年長 滑舌が悪い長女がやった滑舌練習法

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我が家には7歳の長女と3歳の長男の2人子どもがいます。

長女の滑舌が気になりだしたのは、長女が保育園の年少クラスのときです。それまでは同じクラスの子のママと送り迎えのタイミングで会話することはあっても、まだ子どもも幼く、子ども同士でお喋りする機会もほとんど無く、我が子以外の子がどんなふうに会話をしているのか気にしたことも無かったのです。

それに、それまで保育園にお迎えに行く時間帯は、先生が絵本の読み聞かせをする時間帯で他の子が話しているのをほとんど聞いたことがなかったような。

しかし長男が産まれ育休に入り、私も時間的にも余裕ができたこともあって、他の子よりも早く保育園にお迎えに行くようになりました。

そこで、我が子の発音と他の子の発音が違うって、初めて気づいたのです。

滑舌が悪いことに気づいたのは年少のとき

それまでも長女の滑舌が良くないなとは思っていました。親には通じるけど、親以外のおじいちゃん、おばあちゃん、スーパーのレジのおばちゃんには通じないみたいなことが良くありました。

その度に私が、「○○といったんです」とフォローをしていたのですが、まだ4歳だし、私がフォローすることで通じていたので特に不自由はしていませんでしたし、「こんなもんだろう」って、思っていました。

しかし、長男の育休で保育園に早くお迎えに行くようになると、それまでの絵本の読み聞かせの時間帯ではなく、自由時間の時間帯にお迎えが当たるようになりました。

自由時間ですから、子ども達は自由に遊んだり、絵本を読んだり、先生とお話したりと好きなことをして楽しんでいました。

それを見ていると、まぁ他の子のはっきり喋ること。もうね、違いは歴然でした。全然違う(笑)

そのときに初めて、うちの子大丈夫かな?

と、不安に思いました。

母に相談してみた

私の母は、昨年まで小学校の教員をしており、定年する最後の10年ほどは小学校の特別支援の担任をしていました。なので、長女の滑舌について相談してみると、

実は、この前の夏に帰省してきたときに少し気になったんだよね。聞き取れないってほどじゃないけど、聞き取りにくいかな?って。でも、まだ4歳だし、今直ぐどうって訳じゃないかもしれないけど、近くに言語を見てくれるところがあったら行ってみても良いかもね。仕事復帰してからじゃ、忙しくなるだろうし

と言われました。

気づいてたなら、そのとき言ってよー!と、少し思いましたが、まだ長男も産まれて半年経っていなかったので母も気を使ったのかもしれません。

でも、特別支援を持っていた母の言葉を受け、長女の滑舌を見てもらうことにしました。

滑舌を見てもらうのは言語聴覚士

母に教えてもらったのですが、滑舌を専門的にみてくれるのは言語聴覚士という職業の方で、病院や小学校で言語訓練などをされていらっしゃるそうです。

小学生になれば、通っている小学校に言語聴覚士さんが来てくれているのであれば見てもらうことが出来るようですが、通っている小学校に言語聴覚士が来ていなければ、同市内の他の小学校まで通うことになるそうですが、そもそも長女は小学生ではないので、小学校の言語訓練には通えません。

そうなると、言語聴覚士さんのいる病院などに電話で予約をし見てもらう必要があるのですが、住んでいる近くで、言語聴覚士さんのいる病院をどうやって探せばいいのか検討もつきませんでした。

そこで、まず市の発達相談窓口に電話をかけ、言語聴覚士さんのいる病院を紹介してもらえないか?聞いてみました。

すると、言語聴覚士を紹介することは可能だが、時間がかかるため、毎月行われている市の発達相談に1度来てみませんか?とお誘いを受けました。

詳しい滑舌についての判断はできないが、子どもの発達や様子、ことばの遅れなどを相談でき、そこで言語聴覚士の紹介を受けるか受けないかも一緒に相談できますよ。と仰っていました。

ただ、ジーッと言語聴覚士の予約を待つのも嫌だったので、その場で「はい。お願いします!!」と発達相談会に申し込みました。市の相談会なので、費用はもちろん無料。予約も親の名前や住所、電話番号、子どもの名前を電話で伝えるだけでよかったです。

発達相談会で滑舌を相談してみて

当日は、朝10時半の予約だったので保育園はお休みしました。保育園の担任にも「滑舌が気になるので市の相談会に行ってきます。」とお伝えしてお休みしました。

こういうのって、他人に言いづらいかもしれませんが、言った方が良いと思います!!なぜなら、私自身、滑舌を見てもらったことがあるから!!微かに記憶があるくらいなので、小学校入学前だと思います。母に長女の滑舌を相談したときに「私も小さい時見てもらったよね」と話したら「良くそんな小さいときのこと覚えているね」と驚いていました。

私は「さ行」が言えなくて、「さ」が「た」、「し」が「ち」としか発音が出来ず、母が当時勤めていた小学校に来ていた言語聴覚士に見てもらった経験があります。

そこで、舌の使い方や口の動かし方を教えてもらったおかげか、小学校入学前には「さ行」が発音できるようになりました。母が言うには「半年ぐらいで発音できるようになった」そうです。

なので、もし長女も滑舌の訓練が必要なのであればそれは保育園にも協力してもらった方が良いし、恥ずかしいことでも何でも無いと思います。私は今でも人に「滑舌悪くて見てもらった」と言えます。

「滑舌が悪かった」過去を話して困ることはないけど、「滑舌が悪いまま」だと大人になってから困りますよね?だから、恥ずかしいか恥ずかしくないか?ではなく、困るか、困らないか?という問題です^^

