女性いつまで働く?フルタイムと子育ての両立は可能?

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私は現在34歳。子供は小学1年生の長女と、3歳の長男の2人です。我が家は共働きなため、長女は昨年まで5年半保育園に通いました。長男は現在、認可保育園の2歳児クラスに在籍しています。

長女が小学生になるタイミングで時短勤務を取得し、現在の勤務時間は朝9時から16時です。勤務時間が短くなったことで、今ままで見えていなかったことがみえるようにもなりました。

私と同じように、仕事と子育ての両立に悩んでいらっしゃるママは多いと思います。そんなアナタのために、仕事と子育ての両立について書きたいと思います。特に、子供がまだ小学校に入学されていないママさんに読んでいただきたいです^^

フルタイムと子育ての両立は可能?

もし誰かに「フルタイムと子育ての両立は可能か?」と聞かれたら、私は真っ先に「可能!!」と即答すると思います。

ただし、条件があります。それは、「保育園のうちは」です。小学校入学後は、祖父母等の手厚い育児支援があれば、フルタイムでも仕事を続けることが出来ます。

我が家も長女と長男を0歳児から保育園に預け、仕事復帰しました。まだ1歳前後の赤ちゃんですから、子育てと仕事の両立に頭を悩ませ「仕事を辞めようか?」と考えたことも何度もあります。

しかし、子供の成長は早いので、悩んでいるうちに歩けるようになり、言葉も話せるようになり、自分でお風呂も入れるようになりました。本当に数年のうちに、あっという間に手がかかることが減りました。

保育園も朝7時から空いており、夜は最大20時まで預かってくれます。普段は8時登園、18時お迎えですが、繁忙期の残業でも預かってもらえるというのは心強かったです。

何より、保育士の先生が子供の様子を毎日しっかり見てくれているため、子供のちょっとした変化を相談できたり、発達に関して不安があるときも相談に乗ってもらえました。

そういった恵まれた環境が当たり前になってしまっていた保育園時代。その環境が大きく変化したのが、長女の小学校入学です。

アナタは「小1の壁」って聞いたことがありますか?

共働き家庭が子供の小学校入学でぶつかる様々な悩みのことを「小1の壁」といいます。私も長女の小学校入学を前に小1の壁について調べたり、ママ友たちと情報交換をして準備していました。

そのときに調べて分かったことは

  • 子供が学童に入れなかったために仕事を辞める
  • 子供が学童に馴染めずトラブルにあう
  • お迎えの時間が保育園より早く間に合わない

といった、学童に関する悩みが多く、「小1の壁」イコール「学童の悩み」といったものだと思いました。

そして、「授業が終わった放課後に通える学童が確保でき、学童で友達が出来れば小1の壁は乗り越えられる」といった情報が多かったのです。

幸い、長女の通う小学校では「親が就労しており学童を希望する子には原則として全ての子が学童に入れる」という制度でした。そして、同じ保育園から同じ小学校に入学する友達も女の子3人、男の子2人という仲がいいメンバーであったため、

我が家は「小1の壁」乗り越えられそう

と、淡い期待を抱いていました。

小1の壁は想像以上に高かった

長女が通う小学校では、グラウンドの横に学童専用の建物があります。そのため、授業が終わると子どもたちはランドセルを持って学童に移動します。学校外に出る必要はないため防犯面では安心です。

学童に付くと、まず各自宿題をやり、宿題が終わったら自由に遊ぶことができます。15時半には、チョコやアイス、ゼリー、お団子、スナック菓子等のおやつも出ます。

晴れている日は、グラウンドで自由に遊ぶことができます。放課後グラウンドで遊ぶことが許されているのは学童の子だけなので(学童に通っている子以外は学校に残ることが許されていないし、帰宅後も学校に来てはいけないことになっている)、男の子たちは10人ほどでミニサッカーをしたり、女の子たちは鉄棒をしたり、縄跳びをしたり、バレーボール、バトミントンをしたりと、とても楽しそうです。

夏休みと春休みには希望者で遠足に行きます。夏休みの小学校のプールも学童から通えます。お楽しみ会や、スイカ割り、工作教室などもあります。

ね、とっても楽しそうですよね?

