子どもを保育園に入園させたいと思っている保護者の大半は、0歳児クラスか1歳児クラスから検討を始める方がほとんどかと思います。
我が家は長女を生後11ヶ月から、長男を生後9ヶ月から保育園に預けています。
長女のときは全てがはじめてで入園後の生活や事前にやっておいた方がいいことなどが分からず、とてもバタバタした毎日で精神的にも体力的にも辛い日々でした。
その反省を踏まえて、4歳差で出産した長男のときは入園前から少しずつ入園後を想定して、準備をしたお陰で入園後も悩んだりすることが少なくて済みました。
そのため優先度の高いものを後回しにしないためにも、我が家で入園前に準備したことのなかで、これをやっておくと絶対楽!!というのを紹介します。
目次
保育園0歳児入園前準備でやっておくと楽になる事
入園前準備と言っても
- 必ずクリアしてた方が良いこと(優先度:高)
- まあまあクリアしてた方が良いこと(優先度:中)
- そこまで頑張らなくても平気なこと(優先度:低)
など色々あります。
第一子のときは、どれが優先度が高いのか、低いのか、それすらも判断が難しいですよね。
【優先度:高】母乳以外から水分補給できるように
何事もスタートが肝心だと思いますが、保育園で赤ちゃんが最初にクリアしなくてはいけないのが水分補給です。
保育園入園するときの月齢にもよると思いますが、1歳前後の赤ちゃんだと、まだ母乳で多くの水分を摂取している子も多いと思います。
保育園によっては母乳を預かってくれる園もありますが働きながら母乳を預けるのって結構大変です。
母乳を預けるためには、その母乳を用意しなくてはいけません。
その用意はいつしますか?
夜帰宅してから?
夕食食べさせてから?
お風呂入れてから?
家事をしてから?
次の日の保育園準備してから?
寝かしつけをしたあと?
きっと子どもの寝かしつけと同時に親も寝てしまうと思います。
と、なると朝?
もっと無理無理。夜以上に忙しいと思います。
慣れてくると搾乳に10分もかからないと聞きますが、私の周りでも当初は母乳を預る予定と言っていたママも、ほとんどが慣らし保育の段階で母乳からミルクに切り替えていました。
そのかわり、卒乳(断乳)とまではいかなくても朝、登園前に授乳して夕方、帰宅後に授乳。園ではミルク。
という方が圧倒的に多いと思います。
その方が絶対に楽です。
なので、絶対に母乳!!!という方以外は、早めにミルクの練習をしていたほうが良いです。
月齢が大きくなってくると、拒否反応も大きくなってくると思いますので、まずは、母乳とミルクを併用して少しずつ慣れさせてみてください。
ミルクもメーカーによって色々ありますので、色々試してみると好みのものが見つかると思います。
園によっては、生後9ヶ月ごろからはストロー。1歳からはコップで牛乳。
など、色々ありますが
ストローもコップは成長とともに必ず使えるようになるので、まずは、哺乳瓶でミルク!!
ここさえクリアしておけば、あとは成長とともに何とかなります。ストローやコップが下手でも大丈夫ですが、哺乳瓶も駄目というのは最初は大変です。
この水分補給がスムーズにいかないと、慣らし保育がスムーズに進まなくなる可能性があります。それにママも赤ちゃんのことが心配になりますよね。
はじめてのママと離れて過ごす園での生活。不安いっぱいの赤ちゃんが少しでも、安心して保育園での生活に慣れるためにも、哺乳瓶でミルク練習試してみてください!
【優先度:高】生活リズム
あまり早い段階で行う必要はないと思いますが、入園後を想定した生活リズムを少しずつ
取り入れてみてください。
朝は何時に起きて、どんなルーティーンで行動して何時に家を出るのか。
子どもを保育園に連れて行くのは、ママなのか、パパなのか。
持ち物はどのくらいの量なのか。
夕方は何時にお迎えして、帰宅後はどう過ごし何時頃に寝るのか。
など、頭でイメージするのも大切ですが、子どもがいると想定通りに動けないことも多いと思います。
風邪気味で鼻水が出ているとき、冬場や季節の変わり目、夏のエアコンなど、まだ乳児期の子は年中のように鼻水が出ています。
そのため、毎週のように病院に通うことも珍しくありません。
病院にはいつ行くのか?
平日?休日?
誰が連れて行くのか?
お迎え後に病院に間に合うのか?