発達相談に行き、教えてもらったは、滑舌が悪いのには2パターンあって

  • 口の構造的に滑舌が悪い
  • 口の使い方が悪く滑舌が悪い

ということらしいのです。口の構造的にというのは、舌が短いとかとういった生まれ持った身体的特徴から滑舌が悪い場合です。口の使い方が悪くというのは、口の開きが悪いとか、口の周りの筋肉が発達していなくて、滑舌が悪い場合です。

まず、舌を顎に向けて思いっきり「あっかんべ~」をし、その後、舌を丸められるかチェックしてもらいました。長女はスタッフのお姉さんと遊んでもらっている様子で楽しそうに真似していました。

その結果、おそらく口の使い方を練習したら、滑舌がよくなるのではないか?とアドバイスを受け、それでも改善しない場合に、言語聴覚士に見てもらっても良いのでは?という結論になりました。

きっと、言語聴覚士って多くない職業なんですね。予約しても半年ぐらい待つと言われましたし、訓練に通うとしたら自転車で通える範囲には無いようでした。

長女が教えてもらった訓練は

滑舌を改善させる練習法

ここに文章

  • 割り箸を前歯で加えて、口を横に広げ口の周りの筋肉を鍛える
  • 舌を「あっかんべー」や巻き舌などして舌の運動をする
  • ゆっくり、はっきり喋るように意識させる
  • 硬いものを食べる(スルメとか)

の2つだったと思います。ちなみに私が幼少期にやった訓練は、風船を膨らませるでした。

訓練というと、小さい子どもにはまだ難しいこともあると思いますが、舌の「あっかんべー」はペロペロキャンディーを食べるとき、ソフトクリーム、アイスクリームを食べるときに舌で舐めるようにすると良いですよ。と、アドバイスしてもらいました。

ゆっくり、はっきり喋るは意識付けだと思うので、聞き取れなかったときに「ゆっくり話してごらん」と言うだけでも違うと思います。

硬いものを食べるは、日常の生活などで咀嚼の回数を増やすようにするだけでも違うようです。

訓練といっても習慣づけてしまえば、特に負担になることもないので、毎日やらなきゃという意識はありませんでした。むしろ義務的に強制的にやってしまうと、子どもに苦手意識が生まれ逆効果かなと思います。

滑舌の悪い長女が年長さんになった

長女の滑舌を見てもらって1年が過ぎたころには、滑舌の悪さはほぼ気にならなくなりました

友達との会話や、先生との会話の様子を見てても「ん?なんて言った?」ということは言われていないようでした。元小学校の特別支援を担当していた母にも長女の滑舌を聞きましたが「もう気にならなくなったね」と言っていました。

ただ、たまに長女が興奮しているときなどは、早口で何を話しているのか分からないときがあるため「落ち着いて、ゆっくり話して」とは伝えていました。そう言うと長女は、ゆっくり大きく口を開いて一語ずつ「きょ・う・ね、・ほ・い・く・え・ん・で、、、、」と話すようになっていました。

直接長女に「滑舌が悪い」といったことは伝えたことがありませんが、長女なりに滑舌の悪さを気にしていたのかもしれません。

年長さん最後の発表会でも、ナレーションという難しい役を任され、大声でしっかりと舞台の上で話している長女を見て、とても感動しました。

どのタイミングがベストなのか?

小学校に入学すると通っている小学校以外でも、市内の小学校にある言語訓練に通うことができると思います。

通っている小学校に言語訓練教室があればいいですが、無い場合は保護者付き添いで小学校を休んで言語訓練に通う必要があります。少なくとも私が住んでいる地域ではそうです。

それを負担ではない。と感じるのであれば、小学校に入学後でも良いかと思いますが、学校を休んで、もしくは授業を抜けて言語訓練に通うというのは、子どもにとっても苦手を強く意識してしまうことにならないかな?と不安があります。

そういった子どもの負担を考えると、小学校入学前に1度は専門の機関か市の発達相談窓口に相談した方がいいではないでしょうか?

知り合いのママが、子どもの発音について悩んでいるようで、以前から相談はしていたようですが、言語訓練までは受けていなくて、このまま成長を待ってみるか、早めに訓練に行くか?迷っていらっしゃいました。その子の小学校にも言語訓練がなく、隣の小学校にはあすようですが、学校を休ませなきゃいけない。しかも、定期的に。という部分で、悩んでいるようでした。

「あまり意識させすぎると逆効果になるらしく、自然に治ってくれるのが1番なんだけどね。でも、自然に治らなかったときが困るよね。それに、いじめが怖いよね」と、話されていました。

そう。周りの子から、からかわれるようになったら辛いですね。子どもが正直で残酷なときもありますから・・・

まとめ

私も滑舌が悪く、幼少期に見てもらったことがあり苦手だった「さ行」は発音できるようになりましたが、未だに早口言葉などは苦手ですし、発音しにくい言葉もあります。しかし、日常会話に困ることはありません。友達との会話も、職場での会話も問題ありません。

ただ、滑舌が良い人に合うと羨ましいなと感じることはありますし、重要な場面だと、ちゃんと話せるか緊張してしまいます。

私は、あのとき滑舌をみてもらって良かったと思いますし、母にも感謝しています。きっと小学校入学後であれば、今以上に苦手意識を持っていたと思います(できる、できないではなく)。

あまり、物心の無いあのタイミングだったから良かったんだと思います。

発達に個人差があるように、発音にも個人差があるのかもしれません。練習をしなくても自然に発音できる人がいるように、練習しないと発音できない人がいてもおかしくありません。自然に発音できるようになる時期にも個人差があるかもしれません。

もし、正しく練習すれば発音できるようになるとしたら、練習しないことはとても勿体ないことだと私は思います。

なので、もし子ども自身が嫌がらず、親も大きな負担なく滑舌を見てもらえる環境があるなら1度でも良いと思うので相談してみることをオススメします^^

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