先日、長男が転んで目の近くを怪我してしまいました。目の周りが青く腫れたため、念のため眼科で見てもらうことにしました。
そこで初めて、長男の弱視が見つかったのです。3歳9か月のときです。
弱視の治療法は、早い段階から眼鏡を着用することが大事だと言われたため、眼鏡を作ることになりました。
寝るときと、お風呂以外は外してはいけないため当然、保育園でも着用することになりました。
自宅で過ごすときには、親が見てあげられますが保育園という集団生活の中で慣れない眼鏡着用になるということで、不安はあります。
中でも眼鏡の破損、怪我、友達とのトラブルなどが心配ですよね。
長男の担任の先生も「怪我は心配ですね」と、眼鏡と着用していることで起こる怪我を1番心配しておりました。
そこで、眼鏡の破損や怪我などのトラブル回避方法を紹介します。
目次
3歳児の眼鏡デビュー 保育園には何という?
長男が通っている保育園は、認可保育園で1クラス13人。年少クラスです。
今は小学生になった長女も通っていたため、これまでにも眼鏡を着用した子は何人かいましたので、眼鏡着用に関しては理解があるだろうなとは想像していました。
しかし、急に眼鏡で登園すると先生やお友達もビックリしてしまうと思ったので、眼科で診断を受けた翌日、保育園の担任の先生には、
- 弱視と診断されたこと
- 翌週から保育園でも眼鏡を着用すること
- 眼鏡はお昼寝のとき以外は外さないこと
- クラスのお友達も戸惑わないように配慮してほしいこと
などを連絡ノートに記載してお渡ししました。
夕方のお迎えのときにも担任の先生とお話しすることができたので、改めて「よろしくお願いいたします。」とお伝えしました。
私自身、高校時代に視力が0.8になり、その後徐々に低下し、社会人になって毎日6時間以上パソコンを使うようになってからは視力は0.03にもなり、今では眼鏡とコンタクトがないと生活できないほどです。
なので眼鏡の大切さも分かっていますが、それと同時に眼鏡の煩わしさも分かります。大人の私ですら、眼鏡って不便だなと感じているので、3歳の長男が眼鏡に慣れるまでは、保育園でも外したがることがあるでしょうし、思わぬトラブルに合うこともあると思います。
特に最初は眼鏡をかけたからといって、すぐに物がよく見えるようになる訳ではないと言われているので、少しづつ良くなっていくと子供自身が眼鏡の方がよく見えると実感できるようになる。とのことでしたので、最初はストレス以外の何物でもないはずです。
保育園にいる間は担任の先生を含め、周りの先生方のサポートが必要となりますので、快く受け入れてもらえる環境はとても心強いです。
保育園側が快く受け入れてくれるかどうかというのは、とても重要な部分だと思います。
なぜなら他の園児も先生の言動を受けて、その子への接し方に影響が出ると思います。
もし保育園でこれまで眼鏡をかけた子がいなかった等があれば、担任の先生と事前にしっかり話し合いをし、
- 弱視というのは矯正視力が1.0以下ということ
- 弱視の治療は眼鏡を着用すること
- 眼鏡着用は早ければ早いほど良い
- 遅すぎると効果で出にくい可能性があること
といった眼鏡への理解を共有してくださいね。
私も、子供が弱視と言われ詳しく調べるまでは、「細かいものを見るときだけ眼鏡をかければいいんじゃない?運動するとき等はっきり見えなくても支障がない場合は眼鏡かけなくてもいいのでは?」
と間違った考え方をしていましたが、弱視の眼鏡と、近視の眼鏡は全く別物のようです。
眼鏡着用時間が短いと治療に時間がかかり、思うように成果がでにくい等あるようなので、保育園でも『眼鏡を外すのはお昼寝とプールのときだけ』と協力をお願いしてくださいね。
しかし、いくら保育園側で受け入れてもらえても、予期せぬトラブルになることも考えられますよね。
