子供を保育園に預けて共働きしていると、毎日が子育て、家事、仕事に追われて、自分の時間も無いのに疲れ果てて「もう限界!!」と感じることも多いですよね。
まるで出口の見えないトンネルのよう・・・
いったいいつまでこんな生活が続くのかと不安に感じることもあると思います。
私にも2人子供がいて、現在長女は小学1年生。長男は3歳で認可保育園2歳児クラスに通っています。2回の育休、2回の仕事復帰をしながら働きづづけている職場はもうすぐ勤続10年となります。
以前は悩みを相談する側でしたが、最近では下の子が通う保育園のママたちから子育てに関する悩みなどを相談される側に変わってきました。
そんな経験もあって、子供を保育園に預けている共働き家庭の「楽になる」時期をお伝えしたいと思います。
我が家は長女がまだ小1のため、中学受験とか、思春期の問題などは経験していないので、あくまでも、保育園時代から小学校低学年までを考えてみたいと思います。
目次
保育園 共働きいつから楽になる?
共働きの大変さは、ママの性格や、子供の性格、家庭環境、職場環境によって感じ方は人それぞれだと思いますが、1番は子供の月齢が大きく関係すると思います。
そういうことを考えると、やはり1番大変なのは子供が3歳になるまでです!!
保育園0歳児クラスのとき
我が家の長女は1歳の誕生日から認可外保育園の0歳児クラスに入園しました。年度途中の9月入園でした。長男は生後9ヶ月から認可保育園の0歳児クラスに入園しました。4月入園です。
なので長女は約半年、長男は丸1年0歳児クラスに在籍していたのですが、この時期で大変だったのは寝る時間の調整と、体調管理でした。
寝る時間というのは、まだ月齢が幼いために保育園から帰宅すると、夕食やお風呂を待たず寝てしまうことがあったのです。
保育園のお迎えが18時だと、帰宅して夕食を用意し、食べさせ、お風呂に入れるまで最低でも19時半までは起きていて欲しいのですが、保育園でいっぱい遊んできた日は夕食を食べている途中からウトウトしだし、お風呂に入れるころには眠すぎて不機嫌モードの大暴れ。
暴れる我が子を必死でなだめながらお風呂に入れ、急いで服を着せるのですが、自分の身体を拭く暇はないので、ほぼびしょ濡れの裸のまま長女の世話をするという、なんとも情けない姿で毎日を過ごしていました。
この寝る時間の調整って、本当に大事で、中途半端に18時台で寝られてしまうと、夜中に起きて授乳をねだられたりママの睡眠不足にも繋がります。
お仕事をされていないママなら、朝ゆっくり起きたり、お昼寝もできるかもしれませんが、我が家はそうではないので、私も睡眠時間をしっかり確保しなければなりません。互いにしっかり寝て、次の日は朝6時半には起床しなければいけないのです。
また、生活のリズムが狂うと体調も崩しやすくなります。ただでさえ、保育園に通うようになって風邪や感染症をもらってくることが増え、仕事中も保育園からのお迎えコールにビクビクする日々を過ごしているのに、風邪をひかれたら大変です。
長女は多くなかったのですが、長男は平熱が36.8ほどあったので、夏の暑い日にちょっと汗をかくような遊びをしただけで、すぐ37.5度の壁を突破し、保育園から「念のためおお迎えに来てください」と呼び出される回数が本当に多かったです。2週間に1回は呼び出されていたと思います。
ママの有給が足りない!!となるのも0歳児クラスに子供を預けている場合の特徴ですよね。
保育園1歳児クラスのとき
1歳児クラスで大変なのは、相変わらず体調管理と睡眠時間です。
そして魔のイヤイヤ期・・・
風邪や感染症にかかる頻度は多少減ってくるようになりましたが、上のクラスとの交流も増えてくるので、保育園を休む頻度は0歳児クラスのときと比べると「若干少なくなってきたかな」と感じる程度です。
そして、0歳児クラスのときは「なんとか寝かさないように」と神経を使っていた寝かしつけが、今度は「早く夜寝てくれ・・・」と思うようになりました。
1歳児クラスになると、朝のお昼寝が無くなって昼食後のお昼寝だけになるのですが、毎日12時から15時まで約3時間たっぷりお昼寝をしてくるため、夜の就寝時刻になっても寝てくれず、寝かしつけに苦労するようになりました。
我が家は長女のときは夜20時半に消灯するようにしていたのですが、寝かしつけに1時間半かかることも珍しくありませんでした。それでも何とか早く寝てくれるように色々と工夫したのですが、ほとんど効果はなく、寝かしつけに良いという絵本の読み聞かせも効果はゼロでした。
そういったこともあって、長男のときには「いつかは寝てくれるよ~」という、ほぼ諦めて、就寝時刻ははじめから21時半としました。
子供が夜寝なくなったという悩みは、子供が1歳半を過ぎるあたりから周りのママ友から相談されることが多くなったので、保育園に通わせている場合は珍しくない話だと思います。
子供が寝てくれないと本当に困るんですよね。家事も片付かないし、母親の私が子供よりも先に寝てしまうことも多かったです。
そして最大の悩みは、魔のイヤイヤ期・・・
多分、この時期が子育てしてきた中で1番大変な時期でした。
それまでは多少ぐずっても、抱っこしてあげて、お腹を満たしてあげれば機嫌を直してくれることも多かったのですが、1歳半を過ぎ、次第に子供が自己主張するようになると
ベビーカー嫌!!
