保育園探しについてママたちが考えるべき時期とはいつでしょうか?
子どもを産んで、仕事復帰を目前にした時期ですか?
それとも、子どもが産まれる前でしょうか?
私は断然、後者をオススメします!!子どもが産まれる前に保育園について考え調べられる範囲で行動することを強くオススメします。
なぜなら長女を出産したとき、保育園申し込み時期になってようやく保育園について調べ不完全燃焼で終わった苦い経験があるからです。市のホームページ見たことありますか?認可保育園へ申し込むときの家庭の点数表見たことありますか?本当に必要な情報が探しにくいし、理解しにくいのです!!!
点数の出し方も各自治体によって違うし、保育園と言っても公立認可保育園、私立認可保育園、認証保育園、認可外保育園など様々な名称があります。保育園なんてどれも一緒でしょ。なんて考えていたら(過去の私同様に)甘いです!!!
という、私の過去の経験から、出産前にチェックしておいた方が良いポイントをいくつか紹介します。
目次
出産前にチェックしておくべきこと
まだ赤ちゃんも産まれていないのに、保活って変な感じがすると思いますが、子どもが産まれる前だからこそ、一人で集中して調べられることもあると思うので、事前準備として以下のことをオススメします。
- 地域の待機児童数をチェック!!
- 夫婦の点数を確認!!
- 点数がボーダーラインの方は認可外保育園も視野にいれる
これらは、出産前にしても、出産後にしても変わらないことなので、できるだけ早めに行って、保活への戦略立てに役立って貰えるといいなと思っています。
では、1つづつ説明していきますね^^
地域の待機児童数をチェック!!
まず住んでいる地域の待機児童数を調べてください。待機児童数が多いければ、あなたの住んでいる地域は激戦区と言えます。その場合0歳児の待機児童数と1歳児の待機児童数どちらが多いかもチェックしてくださいね。
待機児童が少ない場合も安心しないでください。待機児童数には現在認可外保育園に通っている児童はカウントされません。認可保育園に入りたかったけど枠に入れず仕方なく認可外保育園に通っている場合はカウントされないのです。
地域にもよると思いますが、認可外保育園に通っていると認可保育園転園申し込み時に点数が加算されます。それは保育を必要としていることが確定しているためです。仕事復帰予定者はあくまでも予定者。でも認可外保育所に預けているママは既に仕事復帰しています。そのため緊急性があると認められ点数の加算があるのだと思います。
もし、待機児童数がHPなどに公開されていない場合は、市役所の保育課などに問い合わせれば教えてくれると思います!!
私の地域では、前年の申し込み結果も公表していました。A園の定員12に対し、希望者60というのが分かるようになっていました。ただ、複数園希望するのが当たり前なので希望者60のうち第一希望が何人いるのか等は分かりませんが、どの園に希望が集中するのかは分かります。当然、希望者が多い園は点数が高くない限り入園が難しい。といえます。
そして、申込みが集中している保育園と、そうでもない保育園が分かるようになります。それが分かっているだけでも見学のときに、なぜこの保育園は人気なのか、なぜこの保育園は人気が無いのか。といった目線で保育園をみることができるので、より多くの情報を得ることができると思います。
また同じ地域でも、駅前は激戦区だけど、駅から徒歩15分以上離れると、案外空いていいる。という場合もあると思います。それは、その地域の通勤スタイルの違いによるもので、私が住む地域も働く人の8割近くが電車通勤で都内に出ます。車通勤や自営業出ない限り、自宅から駅の間で保育園を探す人が大半ですね。保活は周りとの競争にもなってくるので、自分の家庭だけでなく、周りに住んでいる人の傾向が分かると、より有利に保活を進められると思います。
夫婦の点数を確認!!
ご自身の点数の出し方も市のHPなどに乗っているので、一度出してみることをオススメします。
地域によって微妙に加点となる条件が違います。
加点対象となるのは
- 子どもの兄弟(姉妹)が既に保育園に通っている
- 夫婦のどちらかが単身赴任
- シングルマザー(シングルファザー)
- 両親が遠方に住んでいて手助けが見込めない
- 生活保護を受けている
- 何らかの疾患・病気である
こららに該当する場合は加算点が付く可能性があります。
この加算ポイントですが、年度によっても変わってくるので注意が必要です!!!
私の住む地域では数年前にようやく兄弟(姉妹)が保育園に通っている場合の加算が付きました。それまでは、上の子はA園、下の子はB園といった兄弟でも違う保育園に通わなくてはいけないケースも多かったようです。
園が違うと、毎日の送り迎えを複数個所に行く負担ももちろんですが、行事の日程、持ち物の種類・数、園の特色などなど。もう大変だと思います。持ち物は園によって、毎週末布団・毛布持ち帰りや、シーツのみ持ち帰り、大きい荷物の持ち帰りなし。といった違いが大きいと思います。
そのため、ご自身の点数がいくつぐらいなのか加算条件は何か調べておく必要があります。
点数の確認はマストではありませんが、自分の持ち点によって超人気の保育園を第一志望に持ってくるのか。それとも、厳しい戦いを避けて、新設保育園や、駅から少し離れた保育園などを第一希望に持ってくるのか等の戦略が立てれます。点数が高い場合は、無策で好きな保育園を選ぶことが出来ますが、そうでない場合は、無策だと危険です。
ここで、もう一点注意があります。
復帰後の勤務時間ですが、雇用契約で9時から18時となっていても、復帰後時短勤務を取得し、例えば9時から17時勤務になる場合どちらの勤務時間で計算されるのか
しっかり市役所に確認してください。
地域によっては9時から18時の8時間勤務とみなすところと、9時から17時勤務の7時間勤務とみなすところがあります。
この1時間の差は本当に大きいです!!
