妊娠中の仕事いつまで続ける?妊娠で仕事辞めたいのは甘えじゃない!!

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妊娠しながら仕事を続けるのは大変ですよね。仕事をいつまで続けようか、仕事を辞めようかと悩んでいる方も多いと思います。

特に初めての妊娠の場合や、職場に妊娠しながら仕事を続けた女性、育休を取得し復帰した女性がいない場合は特に不安ですよね。

私自身、最初の妊娠では身近に出産から仕事復帰した女性がいなかったため、とても悩んだし、とても不安でした。

しかし、今は子供2人を育てながらワーママとして忙しい毎日を過ごしています。全ての人が同じ環境、同じ状況ではないと思いますが、私の経験と出産後に仲良くなった保育園のママたちの話とともに、妊娠中の仕事についてまとめてみました。

妊娠しながらの仕事を心配に思われているなら、参考になると思いますので是非読んでください^^

妊娠中の仕事いつまで続ける?

・妊娠初期の安定期に入るまではつわりと流産。
・安定期に入ってからは、大きくなるお腹からくる腰痛、むくみ。
・後期にはいってからは体重の管理と満員ラッシュでの通勤、仕事中の睡魔。

など、妊娠してからも仕事を続けるうえで乗り越えなければならない沢山の壁があります。

妊娠初期の仕事

妊娠してしばらくすると、つわりがはじまります。つわりは人によって症状に幅があって、水分も取れない人もいるし、食べていないと気持ち悪くなる人、酸っぱいものしか食べられない人、特定のものがダメになる人、食べ物の匂いに敏感になる人、何の症状も無く妊娠前と変わらない人など様々ですよね。

自分がどのタイプになるかは、妊娠してみないと分かりませんし「1人目のときはつわり無かったのに、2人目はつわりで辛い」という場合もあります。ある日急に、始まる人もいるし、日によって波がある人もいます。

ほんと、毎日が目まぐるしく変化していきます。そういった体調の変化から、「私の身体大丈夫かな?」と不安に思うこともありました。自分のことなのに、自分ではどうすることも出来ない不安。

それまでは、たまに風邪を引いたりすることはあっても、数日休んでいれば治るし、経験上自分でどうのように対処したらいいかわかりますよね。でも、つわりには薬もなければ、経験者のアドバイスも自分に当てはまるかは未知数です。そうした変化する体調と不安を抱えたまま仕事を続けることになります。

まだ、妊娠初期なので職場内でも一部の人にしか妊娠が伝えられておやず、十分に配慮してもらえないこともあります。「まだ妊娠が分かったばかりなのに伝えるのは早いかな?」と思うかもしれませんが、一緒に働くチームや上司には早い段階で妊娠を伝える方が協力を得やすいのでいいと思います。

妊娠初期であっても不正出血などで、自宅安静を急に言われることもあるので、職場への報告は早い段階が良いです。不正出血、油断できません。ほんと急に来ます。私の場合は妊娠報告をしてすぐ不正出血があり、1週間の自宅安静を言われました。

「自宅安静を言われたからといって、急に休めないよ」という場合もあるかもしれません。私もそうでした。そのとき医師に言われた言葉は今も覚えています。

「赤ちゃんを守れるのはあなただけですよ」

この言葉を言われたとき、しっかり1週間休んで、無事に赤ちゃんを産みたいと強く思いました。

安定期に入るまでは、つわりと流産。この2つさえクリアできれば、お仕事も続けやすいのではないかと思います。

逆にいうと、つわりと流産が大きく影響を与える場合は、仕事を辞めるという選択をせざるを得ないかもしれません。ただ、つわりでも流産でも傷病手当がもらえます。通常時の給料の2/3を手当金です。もし、辞めたいと思ってもすぐに仕事を辞めるのではなく、可能ならば傷病手当金をもらってからが良いと思います。

傷病手当金について

傷病手当金は自分で申請しないともらえないので、症状が重く長期間休むことが想定される場合は、医師から診断書をもらって忘れずに手続きしてください。

この傷病手当金ですが、連続で4日以上休んだ場合に申請できます。なので、10日休んだ場合、最初の3日は有給もしくは欠勤で、4日目以降の営業日が手当金の対象となります。

