私には昨年小学生になった長女と保育園2歳児クラスに通う長男の2人子どもがいます。
現在私は、月曜から金曜日まで都内の会社で働いているため、長女も長男も0歳児から保育園に通っています。
ママ友の多くは、実家に子育てを手伝ってもらったりしていますが、我が家は私の実家が飛行機で2時間かかる場所にあることと、旦那の父親は他界しており母親は高齢のため、どちらも会うのは年に数回程度です。
そのため日々の子育ては全て夫婦のみで行っています。
目次
共働き実家が遠い、頼れないときの4つの解決法
実家が遠くて頼れなくとも共働きが可能か?
はい可能です。
ただ、4つの条件が必要です
- 理解ある職場
- 旦那の協力
- 親が健康であること
- ファミサポを利用する
条件1つめ、理解ある職場
子どもというのは突然熱を出します。特にまだ幼いうちは頻繁に風邪をひきます。
長男が生後9ヶ月で保育園0歳児クラスに入園した年、私は年間40日会社を休みました。
1ヶ月あたり3日は必ず休んでいた計算ですね。
保育園には37.5度を超えると保育園を休ませる。登園したあとは呼び出されるという決まりがあります。37.5度の壁ですね。
長男は平熱が高く普段から37.1度。夏の寝起きの検温だと37.3度もざら。
なので、仕事中も何度も保育園からお迎えの要請がはいりました。でも、お迎えに行くと元気に遊んでいて、帰宅後に熱を測ると36.8度などということも多かったです。
平熱が高いことは先生たちも知っているので、次第に「たぶん大丈夫だとは思いますが、念のため自宅で様子をみてください」と言われるようになりました。
そうなんです。毎回熱ではないけど、熱の場合もあるんですよね。そこの見極めが難しく、朝も37.2度で大丈夫と思って連れて行っても、10時ごろに「熱を計ったら38度です」と連絡がくることもありました。
大人でしたら、最近疲れているな、ちょっとだるいなという自覚があって熱を計ってみたら熱があったという場合が多いと思いますが、子どもの場合は元気そうに見えても実は熱があるということや、急に熱が上がることがあるので予測できないんですよね。
親としても、子どもがいつ発熱するか分からないため、職場ではいつ保育園から呼び出しがきても仕事の引き継ぎができるようにしておく必要があったことと、初めて一緒に仕事をする人には必ず急な早退がある場合があることは事前にしっかりと伝えていました。
幸い上司も共働きで、我が家の長女より2歳年上の女の子を子育て中でしたので育児に関する相談や情報を交換するなどと、とても理解があったので、実家の助けなく子育てをしている私を応援してくれていたのは、私にとって心強かったです。
条件2つめ、旦那の協力
共働きを続けて7年。今でこそ夫婦で協力しながら子育てをしていますが、長女が産まれたばかりのときは、ほぼ私のワンオペ育児。
旦那の帰宅は毎日23時で朝は7時20分には家をでていました。
最初のうちは私が朝保育園につれていき、お迎えもしていたのですが、常に私と一緒にいることが長女の中で当たり前になってしまったようで、週末も私と長女は1セット、それに旦那がくっついてくるという状況でした。
成長につれて次第に重くなる長女を毎日抱っこし、子育て、家事、仕事を行うことは本当に大変でした。
そういった状況が次第に変わっていったきっかけは、長男の誕生です。そのとき長女は4歳になろうとしていました。
長男を妊娠する前のことです。
旦那「自分は一人っ子だったから。兄弟っていいなと思う」
私「でも私は長女の子育てで疲れ切っている。2人目も同じなら子どもは一人で良い」
旦那「俺も出来ることは協力する」
私「出来ることだけ協力するのでは今と変わらない。あなたが私と同じように全ての家事、育児をやるぐらいの気持ちがないなら無理」
旦那「わかった。やるよ」
という話し合いを何度もしました。
長男が産まれてからは、私が長男の面倒を見ているときは、旦那は長女と遊ぶ、私が長女と出かけるときは、旦那が長男と留守番。という常に子ども一人に対して、親が一人つくようにしていました。
なので、どちらか一方を見ているときに、もう一方は放ったらかしにならないように常に意識しました。
条件3つめ、親が健康であること
常に長女か長男の相手をする子育ては、1対1で面倒を見れるので1人で子どもを2人見るよりはラクではあります。しかし、簡単ではありません。
常に子どもの面倒を見ることには代わりはないので当然、自分の時間は一切ありません。そのため親が健康であることは大切で、親のどちらか一方が風邪をひいて寝込むだけで、もう一方の負担はとてつもなく増えます。
