私には保育園の年長クラスに通う娘がいます。
よく保育園のママさんたちと話と「幼稚園に通っている子に比べて、うちの子(保育園児)が学習面で劣っているから小学校に行ってやっていけるか不安」という声を聞きます。
そうですよね。確かに不安ですよね。
うちも隣の家の女の子が、娘より2歳下の幼稚園年少さんなんですけど、娘も知らないようなことを知っていたりと幼稚園で学習している。と感じることがあります。
でも、そう言っても毎日忙しく時間が無い共働き家庭で、幼稚園と同じような学習が自宅でできることは難しいですよね。
我が家も、ドリルを買ったもののやらせる時間がなく、何冊ものドリルが白紙のまま眠っています。
そのかわりに、我が家では遊びの中でできる学習方法を考え、工夫しながら取り入れるように心がけています。
この方法は、机に座って勉強するのが苦手な我が家の長女のようなタイプには、とてもオススメですので、今日は、子供が楽しんで勉強出来る方法を紹介したいと思います。
ただ、我が家は受験等は考えていないため、お受験のための学力アップにはつながらないと思いますので、あくまでも小学校入学に向けた学習方法です^^
楽しい保育園児の自宅学習法!!
実際に我が家で取り入れている遊びながら、ちょっと勉強にもなる保育園児の自宅学習法を紹介します^^
トランプ遊び
100円で購入できることも多く、キャラクターもの等もあるので気軽に数遊びができます。定番の神経衰弱、七並べはもちろんのこと
我が家では、トランプのマークごとに各個人に配り、1人1から13までのカードを順番に出していき、出したカードの中で一番大きい数字の人が勝ち!というゲームをやっています。
これは、まだ娘が数字の大小が解らなかった頃に、取り入れた遊びですが単純に大きい数字を出せばいい
という訳ではなく
どの順番で出すのか、相手はどんなカードが残っているのかを、記憶し、駆け引きをしながら遊ぶことが出来るため数字を覚えたての子でも楽しめる遊びです。
最初はただ大きい数字を順に出していた娘も次第に考え、ある程度の戦略らしきものを立てるようになりました。
神経衰弱も大人が有利かと思っていたのですが、全然そんなことありません!!ハンデなしでガチでやって年長の娘に大差で負けるほどです。
短時間で瞬時にものを覚える。自分のめくったカードだけでなく、相手のめくったカードも覚えなくては勝てないので、記憶力が鍛えられますね。
トランプは1~13の数字しかないため、交互にめくっていき出た数を足していくという遊び方もできます。最初は足し算だけでやっていき、暗算に慣れてきたら、ハートやダイヤの赤いマークが付いたカードのときは足し算、スペードとクローバーのカードは引き算というふうにしても楽しそうです。
また、カードを広げて置き、親が言った数字にトランプの合計がなるようにするというゲームもできます。
親が「30」と言ったら、10を3枚もしくは、5を4枚+10を1枚といった組み合わせのカードを見つけるのです。
トランプは安く買えますし、保管も楽なので本当にオススメです。
モノ当て
これは、頭の中であるモノ(動物や花、乗り物など)を思い浮かべ、その名称を口に出さずにヒントのみで相手に伝えるゲームです。よくクイズ番組でやっているモノマネや形態模写と同じですね。
これは、答える方も頭を使いますし、問題を出す方も、そのモノに対して一生懸命考えます。
例えば、
4本足で歩きワンワンと吠える。
このぐらいは、簡単ですね。
答えは「犬」ですよね。
では、
4本足で歩きモーと鳴く。
このヒントを聞くと、ほとんどの子が「牛!」と答えると思います。
でも、次のヒントが「首が長い」だったら?
