子供が成長するに伴って「何か習い事をさせたいな」と考える親は少なくないと思います。
我が家は長女が保育園年中クラスに上がり、下の子も産まれたことから「長女に習い事させたいな」と考えるようになりました。
でも、共働きなので「子供が好きな習い事やらせたい」という気持ちよりも「通える習い事から選んで欲しい」という気持ちのほうが勝って、習い事選びは苦戦しました。
なぜ、共働きだと子供の習い事選びに苦戦するのか?それには、共働き家庭ならでは理由がありました。
共働きだと習い事できない?
「共働きだと習い事ができない」と考えているご家庭も少なくないと思います。実際に我が家も長女の習い事選びには苦戦しました。
その理由は
習い事の時間が合わない
そうなんです。共働き家庭が、習い事選びに苦戦する理由は、お金ではなく、習い事の時間にあります。保育園に子供を預けてお仕事をされているママのお迎え時間は、17時から18時前後という場合が多いと思います。
それじゃ、お迎え後に習い事をさせたいと思っても未就学児の習い事の多くは15時や16時台です。
そうつまり、お迎えに行く頃には習い事も終わっている。ということです。
私も長女のときに、平日の17時以降の習い事を探しましたが、見つかったのは小学校の施設を借りて活動しているスポ少か、個人のピアノ教室、学習教室ぐらいでした。
なぜ、17時以降に未就学児の習い事が無いかというと、その時間帯は小学生を教えている教室がほとんどです。幼稚園から帰ってきた未就学児向け教室が15時から16時まで。16時以降は小学生を対象とした教室となっているのです。
我が家は本当はスイミングに通わせたかったのですが、スイミングも未就学児のクラスは15時台で、とてもじゃないけど平日は無理。土日もやっていたのですが「希望者が多く半年待ちです」と言われ候補から外しました。
そのため、全身運動ができ、将来本人が他のスポーツをしたいと思ったときに活かせるようにと体操教室に通わせることにしました。
長女が通うようになった体操教室は土曜日15時にクラスが開催されており、自宅からも徒歩5分という距離だったため通うことにしました。
やはり、未就学児の習い事で大事なのは送り迎えをする人がいるか?という点になります。
習い事の送り迎えどうする?誰がする?
土曜日の15時から体操教室に通うようになった長女は、とても楽しくレッスンをしていました。ただ親である私には「毎週土曜日15時から体操教室に通わせなくてはいけない」というプレッシャーが徐々に重く感じるようにもなりました。
通いはじめる前は、たった週1回。レッスンも60分程度だし、親は連れて行って見ていればいいだけでしょ
と、軽く考えていました。確かにそうです。「たった1週間。60分。親は見ているだけ」本当にその通りですが、平日働いている私にとって土日はとても貴重で、平日できなかった家事を片付けたり、スーパーにまとめ買いに行ったりしなければいけません。
それに、まだ下の子が0歳児だったので、習い事の時間に合わせて長女の準備をして、自分の準備をして、下の子の準備をして・・・っていうのが次第に億劫に感じるようになりました。
それでも、まだ長女が一生懸命に体操をしてくれていたら「長女のために」って思えたのかもしれませんが、長女は体操は好きだけど一生懸命ではない。しかも、他の子とふざけて先生の話も聞かず注意されてばかり・・・
体操続ける意味あるのかな・・・
という気持ちになっていきました。だんだん、長女の体操に付き添うのが旦那になっていって、私は下の子と家でお留守番ということも多くなってきました。
そうなんです。習い事だけを考えるとレッスン時間と月謝だけで決めてしまいがちかと思いますが、その時間が無かったら出来ること(週末の家族でのお出かけ等)、その月謝で変わりに出来ること(家族で動物園に行く等)を冷静に考えて判断しても良いのかなと思います。
その後、長女は怪我をして数ヶ月体操教室に通えないことになりました。通っていた体操教室には休会制度がなかったため一度辞めました。そして怪我が治ったタイミングで他の体操教室を紹介してもらい、そこに通うようになりました。
我が家の場合は、親が先走り過ぎたのかな?と思っていますが、体操に拘った理由もありまして・・・それは、長女は身体を使うのが上手でなかったことです。
長女は、運動神経が良いタイプではありません。身長は高い方でしたが、体重は普通。身体を動かすことが大好きで、そのために良く友達と鬼ごっこをして転んだり、塀を登ろうとして膝を擦りむいたりということが日常茶飯事でした。そして何よりも体力はある。
そのため、身体の使い方をしっかり意識させた方が怪我予防になるのではないか?バランス感覚を付けさせると運動がもっと楽しくなるのではないか?