4日目以降も有給を使用することは可能ですが、有給を使用してしまうと手当金の対象とならないので、少しでも仕事を続ける可能性がある場合は、最初の3日のみ有給を使うほうがオススメです。

私は、つわりもあり電車通勤でもあったので、この妊娠初期が一番辛く何度も「仕事辞めたい」と思って1日1日を過ごしていました。仕事はデスクワークなので体力的には負担は軽い仕事でしたが、パソコンの文字を目で追っているだけで吐き気がしたり、昼食時間の周りのお弁当の匂いや、タバコの匂い、閉鎖的なオフィスの空気に耐えるのが辛かったです。

営業職の人などは、体力的な負担もあってデスクワークより辛いこともあるとは思いますが、私はとにかく外の空気を吸いたい!!衝動にかられました。外って言ってもオフィス街なのでキレイな空気ではないんですけどね。

つわりのあったこの時期が1番仕事をやめたいと思っていたことは事実です。

妊娠中期の仕事

妊娠中期になると少しづつ、つわりも落ち着いてきて体調が安定してきました。以前と同じように「あースッキリ寝た!!」と爽やかな気分で朝を迎えられるようになりました。寝起きが気持ち良いって幸せです(笑)つわりが落ち着いてきたこともありますが「安定期に入った」ということが、心を軽くしてくれました。

ほんと、つわりがないだけでこんなにも違うんだ!!と毎日感じてました。通勤電車も、昼食の弁当の匂いも、閉鎖的なオフィスの空気も大丈夫でした。

この頃になると、「仕事は続けられるだけ続けてみようかな?」という前向きな気持ちになりました。徐々にお腹も出てくるし、仕事中も「あれ?今の胎動かな?」と仕事そっちのけで赤ちゃんについて検索したり、赤ちゃん用品調べてみたりしていました。

職場の周囲の人にも妊娠の話をしたのも安定期に入ってからです。それまでは、上司や一緒に仕事をするごく一部の人にしか伝えていませんでしたが、この時期から次第に「赤ちゃんに関する話題」が職場でも出来るようになりました。周囲の人に話せるって、とても気持ち良いです(笑)

仕事は、この頃から新規の業務は担当しないようになりました。経年で続いている仕事だけ担当することになったので、気持ち的にも余裕が産まれてきました。

ただやはり妊娠中なので、以前とは違って疲れやすくなりました。妊娠前は夜の就寝も11時を過ぎることが多かったのですが、この頃は10時には就寝。起床は6時半だったので毎日8時間半寝ていたことになります。

寝ている時間は長いのですが、夜中何度も目が覚めてしまったりと疲れが取れにくくなっているように思いました。足のむくみが気になってきたのもこの頃からで、会社でも着圧ソックスを履いたりしていました。

妊娠後期の仕事

妊娠後期にもなると大きな仕事もなくなり、のんびりと仕事をさせてもらっていました。ただ、とっても眠い。寝ても寝ても、本当に眠い。

お腹も大きくなってきたこともあり夜は寝返りも自由にできなし、こむら返りもあったので、十分に熟睡できずに朝を迎えることが多くなってきました。

家から会社までは徒歩15分、電車20分という距離でしたが、とても遠く感じました。腰痛も出てきたので、毎日椅子に座って仕事するのが辛く真夏でしたがコスセットを使用していました。

妊娠後期になると、血流が増えるせいか汗もかきやすく、夏だったのでオフィスが暑いと感じることもありました。ちょうど節電意識が強い年だったので特に暑かったと思います。産前休暇に入る直前では、会社に着替えを持って、通勤で汗をかいたときは着替えていました。

お腹が大きくなると、満員電車での通勤に不安を感じたので通勤時間を調整して出勤するようになりました。朝は1回の荷物挟まりでも大きく混雑する首都圏の電車だったので、ちょっとでも「無理かな?」と不安に思ったときは、諦めてホームの椅子に座って電車が空いてくる時間帯まで待って通勤していました。

