卒園式の謝辞の書き方は?絶対失敗しないポイントと例文

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昨年度、我が家の長女が4年間お世話になった保育園を卒園しました。長女は2歳児クラスから今の保育園に転園してきました。

そして、なんと我が家の旦那さんが卒園式の謝辞を保護者代表として任されたのです!!

もともと人前に立つのが苦手な旦那さん。しかし、大好きな長女のためにカッコイイ姿も見せたいと、忙しい仕事の合間を縫って、卒園式の謝辞を考えてくれました。

当日は、ちょっと緊張した面持ちでしたが、しっかりと大役を果たしておりました。

そんな経験なら、卒園式の謝辞の書き方、失敗しないポイントをお伝えしたいと思います。

それでは、最初に旦那さんが卒園式当日読んだ謝辞をご紹介します^^

卒園式の謝辞【全文公開】

卒園児保護者を代表し僭越ながらご挨拶申し上げます。

爽やかな風が頬をなでる、気持ちの良い気候になりました。

園前の桜も一際蕾を大きくし、卒園児達と共に花開く時を待ち望んでいるようです。

本日は、心温まる卒園式を催していただき、ご準備いただいた先生方に厚くお礼申し上げます。また、ご来賓の皆様におかれましても、日頃より子供たちのためにご尽力をいただき、誠にありがとうございます。

ばら組のみなさん、本日は卒園おめでとうございます。

〇〇先生や、園長先生はじめ、たくさんの先生方に見守られ、

今日無事にこの日を迎えることができました。

入園当初はまだまだ甘えん坊だった子供達でしたが、

あれから子供達は驚くほど成長をしました。

今年は年長さんとして保育園全体を盛り上げ、

お兄さんお姉さんとして下の子たちのお世話もしてくれるようになりました。

運動会では、鉄棒やマットなどの難しい運動にもそれぞれの力を出し一生懸命取り組み、

年長さんによるダンスでは大人でも難しいと思うダンスを披露してくれました。

先月の発表会でも、始まりの言葉、終わりの言葉をそれぞれしっかりとこなし、

劇では皆が協力し年長さんらしい素晴らしい劇になりました。

ピアニカでの「聖者の行進」の演奏も日々の練習の成果を余すところなく発揮できたと思います。

子供達の一生懸命な努力とその成果にとても感動しました。

それも導いてくれた先生方の熱心なご指導の賜物だと思います。

これから1年生になる子供たちは、これまで以上にたくさんの出会いがあって、

また成長するのだと思います。楽しみでもあり、少し寂しくもあります。

この保育園での楽しかった思い出と、頑張ってやり遂げた経験が、
これからの小学校生活のもとになると思います。

先生方、本当にありがとうございました。

最後になりますが、本日ご参列すべての皆様の今後のご活躍、ご健勝をお祈りし、私からのご挨拶とさせていただきます。

20XX年X月XX日 保護者代表 ●●●●

卒園式の謝辞の書き方のポイント

全体的な流れとしては

  • 1.先生や園に対しての感謝の気持ちを伝える
  • 2.入園してからの出来事などを、園らしい行事のことを入れながら話す
  • 3.園での生活を通して子どもたちが成長したことを伝える
  • 4.卒園する子どもたちを思ったときの気持ちと希望
  • 5.最後のお礼と感謝の言葉

といった構成でまとめると、文章も組み立てやすいし、聞いている人にとっても全体をイメージしやすいので、最低でもこの構成だけはしっかり抑えておくことをオススメします。

1.先生や園に対しての感謝の気持ちを伝える

卒園児保護者を代表し僭越ながらご挨拶申し上げます。

爽やかな風が頬をなでる、気持ちの良い気候になりました。

園前の桜も一際蕾を大きくし、卒園児達と共に花開く時を待ち望んでいるようです。

本日は、心温まる卒園式を催していただき、ご準備いただいた先生方に厚くお礼申し上げます。また、ご来賓の皆様におかれましても、日頃より子供たちのためにご尽力をいただき、誠にありがとうございます。