もし、時短勤務で計算される地域は、復帰後に時短勤務に変更可能か職場に確認し、もし変更可能であれば、復帰後に時短勤務に切り替えてください。
入園してしまえば、途中で時短勤務に変わったとしても、市の定める勤務時間であれば退園させられることはないと思います。
8時間勤務で仕事復帰したけど、やっぱり子育てと仕事の両立は負担が大きいので、途中から時短勤務に変更される方も多いので、ズルしてるかも、と思わず人事に確認してください。
点数がボーダーラインの方は認可外保育園も視野にいれてね
もし、点数がボーダーラインかもと思われたら、認可保育園だけでなく認可外保育園も視野に入れて欲しいです。
保活激戦区であれば、夫婦フルタイム勤務というのは標準なので、それだけでは厳しい場合も多いです。フルタイム勤務プラスの加点が無い場合は、認可外保育園も検討しておくことを強くオススメします。
認可保育園に比べるとどうしても敷地が狭い、値段が高いなどネガティブなイメージを抱きがちですが、認可外保育園は認可保育園と比べるとベテランの先生が多かったりと良い事もありますので、是非、ご自身で信頼できる保育園か、信頼できる先生がいるか、子どもにとって過ごしやすい園かどうかは実際に通っている子どもたちを見る機会があれば観察してみてください。
夕方、お迎えの時間帯(17時から18時が多いかな)に近所に散歩のついでに、園の様子を見てみてもいいと思います。
お迎えの時間帯であれば、先生、保護者、通っている子ども関係者全てがみれますね^^
引越しを検討されている場合
もし、引越しを検討されている方は、待機児童の数だけでなく、保育料のチェックもオススメします。
認可保育園でも市によって本当に料金が違います!!
認可保育園は所得税に応じて保育料が決まってくるのは、どこも同じだと思うのですが、それに市独自で補助が出るんです。
私の住む地域では長女1歳のときは1ヶ月5万5000円でした。4歳差の長男は1歳のとき3万500円の半額の1万7500円です。同じ1歳児クラスなのに2万円も差があります。さらには第二子半額という補助があるので4万円近く違います。
長女5万5000円と、長男3万5000円の差は、所得が減ったという訳ではなく、市から出る補助金の額が変わったからです。
しかし、隣の市を見るともっと安く。
隣の市では子育てにとても力を入れていることもあり保育料が3万円を超すことはありません。電車で5駅ほどの距離のためそれを知ったときには引越しすればよかった・・・と本気で後悔しました(ただそこも保育園激戦区)。
1歳児から小学校入園まで保育園に通わせるとしたら、月1、2万の差はとても大きいですよね。月1、2万変われば年20万近く違います。それが5年間なので、100万です!!!そう考えると凄い金額ですよね。
ただし!!!!!!!
保育園料だけを見て、簡単に引っ越しを決めないでください。
東京都等の場合は、保育園の加算事項に、「居住年数」という項目があるようなんです!!つまり、その地域に長く住んでいる人が有利で、引っ越して来たばかりの人は保育園に入れるハードルがグググッと高くなるのです。つまり、そいうった地域では、昔から居住している人(都内だと産まれてからずーっとそこに住んでいるという人も少なくないですよね)には手厚く、新参者には冷たいということになります。
こういったネガティブなことは、あまり大きく書かれていないので、注意する必要がありますね。軽い気持ちで引っ越すと地獄を見そうです・・・。東京都でも区によって、居住年数を見る区と、見ない区があるので、もし引っ越しを検討している場合は、しっかり確認することが必要ですね^^
まとめ
では、最後に妊娠中にできる保活として
- 地域の待機児童数をチェック!!
- 夫婦の点数を確認!!
- 点数がボーダーラインの方は認可外保育園も視野にいれる
がオススメとお伝えしました。
そして、引っ越しを検討される場合には
- 保育園料を確認
- 認可保育園の加算事項に「居住年数」があるか確認
ということを、お伝えしました。
理想は、全ての働くママが、安心して信頼できる保育園に自分の子どもを預けることができれば良いのですが、今はまだ難しい状況なので、しっかり戦略を立つつ、自分の地域だけでなく近隣の市などと比べて、ご自身にあった子育て環境を妊娠中からもイメージしておくと、その後も慌てずに、落ち着いて育休を過ごすことができるかなと思います。