年長なのに話を聞かない。落ち着きがない長女が小学生になった今

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長女が小学一年生になって約半年が過ぎました。そして今日、長女の小学校では次年度の小学1年生の就学前検診が学校の体育館で行われています。

子どもがもらってきた学校行事のプリントを見ていると「あー。もうあれから1年経つんだ。あのころは不安もいっぱいあったな」と懐かしく思いました。

我が家は共働き家庭のため長女が小学校に入学するにあたって、学習面での不安や、学童の申し込みに対する不安や、習い事に対する心配や、保育園が1クラス13人なのに対して1クラス35人に増えることに対する不安など、様々な心配事がありました。

その中の一つに「人の話を聞かない」「落ち着きがない」といったことがありました。

年長なのに話を聞かない娘

長女は活発でとても元気のある娘です。お人形遊びをするよりも男の子たちと走り回ってかけっこをするのが好きな性格でした。

そういったこともあってか、コミュニケーション能力は同年代の女の子に比べると低かったと思います。自分の考えを言葉にするのも苦手なように感じました。親子の会話は普通に出来るのですが、親だと子どもが上手に言葉に出来なくても普段の会話などから「この子が何を言いたいのか?」「何を伝えようとしているのか?」といったことがある程度推測出来ると思います。しかし、保育園の先生や知らない人の場合、言葉から意図を汲み取れず意思の疎通が上手くいっていないなと感じることは多かったです。

あとは、自分のことは聞いて欲しいけど、人の話には興味がない様子もありました。

保育参観の様子などを見ても、自分が好きなことは話を聞くけど、興味がないこと、他に関心があるときには、全く話を聞いていないようでした。

長女は年中の夏から、習い事で体操教室に通っていました。体操教室では、マット運動、鉄棒、跳び箱、トランポリンなど様々な器具を使って練習をします。毎回同じメンバーで練習するのではなく、毎回生徒を入れ替えて複数グループに分かれて練習をします。

そのため、そのときのメンバーやレベルによって「これから開脚前転の練習をします」や、「これから逆上がりの練習をします」といった指示があります。

しかし、長女は他のグループの練習が気になって仕方がない様子で、自分のグループの先生の話も他の子の練習風景も全く見ていません。まさに、心ここにあらず。

そんな状態で自分の番になって前に出ても、何をして良いのかさっぱり分かっていない様子。そりゃそうです。先生の指示も聞いていないし、前の子が何をしていたのか?も全くみていないのですから、自分の番になって出来るはずはありません。

そのため練習の度に「先生の話聞いてた?前の子をしっかり見て」と注意され、後方の順番に移動させられ、長女も泣きべそをかきながら反省した様子を見せるのですが、次の週の練習でもほぼ同じように注意されています。

練習前に私も「ちゃんと先生の話聞くんだよ。他の子の練習を見るのも練習になるんだからね。他のグループみても上手にはなれないよ」と話、長女も「うん。わかった」とはいうのですが・・・

何度も同じことを繰り返すので、長女に「体操楽しくないなら辞めてもいいよ。無理に続けることもないし、真面目にやらないならお金もったいないよ」と伝えたこともあります。しかし、そのたびに「体操辞めたくない!!!!」の一点張りでした。

そこで、「どうして先生の話聞けないの?」と尋ねると、「先生の声が大きくて怖い・・・」と答えました。

親の私からすると、確かに体育会系の明るい先生ではありますが、怒鳴るわけでも大声で威嚇するわけでもありません。ただ、子どもたちを楽しませようと一生懸命盛り上げてくれているように思いました。

しかし、ダメ元で体操教室の先生に相談してみると「レベルは低くなるが女の先生に変更することは出来る」と教えてもらったので、下のクラスに移動してみることにしました。

下のクラスは2学年ほど下の子がメインのクラスで、年長でも身長が高い部類の長女はクラスでも頭一つ分大きく目立っていましたが、念願の女の先生のクラスになれたこともあって、そのクラスでは以前に比べると「話を聞こう」という姿勢が見て取れました。

もしかしたら、女の先生のグループが羨ましくてよそ見ばかりしていたのかもしれないなと後から感じました。原因はそれだけではないとは思いますが。

落ち着きがない年長時代

話が聞けないということ以上に、頭を悩ませたのが「落ち着きがない」という部分です。

話が聞けなくても周りの子に迷惑はかけませんが、「落ち着きがない」というのは周りにも迷惑をかけます。

長女を見ていて思ったのは、

人の話を聞けない(特に1対多のとき)

やることが無くて暇

落ち着きがなくなる

周りの子に同じような子がいると相乗効果でふざける

といった流れが多いように感じました。一番厄介なのが、「周りに同じような子がいたとき」です。

一人なら暇でもあくびをしたり、ちょっとキョロキョロする程度で済むのですが、同じような子が近くにいると、最初は二人で目を合わせ笑ったりすることからスタートし、次第にちょっかいを出したりと遊び出してしまうことです。

保育園のクラスでも、そういった子がいて担任の先生からは

よく2人で盛り上がっています(苦笑)

と、言われていました。本当、申し訳なかったです。

人の話を聞かない、落ち着きがないのは、性格と環境にある?