これは、急ぎの仕事が無かったために臨機応変に出来たことですが、妊娠前と同じ仕事量だったら難しかったと思います。

この時期に心配なのが、切迫早産ですね。私も長男を妊娠33週4日目で切迫早産と診断されました。産前休暇に入る3日前です。

定期検診で午前休を取り病院に行くと「子宮頸管が短くなってるので今直ぐ入院してください。自宅にも帰ってはだめです。荷物はご家族に持ってきてください。従わない場合は、この他の病院に転院してもらいます」と直入院でした。選択の余地はなかったです。

なので、長男の出産前は職場に挨拶もせず、入院やらの産前休暇、出産でした。出産ししばらくしてから職場には挨拶に行きましたが、それくらい切迫早産は危険なことなんだと実感しました。

ほんと、最後まで油断禁物。ちょっとでも体調悪いかもと思ったら、無理ぜず休むことも大事だと思います。

お仕事が原因かはわかりませんが、切迫早産されたママ、切迫早産で入院してたママ結構います。みんな大変な思いをして出産されているんですよね。

妊娠で仕事辞めたいのは甘えじゃない!!

「妊娠して仕事を辞めたい」と思うのは決して甘えじゃないです!!

これ断言できます。甘えではありません!!

妊娠は、人が一人の人を作っているんです。そうした身体の変化があるのに、以前と同じようにというのは無理があります。それまでと同じように働くしかないのであれば、思い切って仕事を辞めてしまうのもアリだと思います。

私は長女のとき、妊娠初期に切迫流産を経験し、長男のとき、妊娠後期に切迫早産を経験しました。そして、辛いつわりにも苦しみました。あとから考えると「よく仕事続けたな」と我ながら思います。その時は、必死すぎたし相談できる人もいなかったので、ただ毎日耐えるということしか出来なかったのかもしれません。

今、こうして仕事を続けてきて後悔はありません。しかし、もう一度同じ選択をするか?と聞かれたら・・・たぶん違う。

出産は終わりではないし、むしろ出産後も大変です。ただ、私のように妊娠期が大変だったという方もいると思います。私は自分の妊娠を振り返ると「よく頑張った」って自分で自分を褒めたくなりますし、辛い日々を思い出すと涙が出てきます。

それでも、2人の可愛い子供に出会えてとても幸せですし、2人の成長を間近で感じられることが嬉しいです。

Aを選択したら必ずBになる。といったことは無いと思います。つまり未来は誰にも分からないということです。そのとき、そのとき感じたことを考えて答えを出すしかないのです。

だから、妊娠が辛くて仕事をやめたいと思っても、それはそれで正解だと思います。誰にも「甘え」なんて言う資格はないです。万が一赤ちゃんに何かあったときに後悔しない選択をすることが大事です。

まとめ

妊娠には個人差があります。私が経験したことを皆が経験しているわけではありませんし、私がつらいと思っていたつわりでも、友人の「水分も取れなくて入院して点滴生活だった」という話を聞くと、まだ楽な方だったのかもしれないと思ったりします。

でも楽な方だったからといって「辛い」と感じていたのは事実なので、私は「妊娠中が大変だった。出産の痛みは長くても1日だけど、つわりは長く地獄のような辛さだった」と今でも友人に話しています(笑)

だから私にとっては、出産の痛みも、産後の睡眠不足も、寝ているときの長女の頭突きも、イヤイヤ期のワガママも、トイトレ中のおもらしも、子供が風邪を引いたときの1日中抱っこで腰がもげそうになっても、全てを足しても妊娠中が1番大変だったと言えます。

なので「妊娠して仕事辞めたいな」という気持ちとてもよく分かります。だから「お金のことを考えると仕事続けた方がいいよ」「出産手当もらえるよ」「育休期間中も育児休業給付金お金もらえるよ」という理由で、「仕事辞めないで」とは簡単には言えません。

私は辛かったけど、子供2人無事に健康に産まれてきてくれたから「後悔はない」といえますが、もしそうじゃ無かったら、ものすごく後悔していたと思います。自分を責めたと思います。

でも、お金も大事なことには変わりないですよね。出産後は子供にもお金が必要ですからね。

だから、もし「仕事を辞める」という決断をしても、「仕事を辞めない。続ける」という決断をしたとしても、後悔しないようにしっかり考えて結論を出してほしいなと強く思います。

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