子供がまだ0歳や1歳で保育園に預けることが決まったときに、「おっぱいいつまで続けようか?」「断乳するべき?」と悩むこともあると思います。
自然に卒乳してくれるのを待つのが理想だけど、保育園に通わせるとなると、自然に~なんて悠長なことは言ってられないですよね・・・。
でも、「母乳を続けるか?」「断乳するか?」は入園前から準備しておくことで、無理に断乳しなくとも母乳を続けることができます。
事前準備の中には、自分で出来ること、保育園に確認しておくこと、職場に確認しておくことがあります。事前に確認を取ることで大きなトラブルにならずに母乳を続けることができます。
実際に、2人の子供を0歳児クラスから保育園に通わせている私の意見と、保育園のママ友の話、職場の先輩の話など取り入れながら、お話していきたいと思います^^
仕事復帰で断乳しなきゃダメ?
職場復帰が決まって「断乳するか?」を判断するものは4つあって
- 子供の状態
- ママの気持ち
- 保育園が母乳を預かってくれるか?
- 職場で搾乳できるか?
です。この全てが揃っていなければダメだというわけではなく、この4つを考えて母乳を続けるか?断乳するか?を判断してほしいなと思います。
子供の状態
子供の状態、これが1番大事だと思います。まず子供を何ヶ月(何歳)から保育園に預けるのか?
まだ生後数ヶ月で保育園に預けて仕事復帰される場合は、母乳を続けたほうが赤ちゃんのためにもいいと思います。母乳には栄養面の他に免疫力がつく成分が含まれているとされています。保育園に入るということは、沢山のウイルスに囲まれながら生活することになるといっていいと思います。
我が家の場合も、保育園に通わせ初めてすぐ、入園3週間もしないうちに鼻水が出て風邪の症状が出ました。気温が高い時期だったので、すぐに「保育園の洗礼だな」と分かりました(笑)。
また、子供がおっぱいを飲むことで安心を得られると思います。保育園に通うということは、子供にとっても慣れ親しんだ自宅とは違う環境で過ごすということなので、最初のうちは強い不安感を抱えることになると思います。
そんなとき、母乳を飲むことで落ち着き、安心してくれるでしょう。
ママの気持ち
母乳を与えるママの気持ちも大事です。母乳を与えることで子供とのつながりを強く感じることもできますが、おっぱいトラブルに悩まされているママもいますね。
「ママの都合で断乳するのは子供がかわいそう」と悩むかもしれませんが、おっぱいを与えることだけが愛情を伝えることではありませんよね。おっぱいトラブルを抱えたまま仕事復帰しストレスになり、イライラした生活になる方がママにとっても子供にとっても辛いことだと思います。
断乳したとしても帰宅後も、子供が満足するまで抱っこしてあげたりすることで愛情を伝えたり、安心感を与えてあげることは出来ると思います。
保育園が母乳を預かってくれるか?
仕事復帰後も母乳を続ける場合、保育園で冷凍母乳を預かってくれるか?の確認も必要です。
おそらく保育園入園前の説明会や見学会で、ミルクのみの保育なのか?冷凍母乳も預かってくれるのか?等の案内はあるとは思いますが、入園が決まった後にももう一度確認しておくことをオススメします。
というのも認可保育園の場合、保育園見学から入園まで約半年あるという場合もあります。見学のときにはOKだったが、入園のときにはNGになっていたなどの可能性が無いとは言い切れないからです。
我が子が通う地域では、冷凍母乳を預かってくれる保育園はとても少なく、多くは「衛生面の管理が十分に出来ない」という理由から断っているようでした。「以前は冷凍母乳受け入れていたんだけどね」と話す保育園もあったので、年々少なくなっているのが現状のようです。
また「0歳児未満は冷凍母乳受け入れるけど1歳以上は牛乳なので受け入れません」といった線引を設けている保育園もあるので、個別にしっかりと確認ておきましょう。
職場で搾乳できるか?
断乳をせず仕事復帰されたママの多くは、職場で搾乳をしながら母乳育児を続けるパターンが多いように感じます。
そこで大事なのは、
- 搾乳する場所があるのか?
- 搾乳する時間が確保できるのか?
の2点です。
場所ですが、搾乳する人のためだけに場所を確保してくれる職場は少ないです。では、多くのママがどこで搾乳しているのかというと・・・トイレです・・・
私の周りでは、トイレで搾乳しているというママが圧倒的に多かったです。「女性更衣室があるような職場でもトイレで搾乳している・・・」というママもいました。やはり多くのママが搾乳する場所に悩んでいるようです。
「会議室が空いているときは1部屋使わせてもらっていたけど、使用中の札をドアに掛けているだけで鍵が付いてなかったため、隣の会議室に人がいると思うと様子が気になって集中できなかった」というママ友もいました。
「搾乳の時間と営業の外出が重なって、駅のトイレで手で搾乳したこともある」というママ友もいました。
搾乳方法は搾乳機を使ってが1番多く、時間は10~15分程度です。搾乳した母乳は「そのままトイレに捨てる」という意見でした。母乳を捨てることに抵抗を感じ、心が痛むと思いますが、衛生面を考えると仕方ないですね。
労働基準法の中には「生後1年未満の子どもを育てる女性は1日2回、少なくとも30分ずつ育児時間を請求することができる」と定められているので、会社に搾乳の時間を求めることが出来ます。
ただ、上司が男性の場合も多いですよね?男性上司に「搾乳したので時間をください」って言いづらい場合もあると思います。そういうときは、職場の先輩ママに相談して見るといいと思います。その先輩ママが上司に言ってくださる場合もあれば、人事経由で話が伝わる場合もあります。
恥ずかしいかもしれませんが、搾乳の時間を請求する権利があるからといって勝手に自己判断しないように注意しましょう。
その他の事前準備としては
- 職場復帰前に自宅で搾乳の練習をする
- 復帰時期が冬だと寒いので薄手の腹巻き等を準備
があります。中でも搾乳の練習はしていおくことをお勧めします。初めての搾乳だと時間がかかるし、搾乳機を使っても上手くいかないこともあります。また、搾乳のときはお腹が冷えるので事前に腹巻き等の準備をしておくと良いと思います。
どうしても仕事中に搾乳時間が確保出来ないという場合は、昼休みを使って1回搾乳。あとはトイレの度に少しづつ搾乳する方法もあります。
搾乳いつまで続ける?
個人差はあると思いますが次第に搾乳の量を減らしていくことで、おっぱいが張って痛むことが無くなっていきます。それに会社で搾乳できるといっても、会社で搾乳すること自体がストレスに感じているママも少なくない印象です。
「2歳までは私がおっぱい飲ませたかったから頑張って搾乳続けてた」と話すママもいたし、「最初は会社で搾乳してたけど、時間が取れず大変だから数ヶ月で諦めて断乳した。断乳したら離乳食も食べるようになったし私も身体が楽になった」と話すママもいました。
ほんと、人それぞれなんだなと感じます。会社で搾乳を続けるには、ママの気持ちと、職場の理解は必須なんですね。
2人のママはそれぞれ違う選択をしましたが、2人とも後悔はしていないようでした。きっと、その結論を出すまでにいっぱい悩んで、いっぱい考えて答えを出したんだろうなと思います。
職場に子育て経験の女性が多ければ理解も得やすいだろうけど、男性ばかりの職場だと相談も難しく悩むこともあると思います。
まとめ
仕事復帰するときに「母乳を続けるか?」「断乳するか?」を決断するには
- 子供の状態
- ママの気持ち
- 保育園が母乳を預かってくれるか?
- 職場で搾乳できるか?
を考えて判断することが大事ですね。仕事復帰後は忙しい毎日になるので、事前にしっかり確認しておくことが重要ですね。
それでも、仕事復帰した後にも「母乳を続けるべきか?」「断乳するべきか?」を何度か悩むことがあるかもしれません。そんなときにもぜひ思い出してみてください。
そして、どっちが「ママも子供も笑顔で過ごせるようになるのか?」を考えてみてくださいね。そしたらきっと、後悔しない答えが出せると思います。
くれぐれも無理はしないでくださいね^^