現役PGママが子どもにテクノロジア魔法学校をオススメしない理由

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先日、近所のショッピングモールでテクノロジア魔法学校の無料体験イベントが2日間に渡って開催されていました。

2020年から小学校でもプログラミングが必修となることもあって、体験会は1回20人の定員が全て埋まるほどの大盛況の様子でした。

私自身職業がプログラマーということと、我が家にも小学1年の娘がいるため、ちょっと体験会に参加してきました。

将来は大学の受験科目にもプログラミングが加わるのでは、との意見もあるので興味を持っている人も多いと思います。

なので、実際に体験会に参加してみて気づいた、テクノロジア魔法学校の欠点をお伝えしたいと思います。

テクノロジア魔法学校とは?


名称 テクノロジア魔法学校
概要 ディズニーの世界を楽しみながら、初心者でもプログラミングを学べるオンライン学習教材です。

「アナと雪の女王」「ベイマックス」「白雪姫」「アラジン」など10以上の名作が登場し、ストーリーを進めながら課題に挑戦し、プログラミングスキルを磨くというものです。

使用言語 JavaScript, html, css, Processing, Shader
コース メディアアート, ゲーム制作, Webデザイン
学習時間 基礎編40時間と応用編60時間の計100時間
価格 年間138,240 園

申し込みをすると、魔法書のような分厚い本が送られてくるようですが、実際の学習はオンラインで行うため、テキストといった紙の教材はありません。レッスンをクリアするごとにポストカードが送られてきます。


コースはメディアアート, ゲーム制作, Webデザインの3つに分かれていますが、どれか1つだけ受講するというわけではなく3つとも受講できます。

使用言語もJavaScript, html, css, Processing, Shaderですが、課題に応じて全ての言語を学ぶことが出来ます。

基礎編40時間と応用編60時間なので、1日1時間取り組むと100日で完了してしまいますが、体験会に参加した印象では、まったくの初心者が全てを100時間で完了することは無いと思います

体験会でやったこと



体験会では、

ディズニー映画『ラプンツェル』の中に出てくるランタンが空に浮かんでいく素敵なシーンを実際にプログラミングを使って再現してみよう

というものでした。

映画『ラプンツェル』見たことありますか?主人公ラプンツェルが、何故か毎年自分の誕生日に町からランタンが上がるのを不思議に感じながら幼いとき塔の中から見続け、いつか自分の目でその景色を見たいと願い、ついにその夢が叶う

という、とても印象的なシーンですよね。

そのランタンをプログラミングで作成するためには

1.ひとつの円を作る
2.複数円を作る
3.ランダムに生成する
4.上に移動させる
5.景を変更する
6.円をランダムに動かす

という6つの工程が必要になり、その一つ一つを体験者が作っていきました。

円を作成するときに使用するのが、processingのellipse関数です。

ellipse(横, 縦, 大きさ)

で指定します。

ellipseの意味は楕円で、横, 縦というは座標です。数学で習ったxで横を表し、yで縦を表すのと同じです。画面の左上を起点に座標を指定し、そこに円を描きます。

processing(プロセッシング)は、円や四角、三角といった図形を描くのが得意が言語です。学習が進むと3D図形も描けるようになります。

実は私、5年前に独学でprocessing学習したことあるんですよね。当時はまだ日本でも書籍が売られ始めたばかりでした。

体験会では、文字のコピペの練習をしてすぐに、ellipseを使って円を表示させていましたが、参加者は低学年の子が多かったこともあり、コピペの段階から悪戦苦闘している様子でした。

スタップが一つのテーブルに必ず一人はいるので、丁寧にサポートに入り手取り足取り手助けしていました。

最初は何も表示されていない画面に、円が表示され、座標や大きさの数字を変更することで、円の位置やサイズが変更されると、みんな嬉しそうにしていました。

体験会ということもあってか、難しいコードの説明はなくただ言われたものを入力したり、コピペしたりするだけで、あっと言う間に完成しました。

実際に、パソコンに向かって作業をしていたのは30分ほどだったと思います。

テクノロジア魔法学校をおすすめしない理由

体験会はとても興味深いものでしたが、私は自分の子どもにはテクノロジア魔法学校私は必要ないなと判断しました。

その理由は、

子どもにすすめない理由

  • 鉛筆と紙を使った学習方法は有効
  • 受動的に学ぶのではなく、能動的に学ぶ
  • 高額過ぎる
  • テクノロジア魔法学校で学べるJavaScript, html, css, Processing, ShaderのうちShader以外はどんな言語なのか実際に使用したことがあります。中でも、JavaScript, html, cssというのは、Web画面作成に携わったことのある人ならマストの言語だと思います。

    書店に行けば、何十冊という専門書が売られており、Web上でもサンプルとなるコードを探すことができます。

    つまり、高額な受講量を払わずとも習得できる言語なのです。

    それなのに、いくらディズニーの映画の世界観に触れられるといっても年間10万円以上はとても勿体無いです。

    テクノロジア魔法学校をすすめる5つの条件


    私がもしテクノロジア魔法学校をすすめるとしたら、

    • パソコン操作に慣れている
    • 簡単な英単語ができる
    • 自分で書籍を読んだことがある
    • 初心者レベルのHTMLの知識がある
    • 毎日取り組む時間がある

