと思います。

無理に続けて、他方に悪影響が出るよりは、スパッと辞めても良いと思います。

そのためには、子ども自身が「辞めたい」と言える空気作りも大切ですね。

何のために習い事をするのか

そもそも何のために習い事をさせるのでしょうか?

時間つぶしのため?
子どもの可能性を伸ばすため?
運動能力強化のため?
勉強が出来るようになるため?

各家庭によって理由は様々だと思いますが

親がコンプレックスがあり、それを子どもに克服させようと習い事を選んでいませんか?

よく聞くのは、

私が英語が出来なくて、だから子どもには英語を

とか

球技がとにかく苦手だったから、息子にはサッカーを

とか

でも、これって危険

だって、子どもが英会話が嫌いで、入会してまだ半年で「辞めたい」って言い出したら?親としては、何とか説得して続ける方向に持っていきたいって心理になりますよね。

子どもが辞めてしまうと、親のコンプレックスは解消されないから。

つまり、子どもで自分のコンプレックスを解消させようと考えていませんか?

子どものためにと言いながらも、心の何処かで、自分の劣等感を引きずっていないでしょうか?

親が英語が出来ないことが、その子どもが英語が出来ないという理由にはなりません。将来のその子のやる気次第で、いくらでも変わります。

無理強いする必要は全く無いと思います。

英語が出来たに越したことはないけど、英語が出来ないからと言って人生決まるわけではありません。

本気で英語を習わせたいのであれば高校・大学生になったら1年でも2年でも留学させればいいのです。

小学生からずーっと英会話を習わせる費用よりは、高いかもしれませんが、確実に話せるようになりますよね。

いつから始めるべきか

しかし、スポーツ選手のように幼少期から始めていないとプロになれないこともありますよね。

プロサッカー選手になるためには、幼児期からスタートさせる必要があります。絶対では、無いかもしれませんが、中学生でサッカーを始めてプロになるのは難しいと思います。

5歳の子どもの夢が「サッカー選手」なのに中学の部活からサッカーをと、考える親はいないと思います。

年中さんから始められるスクールも多いので、今から始めるか、遅くても小学校入学のタイミングで習い始めると思います。

しかし、同じスポーツでもバレーボールなどは小学生高学年、中学からスタートしても遅くないと思います。

幼少期は、水泳をしてたけど部活でバレーを始めたなども聞きますよね。

このように、全てが幼児期から始めなければいけないと、いうことは無いと思います。

学習面に関しては、ある日、急に勉強が楽しくなるという瞬間が来るかもしれません。

きっと来ます!

その瞬間を親が感じ取り、学習塾に通わせてあげればいいと思います。

特に、学習面はいくらでもリカバリーできると思うので焦らなくていいと思います。

東大・京大目指すなら別かもしれませんが、有名私立あたりであれば、小学生のうちは学校の授業を真面目に受けていれば問題ないと思います。

心配なら、通信教育程度で良いと思います。

うちの旦那さんも、理系の国立大学を卒業していて勉強は出来た方らしいのですが、私と同意見です。

長い人生なのでのんびり行きましょう~。

とにかく親が心配しすぎて、焦らない方がいいと思います^^

※我が家は小学校受験、中学受験は予定していないので、受験を考えているご家庭は、参考にしないでください。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする