子供が3歳になって会社の時短勤務が終了するというママも少なくないと思います。
それまで17時に退社して18時のお迎えにギリギリ間に合っていたママも、18時退社19時お迎えとなって、大きく生活リズムを見直す必要が出てきます。
大人であればたった1時間の差でも何とかできると思いますが、まだ3歳となったばかりの子に1時間の差を取り戻すための行動を促すのは難しいですよね。
そうなると、ママ側が家事の時間を見直したり、夕食の準備を早く済ませたりと、今まで以上に多くの負担をしいいられることになります。
環境の変化に戸惑うことも多いと思うので、時短勤務が無くなる前にしっかりと乗り切り方を確認しておきましょう。この記事では6つの乗り切り方について紹介します。
時短勤務が三歳で終わったときの乗り越え方
私の周りでも下の子が3歳の誕生日を迎えた日から時短勤務でなくなったというママが何人もいます。「せっかくの誕生日なのに全然ありがたくないよね~」と口を揃えて言いたくなるほど、時短勤務が使えなくなるというのは大きな問題ですよね。
そんなママたちがどうやって時短勤務終了を乗り切っているかというと、
- 保育園の延長保育を利用
- 下の子を妊娠・出産
- 会社と交渉
- 自宅近くに転職
- 祖父母を頼る
- ファミサポを利用
という6つのパターンでした。なかでも「保育園の延長保育を利用」が1番多く、次に「下の子を妊娠・出産」、「祖父母を頼る」という場合が多い印象です。
私が住む地域では、認可保育園の多くは18時までが通常保育で、18時以降が延長保育となります。最大延長時間は保育園によって異なっていてMAXは20時です。
長男が通う保育園では、お迎えが19時前の子で希望する場合は軽い捕食(おにぎり1つほど)、お迎えが19時を過ぎる子は夕食がでます。そのため、延長保育料もそれぞれ変わってきます。
時短勤務が切れるタイミングと下の子の妊娠・出産が重なるというパターンも少なくありません。下の子を妊娠したので再度、時短勤務になるというママや、妊娠中は時短勤務が使えなくてもその後育休に入られるママなどがいました。
祖父母が近くに住んでいて、残業で遅くなってしまうときだけ来てもらっているご家庭も少なくない印象です。
逆に少数派だったのが、「会社と交渉」「自宅近くに転職」「ファミサポを利用」でした。
1番困るのは急な残業
私個人的な意見としては、
時短勤務でなくても定時にさえ退社できれば何とかなる。でも突発的な残業が入ると困る
というものです。
そうなんです。通常勤務でも定時にさえ上がれれば、それまでと同じとまではいかなくても、どうにか子供のお迎えに行き、夕食を食べさせ、お風呂に入れ、家事を片付け、寝かしつけまではできます。
でも、そこに残業が入ってくると完全に無理です。特に予定していない残業です。
私の会社では、時短勤務を利用しているときは他の社員の補助に入ったり、小さい業務の担当になることはあっても、残業が発生しそうな業務のメイン担当になることはありません。しかし、時短勤務でなくなると他の社員と別け隔てなく業務が割り振られます。
会社の規定では「本人が希望するときには残業はさせない」的なことは書かれていますが、自分がメインで担当する業務でトラブル等が発生したとき、「お迎えがあるので先に帰ります」って口が裂けても言えない!!!!
そんなときは、急いで旦那に電話してお迎えを頼み、保育園にも延長保育の連絡を急いで入れます。旦那も忙しくどうしてもお迎えにいけない場合以外は、残業していました。
でも残業が3週間ぐらい続き、連日保育園のお迎えが19時半を過ぎたときは、帰宅後に子供と遊ぶ余裕もなく、ただひたすら毎日を熟していたという状態でした。そのときの記憶はほとんどない。そして、仕事が落ち着いたのを見計らってか、子供が発熱するという・・・。
時短勤務の時と比べて子供の変化はある?