眼鏡の破損や怪我などのトラブル回避方法
眼鏡の破損や、眼鏡をかけていることで起こる怪我、友達とのトラブルと回避方法について紹介します。
まず、眼鏡を着用することで想定されるのは
- クラスの子が眼鏡を触りたがる
- クラスの子に眼鏡をからかわれた
- 子供が自分で眼鏡を外し、レンズが傷ついた
- 友達とぶつかった瞬間眼鏡が落ちてフレームが曲がった
- 友達の手が眼鏡に当たって、その眼鏡が顔を傷つけた
といったことです。
クラスの子が眼鏡を触りたがる
クラスの子の中には、好奇心旺盛な子もいます。自分が眼鏡をしていないので、眼鏡というのがどういうもので、どう扱っていいのかが分かりません。
「大事なもので壊れやすいから、乱暴に扱ったり傷つくようなことをしちゃだめ」
と説明しても、眼鏡とおままごとの人形の扱い方を区別することは難しいと思います。
なので長男には、
- 眼鏡は他の子に触らせない
- 眼鏡は自分では外さないこと
- もし眼鏡が外れてしまったら、先生にかけてもらうこと
- お昼寝で眼鏡を外すときは必ず眼鏡ケースに入れて先生に保管してもらうこと
- 眼鏡が汚れたときも先生に伝えること
などを約束させています。とにかく他の子の手に触れる機会を無くすことが大事だと思います。
長男の眼鏡は1年間保証があり、眼鏡レンズの交換や、フレームの修理などは無料で行ってくれますが、無料とは言っても自宅まで来てやってくれるわけではないので、修理に出す手間を考えると、他の子に触らせないというルールは徹底した方がいいです。
もし、しつこく「触りたい」と言ってくる子がいれば先生に言うんだよ。ということも伝えています。
クラスの子に眼鏡をからかわれた
前日まで眼鏡をしていなかった子が突然、眼鏡で登園してくることになるので、クラスの子は戸惑うこともあると思います。
友達の中には「変なのー」「似合わない」「おかしい」と思ったことをそのまま口に出してしまう子もいるでしょう。
長女が保育園年中だったころ、我が家の長男と同じように弱視と診断され、眼鏡を着用してくることになった女の子がいました。
担任の先生も事前に眼鏡着用のことを知っており、クラスの子にも簡単な説明があったそうです。なので、その女の子が教室に入ってきた瞬間

うわー。眼鏡、かわいいね。似合ってる!!!!
と満面の笑みで迎えてくれたようです。
担任の先生の反応につられて、他の子も「眼鏡かわいい」「いい色だね」と、ポジティブな言葉を女の子にかけ、マイナスな言葉をいう子はいなかったと聞きました。
むしろ、その反応を見ていた我が家の長女は「眼鏡うらやましい」「眼鏡ほしい」と言っていたほどです。
それに私が子供だった頃に比べると、眼鏡を着用している子とっても増えた印象です。小学校でも、5人に1人ぐらいの割合で眼鏡をかけています。
親が眼鏡のご家庭もあるし、上の兄弟、姉妹が眼鏡というご家庭もたくさんいらっしゃるので、眼鏡が「暗い」「悪い」といった印象は減ってきていると思います。
でも、もし眼鏡をからかう子がいたら、迷わず先生に相談してくださいね。
子供が自分で眼鏡を外し、レンズが傷ついた
眼鏡って、普段生活しているだけでもレンズに汚れがつくし、汗をかくと邪魔だし、湯気で曇るし「眼鏡外したい!」って思うこと多いですよね。
ちょっとした汚れを自分で拭こうとして、逆にレンズに傷をつけたという話もよく聞きます。
レンズに傷がつくと物が見にくくなるし、最悪の場合レンズ交換となってしまいます。
なので、たとえ自分の眼鏡であっても「眼鏡は自分で外さない」ことが大事だと思います。レンズが汚れた場合も、決して自分で拭かないように伝えておきましょう。
また、常に担任の先生がいてくれる訳ではないので、補佐で入ってくれた先生にも子供自身で「眼鏡を外して拭いてください」とお願いできればベストですね。