ご飯キライ!!
お風呂、絶対行かない!!
と、なんでも「イヤ」「イヤ」「イヤ」と・・・
この時期は、親も精神的にも肉体的にも本当にボロボロでした。何度も「もう無理・・・」と思いました。
イヤイヤ期のはじまる時期や期間は個人差があると思いますが、女の子は言葉が達者な
ぶん適当に誤魔化すと、逆効果だったり、男の子は本能で動く代わりに単純なのかなと。
でも、男の子でも女の子でも大変なことには変わりなく、成長の過程だと分かっていても、こちらの余裕がなくて「もういい加減にしてよ!!」と怒鳴ってしまうこともありました。
あとは、お友達とのトラブルも少しづつ増えてきました。
玩具の取り合いから叩いたり、叩かれたり。長男のときにはクラスに噛み癖のある子がいて、誰かれ構わず近くにいる子を噛んでしまうため、何度も腕や背中などを噛まれていました。鼻を噛まれてしまった子もいました。
まだまだ言葉で注意しても理解してくれない月齢なので、仕方ないと思いつつもモヤモヤとした気持ちはありました。
保育園2歳児クラスのとき
保育園の2歳児クラスにあがるころには、子供とのコミュニケーションもスムーズに行え意思の疎通がだいぶ楽になります。
それまでのように「なんで泣いているのか分からない・・・」ということは少なくなってきます。
我が家の場合、長女も長男も2歳児クラスにあがるころにはとても楽になってきたと感じることが増えてきました。
それまでは、朝食も親が付きっきりで食べさせていたのが自分ひとりで食べてくれるようになったり、抱っこすることなく保育園まで歩けるようになったり、一人でお着替えができるようになったりと、一人で出来ることがとても増えました。
それと同時に、世話好きな女の子であれば「手伝ってあげる」と言うようになったり、何かをして褒められたいという気持ちが出てくるようになりました。
3歳の誕生日を迎えるころには、もう赤ちゃんという雰囲気は全く感じられず「幼児になったんだな」と感じることが多くなってきました。
我が家の第二子が今、ちょうど2歳児クラスで3歳半なのですが「子育て大変・・・」と思うことははぼありません。
ちょっと前からは自分で頭を洗って、身体も洗ってお風呂に入れるようにもなりました。夜のオムツも3歳2ヶ月で卒業しました。
オムツを卒業するまでというのが、一つの目安かもしれません。
ただ、2歳児クラスのときに下の子が産まれるというご家庭も多いので、下の子が産まれると赤ちゃん返りが始まったり、わがままを言うようになったりと、一時的に赤ちゃんに逆戻りしてしまう時期もあり、大変だと感じることもあるかもしれません。
私は長女が2歳半を過ぎたあたりから、少しづつ余裕がでてきて「そろそろ2人目欲しいかも」と思うようになりました。それまでは「子供は一人で十分」と思っていたんですけどね(笑)
保育園3歳児クラスのとき
保育園の3歳児クラスといえば、幼稚園の年少さんにあたります。
この時期の悩みは、発達に関する悩みだったり、お友達とのお付き合いの仕方だったりと、それまでのママ対子供という悩みよりも、子供と社会という悩みに変わってきます。
我が家も長女の発達で悩んだのも保育園の3歳児クラスのときでした。
新しいお友達が増え、それまでの友達関係に変化があり、男女の遊びにも差がでてきたように思います。個人の性格がより分かりやすくなりました。
長男の妊娠で、つわりから寝込むことも多かったのですが、週末はパパと長女でお出かけができるようになったりとパパとの関係も良くなってきました。長女は3歳になるまでパパと2人でお買い物も行けなかったんです・・・
ママ友とのお付き合いは、そんなに変化なかったです。
保育園で会えば挨拶もするし、会話もするし、たまには悩みも相談し合うけど、週末予定を合わせて遊びに行ったりということは1回もありませんでした。長男が産まれたこともあって、まだまだ、子育てと家事と仕事で精一杯の時期でした。
保育園4歳児クラスのとき
