2019年4月10日に、Bsize(ビーサイズ)がGPSBotの新機能として、子どもの行動範囲をAIが学習し、いつもの行動範囲から外れたときに、自動で親のスマホにPUSH通知で知らせする機能をリリースしました。
そういえば、何日か前にそういう通知来ていました。
普段見ない通知でしたので、気になってスマホの画面キャプチャをとっていたので、サービス開始前と、開始後で何か変わったのか?を紹介したいと思います。
目次
行動範囲を学習する期間はどのくらい?
5月30日、私のもとに、GPSBotから見たことのないPUSH通知がきました。
表示されたメッセージは「BoT ID:●●●の行動範囲を学習しました」。
我が家がGPS Botを購入したのは、去年の9月。それから8ヵ月が経ちますが始めて見るメッセージでした。
そのときは、単なる位置情報の微修正??としか思っておりませんでした。
その理由は、これまでにもGPSBotは不具合を起こすことが何度かあったため、GPSの調整が入ったのかな?と、深く考えていませんでした。
きっと、その時の通知が、新機能として追加された「子どもの行動範囲をAIが学習し把握できた」ということだったんだと思います。
4月10日サービス開始から約50日後です。日々の行動範囲を学習するのに1ヵ月半以上かかったことになります。
確かに、AIの学習機能なのでデータの蓄積をしたうえで子どもの行動範囲を推測すると思うので、ある程度の日数は必要になるとは思うので、これくらいかかってしまうのは仕方がないのでしょうかね。
今回は、もしかしたらサービス開始直後のために時間がかかったのかもしれません。
しかし、これからGPS Botを購入して子どもに持たせたいとお考えの場合は、使用開始から1ヵ月前後は「AIが子どもの行動範囲を学習している期間」と考えておくといいですね。
AIが学習した我が子の行動範囲
肝心のAIが学習したわが子の行動範囲ですが、以下のように指定されました。
外側の大きな円が行動範囲として指定された範囲です。
小さい円は以前、手動で設定した通知スポットです。
通知スポットについては、以下の記事を読んでくださいね。
リンク
我が家の場合、子どもGPS Botを持ち歩くのは、自宅から小学校までの行き帰りと、週2回の習い事のときだけです。習い事も一度自宅に帰宅してから向かうことも多いため、GPSBotを持っていかないことも多いです。
つまり、ほぼ、9割以上は毎日同じルートで学校に行き、自宅に帰ってきます。学校から自宅までの距離は徒歩10分程度です。
画像でいうところの中央の小さい丸が学校の場所になり、下の丸が自宅や習い事の教室で通知スポットとして設定しています。そこで、わが子の歩行ルートを重ねてみます。
画像を見てわかると思いますが、わが子の場合、かなり限定されたルートしか歩くことはありません。下校も近所の友達と帰ってきますが、寄り道はしません(移動経路は毎日確認しています)。
AIが行動範囲と指定した学校より上の地域には、100%行くことはありえません。
確かに、車による連れ去りが発生した場合は確実に、行動範囲外に出ることになると思います。しかし、逆に言えば、この行動範囲内であれば、普段の帰宅ルートを外れても通知がくることはないということです。
そうなると、この「行動範囲から離れると自動通知」というサービスが有益なものかどうか微妙です。
だって、行動範囲は学校を中心に形成されているようなで、半径1.5キロほどの範囲です。
ちょっと、行動範囲大きすぎる気もしますし、100%行ったことがない場所は行動範囲から外してもらいたいというのが本音です。
もしくは、AIが行動範囲を学習した後に、手動で微調整ができるようにするとか。そういうサービスも欲しいですね。
ちなみに、指定された行動範囲から外れた場合は以下のようなPUSH通知が来ます。
手動で行動範囲を設定・修正することはできるのか?
AIによる行動範囲が自動設定されてしまったので、手動で修正する方法がないか調べてみました。
そしたら、見つけました!!!!!
手動で行動範囲を設定・修正する方法
手動で行動範囲を修正する場合は、
まず、「通知設定」→「行動範囲 編集」を選択します。
そうすると、以下のようなメッセいーじが表示されました。
やはり行動範囲を学習する期間として初回は1ヵ月と書かれています。
「次へ」と選択すると、現在の行動範囲が調整できる画面になります。
行動範囲の調整は「ふつう」「やや広め」「広め」の3段階です。
デフォルトは「ふつう」のようです。
これが「やや広め」。半径2キロほどの範囲です。
だいぶ広い範囲になりました。
これが「広め」。半径2.5キロほどの範囲です。
もうこれぐらいの距離を子ども一人で行動するとしたら、小学校高学年か中学生だと思います。
変更を行い「OK」を押すと、「成功しました」と表示されます。
設定をいじる前に「広い」と感じていた範囲は、実は設定上は「ふつう」だったということが分かりました。
他のご家庭や地域では、子ども一人でこんな広い範囲を移動することがあるんでしょうか?
わが子やその周辺をみると、子ども一人でそこまで広い範囲を移動する子は聞いたことが無いため、「ふつう」でも広く感じてしまったのですが、他の地域では車やバス移動を想定されているのでしょうかね?
少なくとも首都圏では、ここまで広範囲に子どもだけで移動することは無いと思います。
そして、行動範囲も円形状に範囲を設定するのではなく、せっかく1ヵ月も学習期間があるのであれば、もう少し個別に対応できるように改良して欲しいですね。
まとめ
GPS Botの「AIの行動範囲から離れると自動通知」というサービスは、我が家がGPS Botを購入した当初からホームページでサービス配信予定とされておりました。
サービス掲載から、実サービス開始まで少し時間はかかったかもしれませんが、GPS Botは日々進化していると実感しました。
これまでにも様々な不具合があり、このまま使い続けていいのだろうか?と不安に感じることがあるのも事実です。
しかし、月500円未満で子どもの位置情報を把握できるのは、親としても安心ですし、万が一のことを考えると、最低限の情報は確保しておきたいという気持ちもあります。
以前にも検証しましたが、GPS Botは車や自転車内でも位置情報の取得が可能です。
なので今後も、様々なサービスを追加し、精度もますます向上すると期待して、しばらくは継続して利用を続けたいと思います。