牛は首長くないですよね。
そう答えは「キリン」です。
答えが分からなかった子も、「モー」と鳴く動物が牛だけでないということに気づくはずです。
このゲームの目的は、子どもの観察力と表現力を磨くことを目的として取り入れています。
最初は、子ども図鑑などを買い与えて、読んで学んでくれるといいな。って期待していたんです。
でも、6歳の娘は図鑑にはほとんど興味を示さず・・・
そのため、このゲームをやってみたところ、いろんな知識を覚えてくれるようになりました。
ただ、このゲーム欠点もあります。
- 親も頑張って知識を絞らなきゃいけないこと
- ボディーランゲージで全身を使って表現しなきゃいけないこと(顔芸とか)
- 子どもがハマったものを頻繁に出題してくること
- バリエーションを増やしていかないとマンネリ化すること
毎回同じパターンになりやすく、何度もやっているとネタ切れを起こしてしまいます。
そのため最近では、絵が書かれたカードを使って、そのカードに書かれたモノについて
順番に出題していく形式に変更し、いろんなモノに対して興味を持ってくれるように工夫しています。
この遊びの最大の良いところは、家事の合間に子どもと遊べることです。食器を洗いながら、洗濯物をたたみながら目と口さえ動かせれば成り立つので、忙しい共働き家庭にはオススメです。
子どもに英語単語を教えたいと考えているご家庭では、答えは英語でする。ヒントの中に英語を取り入れてみるなど出来ると思いますし、絵を書くのが好きであれば絵を取り入れてもいいので色々と応用でき、飽きずに遊べると思います。
その他
親が一緒に遊んであげられないこともあります。ある程度の年齢があれば子どもだけで遊んでくれると思うのですが、我が家はまだ6歳と2歳。
2人だけでトランプ遊びをさせても、喧嘩になるのは目に見えています。
時間があれば、折り紙や、お絵かき、粘土などをさせるのですが、この前は15分程度しか時間がなかったので
ひたすら自分たちだけで風船を膨らませると、いうのをやってもらいました。
大人であれば簡単に口で、風船を膨らませることが出来ますが、まだ子どもの肺活量では難しく。ただ、6歳の長女は少しは膨らませることができるというレベルでした。
この、もう少し頑張れば出来そう。というのが、やってみたい、楽しいんだと思います。
最初は何度も口で膨らませようとし、次第に疲れて、挫折。
でも悔しいから、他の方法(自転車の空気入れ)で頑張ってみる。それでもダメならまた別の方法。
最後はゴムボールの空気入れで、風船を膨らませることができていました。
また、この前の週末には、氷に糸を乗せ、上から塩をかける
10秒待って糸を持ち上げると氷と紐がくっついている
というプチ実験をしました(テレビで観たのをマネしました)
氷は水に入れると溶けてツルツルするけど、製氷機から出したばかりの氷は、手にくっつく。溶けると水になるなど、色々な発見がありますよね。
大人にとっては当たり前でも、子どもにとっては新鮮なことばかりです。
当たり前のことは、普段の生活で自然と学ぶことも多いと思います。しかし、なぜ当たり前なのか?本当に当たり前なのか?そうした、当たり前の原因を追求していっても、楽しいですよね。
思いつかない方も、ネットで検索したら、色々出てくると思います。
まとめ
我が家は共働きなので、付きっきりで子どもの面倒を見ることは出来ません。
もし子供が、机に向かって問題を解くのが好きな子どもであれば、ドリルを買い与えてやらせているると思いますが、長女は、机に向かっての勉強はあまり好きではないようで、
気が向いたときにしか鉛筆を持っての学習はしません。
でも、なんとか平仮名、カタカナも習得しました。
私も仕事で疲れているなか、娘を強制的に机に向かわせて、勉強させるようなことはしたくありません。
その中で少しでも学習につながることを、と考え、遊びながら自然に知識を身につけられるように日々、頭を悩ませています。
私が、一番大事にしていることは「自分で考えること」「なぜ?と感じること」です。
記憶力を鍛えて、知識をつけることは大事ですが、その身につけた知識を使用するには、やはり考える力が必要になると思います。
子どもは「なぜだろう?」といろんなことに、興味を持ち、それを知りたいと思う探究心をいっぱい持っています。その探究心・好奇心を失わないように、サポートしていければいいなと思っています。
その「なぜだろう?」という疑問を解消したいという気持ちさえ持ち続けることができれば、小学生になっても自然と学習する意欲が湧いてくるのではないかと思います。
まだ幼い時期は、1+1=2を早く正確に答えられる必要は無いと思っています。
それよりも、考える楽しさや、前向きに挑戦する気持ち、すぐに諦めない心などが育てばいいかなと思っています。