私も今書いてて、すごい楽しそう!!って思いました(笑)

でも、小学校入学から半年が経った今、長女はほぼ学童に通っていません。一緒に入学した同じ保育園だったメンバーでも、2人は同じような状況で学校がある日は学童に通わずに帰宅しています。

1人は上に兄弟がいる子、1人はママが自宅でお仕事をされている子です。

なぜ、長女が学童を嫌がるようになったのか?それは、

長女が嫌がる理由

  • 学童では一人一人席が決まっており、席によってグループが決まる
  • 自由に遊ぶ時間以外はグループで過ごす
  • 宿題も、おやつもお弁当もグループでとる

簡単に言えば仲のいい子と過ごす時間が少なく、グループの子と過ごす時間が長い。ということです。

この、グループの子というのが難しく、グループは1年生から3年生まで一緒に組まれます。優しい上級生であれば良いのですが下級生に嫌がらせをする子もいるようです。また、同じ学年の子であっても皆が皆、性格のいい子ばかりではありませんよね。乱暴な子もいれば、口が悪い子もいます。

普段であれば、「嫌なことをしてくる子とは無理に一緒にいなくても良い」と言えますが、学童は席でグループが決まってしまうため逃げられません。

学童の先生は「嫌なことをされたときには直ぐ席替えをするので報告してください」と、言ってくださいますが、嫌なことをする子はどのグループでも嫌煙されるため、グループのシャッフルは頻繁に行われるようです。

こういった子供同士の関係が長女は疲れるのか、学童を嫌がるようになりました。そりゃそうですよね。毎日、5時間目まで授業があって疲れてるのに、その後学童に行き、色んな性格の子と過ごさなきゃいけないというのは、疲れると思います。

長女が人見知りとか、閉鎖的な性格ということはないと思います。同じ保育園だったママにも「すぐに友達が出来て、誰とでも仲良くなれそう」だと言われます。私もそうだと思うので、長女が嫌がるならよっぽど嫌なんだろうなと思い、学校がある日は学童に行かないようになりました。

そのため、現在では週5日通える習い事を始め、学校から下校したまま習い事に行ってもらうようにしています。下校が早いときは習い事教室が開くまで入り口で20分ほど待つこともあるのですが、それでも「学童には行かない」と言っています。

一人で20分待つよりも、学童で待ったほうが良いのでは・・・と、親としては思いますが、一人で20分待つ方が良いようです・・・。難しいですね。

学童の在籍人数を見ると、小1から小2になると人数が半数ほどに減るようでした。小1で50人としたら、小2になると25人に減るということです。つまり、小学2年生になると2人に1人が学童を辞めるんですね。小学3年生になると一桁で、小学4年生は3人、小学5年生はゼロで、小学6年生は1人でした。

希望すれば6年生まで通える学童でも、ほとんどの子が小1、小2までしか通わないといえます。

我が家は旦那の会社が自宅の近くで、私も今は帰宅が17時なので、長女の習い事終わりと私の帰宅時間がほぼ同じなので問題ないのですが、ママがフルタイム勤務だと帰宅が18時を過ぎる場合も多いと思います。

学習塾のように長時間過ごせる場所が見つかれば学童の変わりとなるかもしれませんが、小学1年生のうちは長くて1時間ということが多いと思うので、学童の変わりを見つけるのは至難の技だと思います。

そうなると、民間の学童以外選択肢が無くなるわけですが、民間の学童はサービスが手厚い代わりに料金も・・・。私の近所の民間学童は週5日で月6万円です。夏休みなどは10万以上かかります。

学校無いにある学童の約10倍・・・。我が家にとっては気軽に検討できる金額では無いかったです・・・。しかも学童内の習い事は別料金・・・

小1の壁で転職!!