友達とぶつかった瞬間眼鏡が落ちてフレームが曲がった
フレームが曲がるケースは1番多いと思います。
長男の眼鏡はトマトグラッシーズにお願いしたのですが、
- フレームに弾力性がある
- ノーズパットが鼻の屈曲にフィットし、メガネが安定する
- テンプル長さが調節できる
- 鼻の高さに合わせてフィッティング
- 超軽量!フレームの重さは7~8gと軽量
- 先セルの屈曲が耳の形状にフィット
- 専用バンドが付属し激しい運動でもずれ落ちない
といった特徴があります。
トマトグラッシーズ公式サイト
しかし、動きが予測不能な3歳男子。決して油断はできません。
長女が年長になったころ、先ほどの女の子とは別の男の子が弱視のため眼鏡をかけるようになりました。
特別活発、特別乱暴という子ではなかったのですが、クラスの子と喧嘩になったときに自分で眼鏡を床に投げ捨ててしまったということがありました。
喧嘩の理由は眼鏡とは全く関係なかったのにです。
また会社の先輩のお子さんは、友達にぶつかられた瞬間に眼鏡が落ちて、横のフレームが外れてしまったと言っていました。
私も、洋服を着替えるときに眼鏡を外すのを忘れて、眼鏡が引っかかって床に落ちたという経験があります。
長男の眼鏡を作るときにも「子どもの眼鏡はフレームが曲がってしまうことが多い」と教えてくれました。
それだけ、子供が扱うには眼鏡は繊細ということなんでしょうね。
あまりに頻繁にフレームが歪むようであれば困りますが、多少の歪みは大目に見てあげることも大事だと思います。
友達の手が眼鏡に当たって、その眼鏡が顔を傷つけた
眼鏡が顔に当たって顔を傷つけるということもあります。
長男は今、戦いごっこが大好きで、いつも見えない敵を想像して戦っています。保育園では激しい戦いごっこは禁止されていますが、戦いごっこに似た遊びは常にしているようです。
また、ボールプールで遊んだり、床に寝ころびながら遊んだり、追いかけっこをしたりと怪我をする可能性は常にあります。
遊びではなくとも、友達が何気なく伸ばした手が長男の顔に当たることも考えられます。
先ほどの長女同学年の男の子は、友達の手が眼鏡に当たってしまい、フレームで目の横を傷つける怪我がありました。
他にも、外でボール遊びをしていたときにボールをキャッチし損ねて顔面にボールが当たったこともあると教えてくれました。
眼鏡がなければ、ちょっと顔を横にむければ回避できる怪我でも、眼鏡をかけていることで怪我が大きくなることはありますね。
外遊びのときには、専用バンドを付けてズレない工夫をするなどの対策が必要ですね。
まとめ
子供の弱視を治すには、眼鏡の着用が必要ですね。
しかし、まだ未就学児の保育園に通う子が自分で眼鏡を管理することはできません。眼鏡で登園することになったら、まずは担任の先生に眼鏡の必要性をしっかり説明し、眼鏡を着用しての保育園生活をサポートしてもらえるようにお願いしましょう。
そして、子供自身と話し合って、眼鏡の扱い方、眼鏡の仕組み、保育園でのルールなどを事前に話し合うようにしましょう。
最初からすべてを理解するのは難しいと思いますが、何度も何度も伝えてあげるのが大事ですね。
万が一破損してしまうことも考えて保証がしっかりした眼鏡を作るのをおすすめします。今は補助が最大3万8461円出るので、家計の負担は少なく済みます。
また、眼鏡は多少お金がかかっても直せば見えるようになりますが、目は今育てなければ見えるようにはならないので、親子ともに根気が必要だと思いますので、眼鏡が子供のストレスにならず少しでも生活のプラスになると前向きに取り組む気持ちが大切だと思います。
我が家の長男の眼鏡っ子生活も始まったばかり、これから大変なこともあるかもしれませんが、親子で悩みながらも諦めずに進んでいきたいと思います。