平日に発熱したときは最悪でした。38.5度の熱があるなか15分かけて歩いて保育園に子どもたちをお迎えにいき、夕食を食べさせ、お風呂に入れ、翌日の保育園準備をし、リビングで横になりながら子どもたちにDVDを見せる。就寝前には歯磨きをしてあげ、お布団に移動して絵本を読み、寝かしつけ。
休んでいたら下がるはずの熱も下がるはずはありません。これは子どもが1人でも、2人でも同じように大変です。
お仕事をされていないママも同じ状況かと思いますが、お仕事をされていないママが3日、4日も平日休めるのに対し、共働きである場合は、仕事もあるので1日も早く治すことが大事です。
つい先日も長女がインフルエンザになり高熱を出しました。その2日後看病していた私も高熱を出しましたが、熱の下がらない長女を連れて病院を受診することが困難だったため、私が病院を受診したのは発熱から3日後でした。発熱から48時間を過ぎていたため薬は処方されず、検査だけしてもらい長女と同じインフルエンザをいうことが分かりました。
自分が体調を崩したときに、子どもたちの面倒を見てくれる人がいないというのが、1番辛いことかもしれません。
なので、親自身の健康は本当に大切です。
条件4つめ、ファミサポを利用する
長男も里帰りすることなく出産したので、長女の保育園のお迎えはファミサポを利用していました。
本当は朝もファミサポを利用したかったのですが、時間が早すぎたため朝は旦那が出社を遅らせることで対応しました。
保育園を休ませることも考えましたが、長女が家にいても、産まれたばかりの長男を連れて出かけることはできないため、保育園に行ったほうが友達とも遊べていいだろうという判断もあって、保育園に行ってもらっていました。
ファミサポの申し込みをしたのは、妊娠7ヶ月のころです。申し込み後に面談などがありサポーターさんが決まりました。
サポーターさんになってくれたのは2歳の女の子を子育て中のママでした。長女はその女の子とすっかり仲良くなり、毎日楽しそうに保育園から帰ってくることができました。
ファミサポの利用は1時間700円。保育園から自宅までは徒歩15分だったのですが、必要経費と割り切って利用していました。
最初は、見ず知らずの人に長女のお迎えを頼むことに抵抗がありましたが、長女も懐いてくれたので結果的には良かったと思います。
実家が遠くとも頼っている人はいる
我が家は、私の実家が飛行機で2時間かかる場所にあることと、旦那の父親は他界しており母親は高齢であるために実家には頼れませんが、実家が遠くとも頼っているママ友はいます。
会社の同僚ですが、実家は新幹線で2時間かかる距離にあります。母親は働いていないため、インフルエンザや感染症など長期休むことが分かっている場合に、新幹線で来てもらい子どもの面倒をみてもらっていました。
しかも、旦那さんは海外赴任で日本にいません。
そのママ友は大学院まで進みましたが奨学金を利用していたため「何としても働いて返済しなければ」と話していました。
このように、実家が遠方でも母親が働いていない場合は、長期的に滞在してもらうことで実家に頼れることがあるんですね。
また、我が家の場合は長女が小学生となったことで夏休みができました。夏休みは1ヶ月半ととても長い休みなので、長女は一人で飛行機に乗り約2週間ほど私の実家で過ごしました。日常的には頼れなくとも、小学生になると子どもを実家で見てもらえるようになりました。
長女も旅行感覚で祖父母に会えたのが、とても嬉しかったようです。旅行気分で行けるというのは実家が遠い場合のメリットでもありますね。
まとめ
一人っ子が多いです。
実家が遠くて頼れなくとも共働きを可能にする条件は
- 理解ある職場
- 旦那の協力
- 親が健康であること
- ファミサポを利用する
です。その中でも1番重要なのが「理解ある職場」で、次に「旦那の協力」です。旦那の協力はある方がいいけど、無くても何とかなるレベルです。
しかし、子どもを複数育てる場合は「旦那の協力」は必須です。ママひとりで子ども2人と仕事、家事をこなしているご家庭は見たことがありませんし、私も2人の子どもを育てながら働いている身としては、無理だそうなというのが率直な感想です。
我が家の場合、旦那が転職して自宅近くの職場となったことで、これまでの1時間半の通勤時間がなくなり、その分、家事と育児に使える時間が大幅に増えました。
相談すれば柔軟に対応してもらえると思える人が日ごろからいれば、「母親である自分が一人で何もかもしなくては」という気持ちから解放されるため、子育ての負担は大きく軽減されます。
職場の同僚、旦那、ファミサポ、シッター、ママ友などあらゆる環境に自分をサポートしてもらえる環境をつくっておくと、実家に頼れなくても夫婦だけで子育てすることができると思います。