    まずはパソコン操作に慣れていて、キーボード入力が自然に出来ることは必須です。日本語の入力もでき、英単語の読み書きが出来るレベルは必要です。

    プログラミング学習は、語学学習と近いものがあります

    国語や英語の知識は必要です。

    また、いきなりテクノロジア魔法学校をスタートさせるよりも、事前に自分で書店に足を運び専門書に目を通すことを強くオススメします。

    専門書の内容が理解できればベストですが、一度目を通し全体像を把握するだけでもイメージは違うと思います。

    HTMLはとても簡単で、無料で勉強できるので簡単なタグの種類や、役割を事前に理解しておくだけでも違うと思います。

    とにかく、テクノロジア魔法学校は年間10万円以上もするので、初歩的な最初の出だしで時間を取られるのだけは避けたほうがいいです。

    そして最も難しいく大切なのが、毎日取り組む時間があるかということです。

    先程もいいましたがプログラミング学習は、語学学習と同様です。

    学校で国語や英語の授業がほぼ毎日あるように、プログラミング学習もほぼ毎日やらないと忘れてしまいます

    私も、仕事で新しい言語の学習をするときには必ずまとまった時間が取れるかを事前に確認しながら勉強するようにしています。そうでないと、頭で理解できてもそれを実践に活かせません。

    結局、実践で役に立たないということは、中途半端にしか理解していないということです。

    プログラミング学習は、

    1.知識をつける
    2.実践で試してみる
    3.不具合を見つける
    4.違う方法を試してみる

    ということの繰り返しです。一度勉強しただけで、英語は話せるようにならないのと同じで、何度も何度も繰り返す必要があるのです。上達するにはトライアンドエラーしかありません。

    テクノロジア魔法学校は世界観がディズニーなので、キラキラと楽しそうに学習ができるようになっているとは思いますが、実際のプログラミングの世界は、地味で忍耐力が必要とされれるのです。

    ただその分、完成したときの達成感は大きいです。

    なので、短期集中的に学習できる環境がある人で、月1万円以上払っても良いと思える人でなければ止めておくことをオススメします。

    つまり、テクノロジア魔法学校は大学生や社会人に向いているということです。

    体験会でも話がありましたが、今の現役学生はプログラミング教育が始まり、プログラミングの知識を付けて社会人となります。

    10年後、そうした新社会人と共に仕事をする可能性が高い私達は、学校といった環境ではなく個人でプログラミングの知識を身に着けなければいけません。

    テクノロジア魔法学校よりも格安でできるプログラミング学習方法

    小学生であれば『 ScratchJr 』が有名ですよね。

    絵を書くのが好きな子であれば『 viscuit 』も楽しいです。どちらもダブレット一つで操作できますし、日本語に対応しています。

    viscuitは我が家の3歳の長男でも、何度か使い方を教えてあげるだけで遊び感覚で触れています。

    ScratchJrもviscuitも無料です。

    ゲームやブロック遊びが好きな子には『 マインクラフト 』でも良いと思います。スマホ版であれば820円から利用できます。

    ただ、ずっとスマホやタブレット、PCの画面ばかりを見せるのは心配ですよね。

    そんなときには、ラズベリーパイ(Raspberry Pi)マイクロビット(micro:bit)がオススメです。

    どちらも触ったことがあるのですが、ラズベリーパイ(Raspberry Pi)は小学校高学年向け、マイクロビット(micro:bit)は小学校低学年向けだと思います。

    価格はラズベリーパイが5千円前後で、micro:bitは2千円前後です。どちらもPCの小型マザーボードといったイメージです。

    電池をつかって光を点灯させたり、スイッチを作ったり、物を動かしたりといったことができます。

    ラズベリーパイは初期設定の必要があったり、パイソン(Python)という言語を使うこともあるため高学年向きと思えました。

    ラズベリーパイであれば、マインクラフトのクリエイティブモードが内蔵されているので、どちらも興味があるよという場合には、オススメですね。

    面倒な初期設定は無しで、最初は簡単なものをという場合はマイクロビットがオススメです。

    我が家もマイクロビットは我が家の小学1年の長女の春休みに触らせてみようと、購入しました。

    まとめ

    テクノロジア魔法学校だけに限りませんが、最初は特定のプログラミング言語からスタートし、徐々に他の言語も学習していくという意味での、きっかけには良いかも知れません。

    プログラミング言語は毎年新しい言語が産まれ、流行り廃りも早いです。

    今はメジャーな言語でも、5年後、10年後にはマイナーな言語となっている可能性は十分にあります。

    だから、一つの言語だけを学ぶよりも複数も言語に応用できる、ロジックやアルゴリズムなどをしっかり理解する方が将来的に大切だと思います。

    そして、何よりも失敗を恐れずに新しいものを取り入れる勇気と、より素晴らしいものを作りたいを思う向上心は、プログラミングに限らず大切なことだと思うので、そういったものが得られる環境であれば、楽しくプログラミング学習ができると思います。

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