長女はまだ小学1年生で、小学校に入学したばかりで防犯のことを思うと、鍵を持たせて一人で留守番もさせられないし、一人で18時過ぎの習い事から帰ってくるようにとも言えない。

なるべく、信用できる大人の目がある範囲で行動してもらうようにしなければいけません。

私の周りでは小1の壁に備えて、保育園の年長さんのときにママが転職するパターンがとても多いです。

あるママは通勤1時間半から片道40分の会社に。あるママは、自宅から徒歩15分圏内の会社に転職しておられました。時間的に調整がしやすいパートタイムへ転職するママが多いように感じます。

当時は「我が子が学童を楽しめるのか」分からない状態で、正社員を捨ててパートタイムに転職することに驚きましたが、今ならわかる気がします。小学校って地域によるかもしれませんが、やはり専業主婦家庭が1番のモデルなんですよね。

学童の問題だけでなく、学校行事も、懇談会も、授業参観も、PTA活動も。宿題だってそうです。

当たり前ですが毎日宿題が出されます。宿題の内容は、国語や算数が中心ですが、音楽会の前にはピアニカ、運動会の前にはダンス、縄跳びなどが宿題として出されます。

フルタイムで仕事して帰ってきて、子供の宿題見て、丸付けして。

できの良い子なら、宿題をやり直すことも間違った部分を教えることも必要ないのかもしれませんが、一つづつ丁寧に、子供が理解するまで教えようと思ったら、いくら時間があっても足りないです。

保育園時代は、保育園で習っていることは保育園の先生が一人一人フォローしてくれ優しく寄り添ってくれます。しかし、小学校はそんなことはしません。理解していない子がいても待ってくれません。ただ、サーッと流され「家でやってきてね」で終了です。みんなと同じようにできない子は置いていかれるだけなのです。

いくら学習塾などで勉強をみてもらっていたとしても、家庭でしっかり子供の学習をサポートすることは必須なのです。

特に我が家の場合は、保育園が「お勉強的なことはしません」という方針だったため、平仮名は読み書きできるけど、長い文章を読むのは苦手。カタカナは半分ぐらい。算数も1桁の足し算がちょっとできる程度の学力でした。

小学校は幼稚園出身の子の方がマジョリティですから、平仮名、カタカナ、足し算、引き算はマスターしている子が多いです(お受験が盛んな地域ではありません)。

大人になって平仮名、カタカナが読めない人はいないので焦る必要はありませんが、2学期からは漢字も習います。

1年生が習う漢字は80字あり、画数も多く、送り仮名、読みが複数ある漢字も多いためレベルは一気に上がります。また、長い作文を書く機会も多いため、語彙力を鍛える必要もあります。語彙力を増やすには読書をするなどでインプットを増やす必要があります。

算数も足し算、引き算からスタートし、繰り上がりのある足し算、繰り上がりのある引き算と進みます。計算も数をこなす必要があるので、やはり毎日の積み重ねが必要となります。

面談などで担任の先生とお話をしていて思うのは、授業で習ったことを習った時期にしっかりと身につけるように家庭でサポートすることが求められているんだろうなと強く感じます。

保育園時代の自分のペースで自分の出来る範囲で~

というのは小学校では、ダメというか、落ちこぼれになる危険性があります・・・。自分だけできないというのは小学校ではとても目立つんですよね。

そういった子供のサポートをフルタイムで働きながらやるというのは、とても大変です。特に、下に兄弟がいる場合は下の子の面倒も平行して見なければいけないため、ママの負担が大きいです。

我が家の場合、下の子に本当に申し訳ないのだけれども長女が宿題をやっている間はテレビも禁止、音楽も禁止、音の出るロボットの玩具も禁止です。話しかけるのも当然禁止です・・・。