人の話を聞かない、落ち着きがないのは、その子の性格でもありますが、周りの環境にもあったと思います。

長女の保育園時代のクラスの様子を見ていると、人の話を聞かない、落ち着きがない子の多くは「下に弟か妹がいる第一子」という共通点がありました。

もしかしたら、たまたま長女の保育園だけそういった共通点があったのかもしれませんが、いわゆるマイペースで、空気が読めないタイプ。

長女にかんしては怒られても、そのときは反省するようですが直ぐ忘れてしまうようでした。なので何度も同じことで注意されたりすることが多かったです。

一度、不安になって長女の発達を市の保健センターで見てもらったことがあります。年少さんのときだったと思います。そのとき相談した内容は

  • 人の話を聞かない
  • 落ち着きがない
  • 滑舌が悪い
  • 何度も同じことで注意するが覚えていない
  • 語彙力が乏しい

といった内容だったと思います。

その時のアドバイスとしては

センターの方のアドバイス

  • 話すときは必ず目を見て話すようにする
  • 落ち着きがないのは下の子が産まれた影響もある
  • まだ成長段階で発達度合いには個人差があり急ぐ必要はない
  • 友達とトラブルになっていないなら様子見でいい
  • 小学生にると変わる子も多いから小学校入学後にまだ心配であればまた来て欲しい

でした。必ずしも、皆と同じように出来る必要はないので焦らずじっくりと様子を見てあげて欲しいということでした。特に、我が家の場合はちょうど下の子が産まれたタイミングだったこともあって、今までの生活環境との変化にまだ追いつけていないのでは?といったアドバイスでした。

発達を見てもらう前は、「何言われるのかな?」「どうしよう?」って不安でしたが、結果的に見てもらって良かったと思います。家で一人で「どうなのかな?」と考え込んでしまうぐらいなら思い切って相談に行っても良いのかなと思います。

小学生になった長女の様子は?

さて、小学生になって半年がたった長女ですが、当初心配していたよりは問題なく小学校生活を送れています。

授業参観に行くと、まだ落ち着きがなかったり先生の話をしっかり聞いているのかな?と不安に感じることもありがすが、7月の担任の先生との面談では

「とてもしっかりしていて、困っているお友達がいると積極的に助けようとする姿勢がみられます」と言われました。

先生、それうちの子の話ですか?他の誰かと間違えてませんか?

と、思わず声に出しそうになりましたが、きっとそういうことなんだと素直に受け取っておきました。確かに世話好きではある(笑)

おふざけばかりしていた体操教室も、小学生のクラスに移ってからはレッスン中もふざけることなく練習できているように思います。まだ時折、他のクラスの練習が気になってよそ見をしていることはありますが、逆上がりが出来るようになったことが一つのきっかけになったようで、今は空中逆上がりという目標ができ本人も「頑張りたい!!」と思っているようです。

あとは、4つ下の長男の影響もあるかもしれません。長男は現在3歳になったばかりなのですが、とても負けず嫌いで、何でも姉と張り合おうとします。たかが歯磨きのタイミングひとつでも、どっちが早く歯磨きを持ってこれるか?で、姉に勝てないと泣きわめきます。

そんな長男が身近にいるせいか、それまで他人に負けても何とも感じていない様子だった長女にも「他人に負けたくない」という気持ちが芽生えてきたようで、少しでも頑張りたいと思う気持ちが持てるようになったように感じます。

長女の場合は、「頑張ったら結果がついてくる」という成功体験が良かったように思います。

まとめ

小学校に入学すると、4月の入学と同時に「机に座って先生の話を聞く」ということが求められます。それには「椅子に座ってられる」「人の話を聞く」という2つのスキルが必要です。

これら2つは、文字が読める、文字が書ける、早く走れる、縄跳びができる、ピアノが弾けるといったもののベースとなると思います。

だからこそ、「人の話を聞かない」「落ち着きがない」などの特徴が子どもにあったとき親は不安に感じますよね。

私は専門家ではないので、全ての子どもに大丈夫!!ということは出来ませんが、我が家の長女は相当「人の話を聞かない」「落ち着きがない」だったと思います。買い物中のスーパーで迷子なった回数は数え切れないほどでした。

4つ下の長男が聞き分けが良いのと比べると、未だに大丈夫かな?と感じることもありますが、それでも毎晩、自分で次の日の授業の準備をし、宿題をやり、習い事に通っています。たまに学校に忘れ物をしたり、運動会当日に運動着を忘れるといった失敗はありますが、それも「子どもらしい」と感じる余裕が出来ました。

学力がよく分かりませんが、子どもの宿題の様子やテストの結果などを見ると、問題はないように感じます。

なので、もし本当に心配なら保育園や幼稚園の先生に相談してみてることをオススメします。家とは違う様子を知ることは大事だと思います。そして、その話をもとに専門家に見てもらうのか?市の発達センターに行くのか?など決めてもいいと思います。

とにかく、一人で悩むのは辛いと思いますので思い切って誰かに相談してみてください^^

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