保育園の4歳児クラスといえば、幼稚園の年中さんにあたります。
この頃の悩み・・・。うーん。あまり記憶にないかも。
長女が年中さんのときに、長男が0歳児クラスに入園して保育園に通うようになって、長女はとてもお姉さんらしくなったと思います。
もともと長男のことが大好きだったので、毎日いっしょに保育園に行けるのが楽しくて仕方がないといった様子でした。
長男の保育園での様子も毎日、長女が教えてくれたし、子育てに悩むことはなかったように思います。
保育園5歳児クラスのとき
保育園の5歳児クラスといえば、幼稚園の年長さんにあたります。
年長さんになると、子供のなかにも「保育園で1番お兄さん、お姉さん」という意識が芽生えてくるようで、とってもしっかりするようになりました。
子育てでも大きく悩むことはありませんでしたが、翌年から小学生になるということもあって、習い事を検討したり、平仮名を練習させたりと、少しずつお勉強を意識するようになりました。
長女の通う保育園では、お勉強といったことはほとんどやらない方針でしたので、入学に向けた文字の練習や簡単な計算は週末に自宅でやるように心がけていました。
それでも、長女は身体を動かすことが大好きなタイプだったので、平仮名を覚えることが精一杯で、カタカナや足し算、引き算は入学してから勉強しました。
卒園準備という意味では、子供よりもママたちが大変でした。卒園式や謝恩会は保育園によって様々だと思いますが、長女の保育園は1学年13人だったため、ほぼ全員が係を受け持つことになり、秋以降の打ち合わせの頻度も多かったと思います。
小学校1年生のとき
小学校に入学してからは、楽になりました^^
と、言いたいところですが、意外と大変です。
まず、学童問題。
長女は学校の敷地に併設された学童に籍を置いていますが、2学期からはほどんど通うこと無く下校すると、そのまま習い事に通っています。
学童の人間関係は、クラスでの人間関係とは違って複雑なようで、学童に行くととても疲れるようなので、夏休みや冬休みなど長期休暇の日だけ通うようにしています。
それに、学童のお迎え時間は保育園よりも早いんですよね。保育園が最大20時までだったのに対して、学童は最大19時。夏休みなどは18時半までです。
フルタイムで18時まで会社にいたらお迎え間に合わないために、月6万円を払って民間の学童(最大21時)に子供を預けているご家庭もあります。
学童問題のほかにも、毎日出る宿題のチェックや、持ち物の準備なども慣れるまでは大変でした。保育園のように毎日同じ荷物じゃないですからね。
発表会前には、自宅でピアニカの練習が求められますし、縄跳びの練習や、持久走の練習などもありました。
PTAの集まりがあったり、授業参観、懇談会、学校公開など、平日のお昼に保護者が学校に行く機会も多かったです。
保育園時代の悩みとは、別の悩みを抱えることが多かったです。
保育園 共働きいつから楽になる?のまとめ
子供を保育園に預けている共働き家庭が、いつから楽になるのか?個人的には、
子供が3歳を過ぎるとグッと楽になるよ!!
と言いたいと思います。
今現在が、大変でも、子供は成長するにつれ、確実に手がかかる頻度が減ってきます。
しかし、楽になったからといって悩みがなくなることは無く、少しずつ悩みの内容は変わっていきます。
それでも、乳幼児期のように「言うこと聞いてくれない」「こんなにも頑張っているのに」「全く自分の時間がない」「何のために、誰のために頑張っているのか分からない」といった悩みは無くなってきます。
なので、アナタが今がもし「辛い。限界」と思っていたとしたら、たまには有給を自分のために取得してみたり、週末子供の世話を全て旦那に任せてみたりと、自分がリフレッシュできる時間を作ってみて欲しいです。
自分のために時間を使うって抵抗があるかもしれませんが、ママが笑顔じゃないと、子供も笑顔になれないと思うので、是非やってみて欲しいと思います^^
大丈夫。出口は必ずやってきます!!