平日の宿題は15分程度で終わるので、その間にお風呂に入れたり、ちょっと一人で遊んでてもらったりで問題ないのですが、週末公園に行っても長女の縄跳び練習優先で、その練習が終わるまで長男は一人で待っていることも・・・。長女が一人で練習してくれたら良いのですが、少し目を離すを直ぐ怠けるので、難しいですね・・・。かといって、長男は縄跳びに興味ないようなので・・・。

ちなみに縄跳びの練習は、2学期になってから週末の宿題として毎回必ず出されているので練習させるように心がけています。

私の会社は、子供が小学3年生になるまで時短勤務を使えるので助かっていますが、もしその制度がなかったら今の会社は続けていられなかっただろうなと痛感しています。

子育ては楽しい

長女が保育園に通っていた1年前と比べて、長女のサポートをすることは増大しましたが、時間の問題さえ解決できれば、とても有意義な時間を過ごせています。

たしかに幼稚園出身の子と比べるとまだまだ差はあるなと感じていますが、小学校に入学して長女が変わったなと思うことろは、「負けたくない」「頑張りたい」「1番になりたい」という気持ちが持てるようになったことです。

それまでは、友達に負けようが「負けたよ。だから何?」といった様子でしたし、本人も「別に勝たなくてもいいし」と、自分と他人を比べることに興味がなかったのですが、最近では「来年の持久走大会では1位を取りたいから、パパ週末一緒に公園で競争しよう」と自分で言うようになりました。

これ、今までの長女からは考えられないことです。誰かに勝ちたい。もっと上手になりたい。というのは成長するうえでの大きなモチベーションになることなので、その意識が出てきてことは、親としては喜ばしいことです。そして、やる気を出してくれた長女のサポートはそれまで以上に多くの比重となります。

でも、そんな長女を支えてあげられることが今はとても嬉しいです。

確かに仕事と子育ての両立は大変です。しかし働き方を見つめ直すことで、どちらも守れる方法はあるはずです。

まとめ

フルタイムと子育ての両立は、

  • 子供が保育園のうちは可能
  • 子供が小学生になったら祖父母等の手厚い育児サポートがあれば可能

子供が保育園に通っている間は、延長保育もあるし、朝も7時台から預かってくれます。風邪は頻繁にひきますが2歳を過ぎると風邪で休む頻度は減っていきます。

しかし、子供が小学生になると家庭での学習サポート、持ち物準備サポートが必須になってきます。学校で友達と喧嘩したり、学童でトラブルに巻き揉まれたりと、頭を悩ませることが増えます。

そんなときに、子供のことを最優先に考えられる人の存在は必要不可欠で、ママがお仕事をしながら、その役割を担うことができれば問題ないのですが、そうでない場合は、変わりの誰かが必要となります。

これは、私の母が幼少期からずっとフルタイム勤務だった経験から強く言えます。子供のことを最優先に考えられる人の存在は絶対に必要です!!

小1の壁はとてもとても高いのです。

でも、だからといって「働かない」というのは違うかな?と。短い時間であっても、週3日であっても母親が働くことは大事だと思います。仕事量を抑えることができたら、仕事も子育ても無理せず、自分のペースで両立することができると思うからです。

長女の小学校入学を機に時短勤務にして働きながら、子育てをしている日々ですが、仕事と子育て両方の刺激をもらいながら、どっちの良いところも経験できる私は「とても幸せで有り難いな」と実感しています。

子供の年齢や、性格によっても子育てと仕事のバランスは変わってくると思います。私がお伝えしたことが100%そうだ。というわけではなく、あくまで私の経験と、周りのご家庭を見て感じたことです。

なので、アナタのご家庭にもそのまま当てはまるかは分かりませんが、同じように悩んだり、苦しんだりすることもあるかもしれません。そんなときに、この記事でお伝えしたことが乗り越えるきっかけになれば良いなと願っております。

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