子供が年長になって、卒園を意識するようになると「卒園アルバムどうするのかな?」と気になってきますよね。
毎年、同じ形式で作成する園もあれば、年度によってバラバラな園など様々だと思います。
我が家の長女は昨年度、保育園を卒園したのですが、長女が通っていた保育園では「卒園アルバムは希望する保護者が自分たちで作る」ということになっていました。
ちょっとビックリしたのですが、先輩ママの話を聞くと「保護者の有志が集まって卒園アルバムを作成する場合は多い」ということがわかりました。
何回かの話し合いを重ねた結果、長女たちは卒園アルバムを作成しないという結論に至りました。
なぜ卒園アルバムを作らないのか?
卒園アルバムを作成しないという結論に至った理由は
- 手間がかかる
- 費用が高い
- 園での写真販売がある
という3点です。
たった3つの理由だけで、卒園アルバムを作成しないのは・・・と思われるかもしれませんが、実際に卒園アルバムを作ろうと思ったら
- どんなタイプのアルバムにするのか?
- サイズはどうするのか?
- 何ページにするのか?
- どの業者に頼むのか?
- 材質はどうするのか?
- 写真は誰が提供するのか?
- 誰が構成を考えるのか?
- 写真の選定はどうするのか?
- 費用はいくらなのか?
- いつまでに注文しなければいけないのか?
- 不満が出た場合の対処法
- どんなスケジュールで作業を進めるのか?
ざっと、思い浮かんだだけでもこれだけ決めることがあるのです。しかも、どれも即断できそうにないものばかりで、もしアルバム作成係になったら毎日頭を悩ませること間違いないと容易に想像ができると思います。
そして、何よりもこれだけ手間暇をかけても作業は全てボランティアだし、係になればアルバム代が無料になるということでもありません。
これだけの作業量を、会社勤めしながら子育てをしているママができるとは到底思えませんよね。
そして、園での生活は普段の写真販売で購入済みというご家庭も多く「1度購入した写真を再度アルバムにまとめ無くても良いのでは?」という意見が多かったのです。そのため、大きなトラブルもなく「卒園アルバムは作成しない」ということが決定したのです。
卒園アルバムを作成しない他の理由
卒園アルバムに対する思いは各御家庭で様々だと思いますが、アルバム作成の手間や金額以外の理由で卒園アルバムを作成しない場合もあります。
- 子供の顔写真が外部に出る
- 見返す機会が少ない
- 園生活がいい思い出ではないこともある
保育園や幼稚園の場合、園の近辺に居住していることも多いと思います。そのため、防犯のことを心配して、不特定の人に子供の名前や顔写真が渡ることを嫌がるご家庭もあります。
また、卒園アルバムを作成しても1度見たきりで見返すことは少ないといったご家庭も少なくないと思います。
実際、私も幼稚園時代の卒園アルバムが実家にありますが、自分以外の子の顔を見ても誰一人思い出せませんし、そのアルバムを懐かしく見返した記憶もありません。
同じころの家族写真はとても懐かしく感じるのですが、卒園アルバムを見ても当時の記憶がほとんど無いため、見ても楽しいといった気持ちにもなれないんですよね。
そして、全ての園での生活、全ての行事が良い思い出となっているご家庭ばかりではないということもあると思います。
長女のクラスは子供も保護者もトラブル等なく、皆さん仲良く良好な関係を築けていましたが、学年によっては難しい保護者もいたりと、見ていても温度差を感じる方もいらっしゃいます。
様々がご家庭が、様々な理由で通われているため、毎日が笑顔で過ごせたわけではない場合、園での生活は、できれば振り返りたくない過去・・・となってしまうのかもしれません。
卒園アルバムの代わりに作成したもの
卒園アルバムは作成しませんでしたが、我が家にはそれまで購入してきた保育園時代の写真が数多くあったので、それを10枚ほどチョイスして壁に飾ってあげることにしました。
長女は2歳児クラスから今の保育園に通っているので、4年間の間に購入した写真の数は約600枚!!
運動会や発表会など親も参加した行事は自宅のカメラや、スマホでも撮影していたのでそれも合わせると1000枚以上は軽くあります。たぶん、我が家と同じようにPCに大量のデータとして写真が眠っているご家庭も多いはず。
それらの写真を2日ほどかけて選定して、長女の成長が分かるように階段の壁に飾ってあげました。
また、卒園式の集合写真は2L判で印刷したものを1枚もらったので、台紙に貼ってあげました。
保育園でも2月にお楽しみ会がありクラスの全員と担任の先生と集合写真を取り、その集合写真を貼った手作りの写真スタンドも自分たちで作成していたため、玄関に飾ってあげました。
自分が作成したフォトスタンドを見て長女はとても喜んでいました。
今はプリント技術の発展がすごいので、普通のL判でも大きくしてくれたり、高級な質感を出してくれたりと、いくらでも加工ができますよね^^
まとめ
卒園アルバムって卒園する子供たちが、大きくなったときや、保育園時代、幼稚園時代を懐かしく思ったときに振り返って見るものだと思います。
もし、保育園で普段から写真販売が無かったら卒園アルバムは作成された方が、思い出になると思います。
しかし、思い出を振り返る方法は卒園アルバムだけでは無いと思います。
1番スタンダードなのが卒園アルバムというだけで、1枚の集合写真でも、似顔絵でも、手作りのアルバムでも思い出を振り返ることは出来ると思います。
なので例え、卒園アルバムが無くても「卒園アルバムなくてかわいそう」「寂しい」という気持ちは心に閉まって、手元にある写真を壁に飾ってあげたり、ちょっとしたミニアルバムを手作りしてあげたりと心を込めたものを用意してあげると、子供も喜んでくれると思います^^