などを一度、考えておくこともオススメします。
我が家の近所には4ヶ所ほど小児科がありますが、3ヶ所は水曜日定休です。また受付時間も18時までとなっている場合が多く、受付終了5分前に病院に駆け込んだことも何度もあります。
微熱や鼻水程度であれば、翌日でも診察でいるかもしれませんが、突発的な高熱や、インフルエンザなどの場合は、なるべく早く病院で見てほしいですよね。
【優先度:高】通える病院をピックアップ
先程も少し出ましたが、子どもは本当に病院に行く機会が多いです。
長男がよく通っているのは、小児科、耳鼻科、皮膚科です。
小児科は発熱や、風邪のひき始め等に通います。
鼻水が続くと中耳炎になることも多いので、そうなると小児科ではなく耳鼻科に行きます。
乳児期は肌が弱い子も多いので、夏場は虫刺されからのとびひ、冬場は乾燥からのあかぎれ等があります。そういうときは皮膚科にいきます。
小児科でも中耳炎や皮膚トラブルもみてはもらえますが、正しく診断してもらいときや、短期で治るためには、やはり専門の病院に連れていく必要があります。
これだけでも、3ヶ所になります。
これらを自宅から近く、評判も良く、通いやすい病院。などの条件に探していくわけですが、大人の評判が良いイコール子どもが通いやすい病院というわけではありません。
やはり、子どもは待つのが苦手です。
子どもが遊べるキッズコーナーがあるのか
混み具合はどうなのか
待ち時間はどのくらいなのか
WEB予約などはできるのか
そもそも何時から何時の診察で
定休日はいつなのか。
いくら知り合いのママがオススメしてくれた病院であっても、我が子にあう病院かどうかは分かりません。
これらは、実際に行ってみたりしないと分からない部分であるので、可能な範囲で入園前に実際に行ってみたほうがいいです。
長女が0、1歳のときは小児科だけでも、3ヶ所を使い分けていました。
A病院:自宅から近く風邪等で通院
B病院:A病院が休診のときに通院
C病院:評判が良いがいつも混んでいる。予防接種の同時接種が可能
長女は第一子でフットワーク軽く動けたので、状況に応じて使い分けていました。
知り合いのママの中には、子どもがアトピーで、近所の病院全てに通ってみたが薬が合わず、週末1時間以上電車にのって皮膚科に通っていた。と話していた方もいました。
診察も早く先生も丁寧だが、薬が合わない(薬が効かない、副作用が出る)といったことは少なくありません。
やはりママは、子どもの辛い顔をみるのは、耐えられませんよね。
なんとかして症状を軽くしてあげたいと思うのではないでしょうか。
ネットには情報のない、昔ながらのいい病院もあるので
お仕事復帰後は、そんな病院探しも難しいと思いますので、育休の間に是非お子さんに合う通いやすい病院をいくつか探してみてください。
実際に通ってみるのが一番かと思いますが、お散歩しながら目星をつけておくだけでも、選択肢が増えます。
【優先度:高】離乳食
ミルク同様に、保育園で離乳食をとるために自宅でも離乳食を食べさせる必要があります。
なんでもよく食べてくれる子であれば何の心配もいらないのですが、離乳食の進みが悪い場合、ママは心配になりますよね。
長女はまさにそのタイプで、ほとんど食べてくれず苦労しました。
ママはついつい量を見てしまうと思いますが、食べる量は個人差もあるので
保育園に預ける場合は量ではなく、いろんな食材を試すことを心がけると良いです。
アレルギーチェックですね。
アレルギーの心配がある食材は保育園ではあげれませんので、まずは自宅で数回試し、問題ないと保護者が判断する必要があります。
保育園によっては、入園説明会などで食材チェックリストとして渡される場合もあると思います。
長男のときは、1歳クラスにあがる際それまで食べさせたことがなかった「ししゃも」が
リストに記載されたいたため、急いでスーパーで購入し機嫌がいい日に食べさせました。
どの食材にアレルギーがあるか食べさせてみないと分からないので、はじめて食べさせる食材は、いつも不安でした。
出される食材は園によって違うと思いますので、リストを貰ったら早めにチェックするのがオススメです。
【優先度:中】卒乳・断乳
子どもが1歳ごろになると、卒乳、断乳を考え出すママも多いと思います。
我が家は長女は生後9ヶ月。長男は生後7ヶ月で卒乳しました。
長女は完母、長男はミルクと混合でした。
長男はミルクも飲んでましたし離乳食もとても食べる子だったので、生後6ヶ月ごろから母乳はもういいかな、と考え生後8ヶ月になる前に母乳の間隔を開けていき、自然にフェードアウトしました。
長女は離乳食の進みも悪く、ミルクも拒否することが多かったため保育園に通ってからも朝、晩は授乳かなと覚悟していたのですが、ある日、突然飲まなくなりました。
そして、その日からこれまでが嘘のように離乳食を食べるように。
そうして、我が子は2人とも卒乳しました。
ただ、卒乳・断乳に関しては、ママが辛くなければ無理して行わなくてもいいと思います。
卒乳・断乳してしまえば楽ですが、スキンシップの一貫と考えれば子どもにとっても幸せな時間になると思います。
無理に断乳すると、夜泣きが酷くなった等、楽になるどころか、逆に大変になる場合もあるので子どもの様子を見ながら徐々にでいいと思います。
【番外編】宅配サービスの登録
普段、日用品の買い物はどうされていますか?