ばら組のみなさん、本日は卒園おめでとうございます。

〇〇先生や、園長先生はじめ、たくさんの先生方に見守られ、

今日無事にこの日を迎えることができました。

この冒頭部分では、季語による挨拶からスタートさせ、日頃の感謝と、無事に卒園式を迎えられたことへの感謝を伝えています。

最初の部分なので、当たり障りのない書き出しでいいと思います。オリジナリティを求める部分ではないので、例文通りか、ちょっと手を加える程度がオススメです。

2.入園してからの出来事などを、園らしい行事のことを入れながら話す

入園当初はまだまだ甘えん坊だった子供達でしたが、

あれから子供達は驚くほど成長をしました。

今年は年長さんとして保育園全体を盛り上げ、

お兄さんお姉さんとして下の子たちのお世話もしてくれるようになりました。

運動会では、鉄棒やマットなどの難しい運動にもそれぞれの力を出し一生懸命取り組み、

年長さんによるダンスでは大人でも難しいと思うダンスを披露してくれました。

先月の発表会でも、始まりの言葉、終わりの言葉をそれぞれしっかりとこなし、

劇では皆が協力し年長さんらしい素晴らしい劇になりました。

ピアニカでの「聖者の行進」の演奏も日々の練習の成果を余すところなく発揮できたと思います。

この部分が、1番オリジナリティを出しやすい部分だと思います。保育園での行事を中心に子どもたちの成長や、頑張ったこと、出来るようになったこと等を中心に話を組み立てるといいですね。

また、複数の出来事を話に組み込むときには、時系列の古いものから話すと良いです。

長女が通っていたのは保育園だったため、0歳児から入園した子、3歳児から入園した子、年度途中で入園した子など様々でした。そのため、年長クラスの行事にフォーカスを絞り文章を組み立てました。

結果的に年長クラスの行事に焦点を集中させたのは正解だったと思います。なぜなら、現在進行系で頑張っていることや、記憶として新しいために聞いている人にとっても思い出しやすかったと思います。

思い出が沢山あり、いろんなエピソードを盛り込んでみたくなる部分かと思いますが、取り上げる行事は多くとも3つまでが良いと思います。それ以上となってしまうと、やりすぎ感が出てしまいます。

3.行事を通して子どもたちが成長したことを伝える

子供達の一生懸命な努力とその成果にとても感動しました。

それも導いてくれた先生方の熱心なご指導の賜物だと思います。

先述した、これまでの行事に対する感想と、先生や園側への感謝の言葉をまとめるます。

ここでは、難しく考えずにシンプルに思ったことを素直に書き記すだけです。

4.卒園する子どもたちを思ったときの気持ちと希望

これから1年生になる子供たちは、これまで以上にたくさんの出会いがあって、

また成長するのだと思います。楽しみでもあり、少し寂しくもあります。

この保育園での楽しかった思い出と、頑張ってやり遂げた経験が、
これからの小学校生活のもとになると思います。

これから迎える小学校入学や、そのさきの希望に満ちた将来をイメージし文章をまとめました。

卒園式はこれまで一緒だった友達や、慣れ親しんだ園での生活との別れなど、寂しい思いもあるけれども、それでも新しいステップへと進む明るい未来への旅立ちとなることを意識するような言葉でまとめると良いと思います。

5.最後のお礼と感謝の言葉

先生方、本当にありがとうございました。

最後になりますが、本日ご参列すべての皆様の今後のご活躍、ご健勝をお祈りし、私からのご挨拶とさせていただきます。

最後にもう一度、先生と園への感謝の言葉を伝えます。

まとめ

卒園式と聞いてイメージする「別れ」「旅立ち」「感謝」といった言葉を意識しながら文章を組み立てると、失敗することなく謝辞を書くことができると思います。

当日も、緊張してしまうかもしれませんが「先生や園に対しての感謝の気持ちを伝える」という気持ちを強く持って、臨めば大丈夫だと思います。

また、書いているうちに言いたいことが溢れてきて長くなってしまうこともあると思います。しかし、全体で800字程度にまとめるのが良いです。長さで言うと3分から5分です。

さきほど紹介した例文も815文字です。当日聞いていたときも丁度いい長さだと感じたので、1000文字近くになると「長いな」と感じる人が出てくると思います。

それに、子供たちのことを考えると当日はゆっくり話すといいです。なので、普通に読むと3分。ゆっくり読んで4分超を目安に考えると良いですね。

大役を果たしたパパの姿は、長女にとっても新鮮だったようで「卒園式のパパ格好良かったよ」という嬉しい言葉に、「徹夜して文章考えてよかった」と安堵の表情を浮かべていました。

よかった。よかった。

これで、3年後。下の子の卒園式でも保護者代表の謝辞任されても大丈夫だね^^

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