保育園と小学校の違いは?小学校は何が大変?幼稚園と差はある?

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長女が小学校に入学して約半年が経ちました。我が家は共働きなため、小学校入学前は「学童さえ入れれば保育園時代と大差ない生活が送れる」と考えていました。幸いなことに長女は小学校の敷地内にある学童に入ることができ、放課後の居場所を確保することが出来ました。

授業が終われば学童に行き、私が迎えに行くまで学童の友達と遊んで過ごし、帰宅後は、夕食を食べ、次の日の準備をしながら、のんびり過ごす。

小学生になったからといって、やることと言っても学校の宿題が増えるぐらいで、そんなに大変なことじゃない

と、思っていました。

でも、実際に長女が小学生になってみると、保育園のときとは比べ物にならないくらい大変!!

保育園と小学校の違いはなに?

保育園と小学校の1番の違いは、保育園は共働き家庭に寄り添った対応をしてくれるけれど、小学校は専業主婦家庭を中心に物事が進むため、共働き家庭は圧倒的にマイナーな立場に追いやられることです。

保育園時代は、「運動会も発表会も保護者が見に来れる土曜日」「夏祭りも懇談会も土曜日」「面談も土曜日もしくは、平日の18時以降」といったことが当たり前でした。保育園の行事はいつでも保護者の仕事を考慮してくれ、少しでも共働き家庭の負担にならないように配慮してくれていました。

私もそんな環境に慣れていたため、保育園に通わせる家庭の常識と小学校の求める家庭の常識に多きなギャップがあることにとても戸惑ってしまいました。

平日の行事が多い

まず、1番大きな違いは行事の数です。たとえば今月11月の場合、

8日(木)音楽会(弁当)
13日(火)遠足(弁当)
14日(水)県民の日(学校休み)
18日(日)授業参観(弁当)
22日(木)振替休日(学校休み)
29日(木)次年度の就学時前検診(午前中のみ)

1ヶ月のうちに6日も行事があります。もし子供の予定全てに合わせて仕事を休みとしたら、遠足を除いた5日間も全休もしくは半休を取る必要があります。

それに加えて、夏休み、冬休み、春休みなどの長期休暇もあります。

保育園時代が、たまに土曜日行事で、1週間ほどの夏休み、年末年始休みとほぼカレンダー通りに登園していたのに比べると、驚くほどの休みの数です。でも、きっと幼稚園に通っていた子からすれば当たり前なんですよね・・・。

それを解決するために学童に通わせているのですが、学童は他の学年の子も多いので1年生にとって落ち着ける環境か?と聞かれると、違いますよね?(学童が楽しいという子もいると思いますが、みんながみんな楽しんでいるわけではないと思います。)

学校にいる時間が短い

休みが多いことに加えて、1日のうち帰宅する時間が早いということもあります。長女は1年生なので下校は15時頃。保育園では18時まで過ごせたのを考えると3時間も早い帰宅です。もちろん、一人で留守番は無理なので、学童に行かせていますが、学童はトラブルも多く、あまり好きでは無いようです。

今はまだ学童に通ってくれていますが、上に兄弟がいるママの話を聞くと、小学2年生になると半分の子が学童に来なくなって、3年生以上になれば一学年10人もいないようです。

せっかく子供が学童に入れても、いつか「学童行きたくない・・・」と言い出すかもと思うと不安です。小学3年生であれば鍵を持たせて自宅で留守番もできるかと思いますが、2年生、1年生では難しい子も多いと思います。

そうなると、勤務時間を短くするか、学童以外に居場所を確保出来るか?の2択しかないですよね?

子供が小学生になると時短勤務が使用できなくなる会社も少なくないと思いますし、かといって学童以外に居場所を確保出来るか?と言われると、それも難しいと思います。

そうしたご家庭が悩んだ末に、3択目として「毎日習い事」ということになるんだと思います。我が家もこのパターンになりつつあります。学童よりはお金はかかりますが、子供も楽しそうに習い事に通っていますし、身になるかな?と割り切っています。

朝が早い

朝の登校時間に合わせるのが大変ということもあります。

長女の朝、家を出る時刻は7時25分。小学校まで徒歩15分かかるのですが、小学校の登校時間が7時45分から8時までの間なので、集合時刻に間に合わせることを考えると7時25分なのです。

保育園が同じだったママの中には、ママの仕事が10時からで保育園には9時ギリギリに登園していたというご家庭も少なくなく、そういったご家庭にとっては朝1時間以上も早く起床し準備させるのが大変そうです。

各御家庭の都合に応じて登園時間を決めることができた保育園に慣れていると、朝はツライかもしれません。その子は朝眠いのか、いつも不機嫌そうです。

小学校で大変なことってなに?