私は子どもが出来る前は、帰宅途中に近くのスーパーや薬局等に寄って、その都度必要なもののみを購入していました。
そのため毎日スーパーに寄ることも珍しくなかったのですが、子どもを連れての買い物は想像以上に大変で、毎日スーパーに行くのは無理でした。
そのため週末に1週間分の買い物をするようにしているのですが、1週間買いだめが難しそうだな、かつ、重い物(牛乳)や持ち運びに気を使うもの(卵)、かさばるもの(パック納豆、食パン)などは、毎日消費するためコープの宅配サービスを利用しています。
事前に登録した食材を決まった曜日に届けてくれるのでとても重宝しています。
宅配キャンセル等も出来るので、旅行に行くときはお休みすることも可能です。
ほかにも、こういった宅配サービスを行ってくれるスーパーは増えているので、そういったサービスを使用すると良いと思います。
オムツやミルクも宅配を利用している方も多いですよね。
【番外編】有給・看護休暇は夫婦で取得
子ども3歳近くになるまでは、頻繁に風邪を引きます。
例え、有給や看護休暇を取得できたとしても足りないくらいです。
長男を生後9ヶ月でゼロ歳児クラスに入園させ、復帰したときに育休中に追加された有給もあり、有給30日。子の看護休暇10日。合計40日使える休暇がありました。
1年で40日もあるって、凄くないですか?これだけあれば十分だと思いますよね?
でも、実際には長男は毎月のように風邪を引き、それだけで最低でも2日×12ヶ月=24日。それに加え、インフルエンザになり5日休み
その上、長女が肘を骨折したため、約2ヶ月の間、整骨院に隔週平日通院だったため4日休み。
これだけで、年間33日。
これに、保育園行事の保育参加、遠足が平日にあり、夏休みと、年末年始の休みを合わせたら40日なんてあっという間になくなります。
それ以外にも急な発熱で午後休や、通院してからの登園(午前休)など。
私だけの有給や子の看護休暇があっても足りませんでした。
そのため、旦那の仕事が休めるときは旦那に子どもを見てもらうことも多く、年間10日ぐらいは、旦那も休んでいたと思います。
うちの子だけ極端に身体が弱かったというわけではなく、どのご家庭でも同じような状況だと思います。
病児保育という選択肢が無いわけではないですが、定員も少なく、利用したことがある子が優先されるなど色々とハードルがあったので、我が家は一度も利用したことはありません。
我が家の場合、もし旦那さんが休めなかったら…。おそらく本気で仕事辞めたいって思っていたと思います。
そんな長男ですが、2歳3ヶ月になりようやく、風邪をひく頻度が下がってきていまでは数ヶ月に1回です。熱が出ても長引くことは少ないです。
【番外編】有給・看護休暇は夫婦で取得
はじめて保育園に子どもを預けるのって不安ですよね。むしろ不安しかないですよね。でも、きっと楽しいですよ。
子どもにとっても他者との関わりはいい刺激になるはずです。
最初は戸惑い泣くこともあると思いますが、そのうち笑顔で登園してくれると思います。
我が家の長女は年長さんのため、あと半年ほどで卒園です。
乳児さんのときは1年1年がとても、長く感じていましたが幼児クラスになってからは、あっと言う間でした。
友達もたくさん出き、優しく元気な子に育ってくれたと思います。あと半年で卒園してしまうと思うと今から寂しく感じます。
心が折れそうになり仕事を辞めたいと思ったこと。何度もあります。
でも、そのとき辞めなくて良かったと今は思います。
なので、これを読んでくださった皆さんも、これから挫けそうになることも沢山あると思います。
迷うこと、悩むこともあると思います。
そんなときには、ぜひ近くの人に、愚痴でも良いと思うので状況を話して少しでもSOSを出してください。
くれぐれも自分ひとりで抱え込まないでください。SOSを出せば必ず助けてくれる人は
現われると思います!!
ママの笑顔が、子供の笑顔につながると思いますので、全てを完璧にしようと思わず、保育園生活を過ごしてほしいなと思います。