との思いから続けさせることにしました。
習い事をはじめるきっかけはご家庭によって様々だと思いますが、習い事を続けるのは子供だけど、それをサポートする親も大変ってことは事前に理解しておくことが必要です。
- 習い事通わせているけど真面目にやらない
- 遊びと同じ感覚
- 習い事には通うけど自宅では全く練習いない
というのは、どのご家庭でも共通の悩みのように思います。少なくとも未就学児の子に「一生懸命」とか「努力」とか「練習」という言葉を求めるのは酷です。
我が家も2つめの体操教室では「先生の話をしっかり聞く」「友達がやっているのを見る」という2つだけを、しっかりやりなさい。と言うようにしていました。
ハードル低っっ。と、思われるかもしれませんが、ハードル低くしとかないと毎週連れていく親の方がイライラしてしまって続かないと思います。
習い事は必ずしなくても良い
我が家の場合、
親が家で教えられることは急いで習い事に通わせなくてもいい
と考えています。それでも習い事に通わせたい場合は、
子供が楽しいと言っているなら、それだけで良い
と思っています。
最初のころは「もっと頑張ってよ」「一生懸命やって」と思っていましたが、今は「好き」「楽しい」と言っているだけで良いのかなという考えに変わってきました。というのも、体操教室のあとに他の運動系の習い事もはじめました。
その習い事は月謝がとてもお安く、体操教室の月謝の4分の1です(笑)なので、好きになってくれたら体操教室を辞めて・・・という親の思惑もあって始めたのですが、いまいち好きではない様子。毎週の練習もおだてながら連れていっているので、いつまで続けてくれるか分かりません
そのかわり、体操の練習を家でもするようになりました。何かきっかけがあったのか分かりませんが、急に練習をするようになりました。練習は毎晩ではありませんが、長い時は45分ほど練習に励んでいます。相変わらず下手ですけどね(笑)
でも、楽しんでいないと「もっと上手になりたい」という気持ちは産まれてこなかったと思うので、今では「友達とフザケあっていた時間も無駄じゃなかった」と思うようにしています。
それと、我が家では「親が教えられることは急いで習い事に通わせる必要はない」と考えています。なぜなら、子供のフォローを親が出来るからです。親がフォローしきれないようになったら、習い事なり外部の力を借りればいいと思っています。
それに、今の小学生は忙しいです。今年長女が小学1になりましたが、平仮名と
カタカナは1学期で終わって、2学期からは漢字を習っています。
長女が入学前は「分からないことがあっても学校で教えてくれるなら、家では宿題などで復習をすれば良い」と思っていましたが、授業の進み具合を見ると「ある程度できることを想定して授業では、一通りおさらいする」という進み方に思いました。つまり、授業が復習みたいなものです。
平仮名、カタカナは読めることが前提で授業は進みますし、字の練習も「書き順をしっかり、キレイな字をかけること」に重点を置き「文字を覚える」という過程は飛ばされているように感じました。
ということは、入学前の段階で平仮名、カタカナを練習し、短い文章を読めるようにしておく必要があるのです。
そこで躓いてしまうと、2学期から始まる漢字に付いていけません。漢字は画数も多く、書き順を覚えるのも大変なので、子供の学習を親がしっかり見ることが強く求められます。
算数も一桁の足し算、引き算は入学前から慣れ親しんでおく必要があります。長女の学校では、幼稚園に通っていた子の多くは一桁の足し算、引き算は幼稚園でマスターしているように感じました。
他にも幼稚園で、縄跳び、マット運動、跳び箱、逆上がり、ピアニカなどは一通り練習されられているようでした。
長女の通う保育園では、ピアニカや縄跳びは教えてはくれましたが、子供が嫌がる場合は無理強いせず。平仮名も、子供自身が「教えて~」と聞いてきた場合のみ教えるという方針だったので、年長になったときに週末等を使って自宅で練習させるようにしていました。
公文に通わせているご家庭もありましたが、我が家では家庭学習の習慣を付けて欲しかったので、こどもチャレンジを受講していました。それでも、勉強することを習慣化するのは難しく数ヶ月ワークが溜まることは今でもあります・・・
まとめ
共働きでも、習い事の時間や曜日を選ぶことによって、子供に習い事をさせることはできる!!というのが分かっていただけたかと思います。
ただ、最初から「一生懸命やってくれるだろう」と期待していると、親の方が習い事を続けることに疲れたりイライラしてしまって、続けるのが嫌になってしまいます。
特に共働き家庭は「平日の夜も週末も忙しい!!」場合も多いですよね?そんな「貴重な時間を削ってまで子供に習い事を続けさせるべきか?」と悩むこともあるかもしれません。
しかし、子供が自分で「辞めたい」って言わない限りは、なるべく黙って続けさせる覚悟が必要かもしれません。期待しすぎては、親子ともに良いことないです。
もし、習い事やらないという選択をしたとしても間違いではないと思います。親が家で教えてあげられることは沢山ありますし、家で勉強する習慣を付けてあげることも大事だと思います。それと同じように、習い事だけに頼るのも良くないのかなと思います。