平日の行事が多く仕事を休まなければならないこと、放課後の居場所確保が難しいこと、朝が早いことも大変なことですが、子供が小学生になって1番大変だなと感じることは

親は子供の様子を細かくチェックする必要がある

という部分です。

これは、毎日の体調や機嫌もそうですが、保育園のときと違って保護者は行事以外では小学校に行くことはありません。担任の先生と会話することもほとんどありません。

  • 子供が学校でどんな風に過ごしているのか?
  • 休み時間は誰と遊んでいるのか?
  • 給食は全部食べたのか?
  • 忘れ物は無かったのか?
  • 来週の工作で使う材料は何が必要なのか?
  • 今日は何を習ったのか?
  • 授業の内容は理解出来ているのか?
  • 授業中は集中して先生の話を聞いているのか?
  • 体育では何をしているのか?

などなど、小学校生活に関する情報全てを子供の口から聞かない限り親はわからないのです。楽しそうに学校に行っていると思っても、実は通学途中に意地悪をしてくるお友達がいたとしても、子供が自分の口で言ってくれなければ、親は何一つわからないのです(実話)。

もちろん、帰宅後の夕食の時間や、寝る前などに「今日1日どんなことしたの?どんな遊びをしたの?音楽は何の歌を歌ったの?」などと会話をしますが、その日1日のことを全部を聞けるわけではありませんよね。

保育園では、お友達と些細なトラブルがあっても担任の先生が必ず「今日、ちょっとお友達と喧嘩しちゃって・・・」と報告がありました。でも、小学校の担任の先生は、クラスの一人一人の些細な喧嘩ぐらいじゃ、保護者に連絡はしてきませんし、そもそも担任の先生が見ていないことも多いと思います。

学校の授業に子供がついて行けていないとしても、親は自分で子供の様子を見て、周りの子を見てどのレベルなのか?を判断しないといけないのです。

親がサポートしなくても自主的に勉強してくれて、週末の公園では積極的に鉄棒の練習をしてくれるような子であれば、親はいちいち気にしなくても良いのかもしれませんが、そういう子ばかりではないですよね。

毎日の宿題を見ながら、子供が本当はどの程度理解していて、どの部分が弱いのか?どうしたら積極的に取り組んでくれるのか?など、を判断しなくてはいけません。

私もそうですが、「子供の細かい様子(状態)まで管理できない」と感じることも多いです。

だって、帰宅が18時を過ぎ、そこから夕食を準備して、子供をお風呂に入れ、宿題をさせ、丸付け、明日の準備等、本当に時間が無いのです。宿題だって指定された量をさせるだけで精一杯で、

気になるけど、つい後回しにしてしまうこと

  • それがどのくらいのレベルなのか?
  • どんな部分が苦手なのか?
  • いつまでに、どのレベルまで出来るべきなのか?
  • どうしたら良いのか?

などを冷静に考える余裕など無いのです。

保育園と幼稚園では小学校で差がある?

子供が低学年のうちは、嫌でも「親の熱量」と「子供の出来」は比例すると思います。クラスの全員がそうとは限りませんが、どうしても専業主婦で教育熱心なご家庭の子と一緒に授業を受けることになります。

そのご家庭の子と張り合うことは無いと思いますが、クラスの中で我が子だけ置いてかれることは避けたいですよね。

でも、子供の成長と同時に「親の熱量」と「子供の出来」の関係が分かってくると思いますし、「子供の出来」もどんどん多様化していくと思います。子供が自分で興味を持って、自分で努力していかなければならない段階がいずれ来ます。

なので、クラスの中で中間ぐらいの位置を維持できるようにサポートしてあげれば良いのかなと思います。

中間でも、結構難しいんですよね。国語と一言でいっても、ひらがな、カタカナ、漢字といった書き取りの他に、句読点、作文、文章問題、音読と様々です。最初は、姿勢正しくきれいな字を書かせるという意識付けから必要になってくるので、宿題一つにしても、すっごく時間がかかるんですよね。

それに、算数は足し算、引き算、繰り上がり足し算、引き算。音楽だと発表会に向けてピアニカの練習。体育は持久走大会や縄跳び大会など、多くの行事に合わせて子供をサポートしなければいけません。

その全てでトップを目指すのは無理かもしれませんが、1つでも得意なこと、好きなことを見つけてあげられるといいですよね。

まとめ

長女と同学年の娘をもつ知り合いのママが、10月から時短勤務になりました。子供が保育園に通っていたときは一度も取得しなかった時短勤務を、1年生の10月から取得したのです。

その理由も、「フルタイムだと帰宅が19時近くになって、それだと子供の勉強のサポートが出来ない」というものでした。そのママは特に教育熱心とか、お受験を想定しているわけではなく、単純に「宿題が終わらない」というものでした。

ただ、毎日が楽しく遊んで過ごしていた保育園時代と、勉強・技術取得といったことが求められる小学校とは大きな差があります。もちろん、低学年のうちは楽しく学ぶことがメインだとは思いますが、お勉強系でない保育園から小学校にあがった子と保護者からしたら負担は少なくないと思います。

「小学校にあがってからでも遅くはない」と思いますが、もう少し保育園時代の時間があったときに、色々教えててあげれば良かったなと少し後悔しています。

無理に先取りしてやる必要は無いと思いますが、時間があるときに余裕をもって子供としっかり向き合う時間を小学校入学前から意識しておくことをオススメします。

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