時短勤務がなくなって帰宅が1時間遅くなったのですが(残業がない日)、我が家の長女と長男は特に何の変化もありませんでした。むしろ、保育園で長く遊べるようになったのが嬉しい様子でした。
それまでは、お迎えして、夕食を食べて、お風呂に入って、寝る準備をして、1時間半ほどは一緒に遊ぶ時間だったのですが、時短勤務が無くなってからは一緒に遊ぶ時間が60分ほどに減ってしまいました。それでも、一人遊びも上手になってきていたので、私が家事をやっている横で一人でおもちゃで遊んだり、会話をしながら遊ぶようになりました。
就寝時刻は以前と変わりませんでした。
ママである私の変化は、時間に対する意識が以前より強くなったことと、より短時間で家事を片付ける工夫をするようになりました。子供が一人で遊べるようになったので、そこまで家事の時間を意識しなくても良かったのですが、私も子供と一緒に遊んだり、絵本を読んであげる時間を作りたかったので、家事は子供が寝たあとに片付けたり、旦那に頼んだりしました。
子供が3歳半にもなると一人でお風呂に入ってお着替えまで出来るようになったので、その時間を使って家事を片付けたり、夕食の準備が出来たので、楽になってきたなと感じました。
転職するママが増えるのは小1の壁
子供が3歳になり時短勤務が無くなる場合でも、保育園の延長保育を利用したり、祖父母のサポートを受けたりと乗り越えてきたママも多いですが、子供が小学1年生になるのを機に転職するママは多かったです。
まさに小1の壁・・・
小学生になると学童保育に通うようになると思いますが、学童保育は保育園のように遅い時間まで預かってくれません。地域によっては子供の一人帰りを認めているようですが、私が住む地域では、何時であっても学童からの一人帰りは認められていません。
そのため「ちょっと30分だけ残業したい・・・」って場合にも対応できないようになります。「毎日じゃなくても数ヶ月に1回でもいいから一人帰り認めてくれたら楽なのに」という場合も認めてもらえません。
これ、結構辛いです。
我が家は旦那の勤務地が自宅から近いため、勤務時間であっても「少し抜けてお迎えに行き、30ほど一人で留守番させる」ということが出来ているので、私も仕事に支障をきたさないように働けていますが、もし旦那の勤務先が柔軟に対応してくれない会社だったら、もし旦那の勤務先が私と同じように片道40分かかる場所だったら無理ですよね。
だから保育園時代は夫婦それぞれが都内まで電車で約1時間の通勤時間でも、延長保育を使用したりと続けることができたけど、子供が小学生になった途端に働き続けることができなくなって、通勤時間の短いとこにママが転職するというは少なくないです。
民間の学童が利用できるのであれば、民間の学童も検討してみるといいですね。学習サポートや夕食提供、習い事など、学校に併設された学童よりもサービスが充実している場合が多いと思います。ただ、費用も高い。
我が家の近くにある民間学童は、20時まで預かってくれるのですが週5日通うと1ヶ月8万円。夏休みは10万以上かかります。かなりのバリキャリじゃなきゃ無理・・・
子供の小学校入学に合わせて転職するママの多くは「時短勤務が使えたら仕事続けたんだけどね」と話していました。
まとめ
時短勤務が切れたときの乗り越え方は
- 保育園の延長保育を利用
- 下の子を妊娠・出産
- 会社と交渉
- 自宅近くに転職
- 祖父母を頼る
- ファミサポを利用
ですね。保育園は共働き家庭にとって手厚いサポートをしてくれる場合も多いので、そういったサービスは積極的に利用して上手く乗り切ることが大切です。
ただ、3歳の壁の乗り越えた先に待つ小1の壁はもっと困難なので、それまでの間にしっかりと仕事を子育てのバランスを確認して、小学校の環境を調べておくことが大事ですね。