長女が小学生になってもうすぐ半年。最初は慣れなかった朝の支度や集団登校、毎日違う時間割に沿った持ち物準備、帰宅後の宿題など、半年のうちに親が毎晩声をかけなくても、自分で準備ができるようになりました。
長女が小学校にあがるときに先輩のママたちから「小学生になったら親はPTAもあるし、保育園みたいに学校での様子も分からないから大変だよ」「朝も決まった時間に登校しなきゃいけないから難しいよね」などと、様々なアドバイスをいただいていました。
でも、そういったものも含め、小学校生活に慣れるうちだけかな?2学期にもなれば親も子も楽になるかな?と考えていました。
そして長い夏休みを経て、先月からスタートした2学期。たしかに、毎日のリズムは整って来て、朝も親が口うるさく言わなくても毎日同じ時間に家を出れるようになりました。しかし、親である私が直面している新たな問題(本当は長女の問題だけど本人はそこまで気にしていない)は、勉強です!!!!
小1の壁の勉強サポートは必要?
長女の小学校は地区にある公立小学校です。都内へは電車の便がいいこともあって学校の周りには比較的新しいマンションがいくつかある、都会でもなく、かといって田舎でもない地域です。1学年5クラスあり、全校生徒は千人を超えます。なので、小学校としては生徒数は多い方かと思いますが、近隣の小学校も同じくらいの規模なので、このあたりでは珍しくありません。
長女が小学校に入学して1ヶ月も経たないうちから毎日5時間授業となり、始業式や終業式以外では毎日例外なく2時半過ぎの帰宅です。とは、いっても我が家は共働き家庭なため、長女は学校が終わると学童に通うか、習い事に行くかのどちらかです。
学童では「宿題が終わったら自由に遊んでもいいよ」というルールが設けられているようで、親が迎えに行くころには宿題は終わっています。習い事がある日は、親が帰宅後に宿題を行います。
長女が2学期になって毎日出されている宿題は、
- 漢字ドリル2ページ
- 音読(教科書3ページ)
- 計算音読(足し算、引き算)
の3つプラス何かです。
プラス何かとは、たとえば今月は、来月行われる音楽発表会で演奏する曲をピアニカで弾けるようにと、ほぼ毎日30分かけて練習しています。
と、いうことは、漢字ドリル15分、音読3分、計算音読3分。ピアニカ30分で約50分もの宿題の時間が必要となるのです!!!!
しかも、この時間は何も躓きがなく長女が機嫌よく宿題に取り組んでくれたときの時間です。もしも、「宿題分からないからやりたくない」「テレビ見てから宿題やる」「お腹空いたからお菓子食べたい」などの状態のときは、ドリル1つで30分以上かかることもあるのです。
でも、長女の「宿題やりたくない」という気持ちも何となくわかります。だって、毎朝7時には起床。家を出るのが7時半。8時前には学校に着いて下校が15時。その後習い事をして帰宅は17時。
私は今、時短勤務で働いているのですが朝家を出るのが8時。会社を出るのが16時。家に着くのが17時です。
そうなんです。私より長女の方が家の外にいる時間が長いのです。それなのに、帰宅後も音読やらピアニカの練習って・・・。ちょっと大変だなと感じます。
でもね、でもね、やっぱり、保育園に通っていたこともあって、幼稚園出身の子と比べると学習面ではまだまだ追いつけないことも多いんですよね。
長女が通っていた保育園は、子供たちの自主性を重んじる保育をしてくださっていたこともあって、多少の平仮名は書かせていたくれていた(無理には教えない)のですが、小学校入学直前の長女のレベルは、たどたどしいながら絵本が読める程度でした。
もともと文字を書くこと、読むことに興味を示さなかったこともあって、カタカナは半分程度しか理解していなかったと思います。
足し算は1+2が3、3+3は6(合計が5前後)ぐらいがやっとで、引き算は全くでした。
なので入学当初は周りの子と比べると、できることよりも出来ないことの方が多かったと思います。
そんな状態なので、本人にも若干勉強に対して苦手意識があるようで、「勉強はやらなきゃいけないからやるもの」という認識で、勉強が楽しいとか、勉強が好きという気持ちは薄いようです。
勉強ついていけないを防ぐ家庭学習法
もし、長女と同じように「勉強が好きじゃない」という子であっても、まだ低学年のうちは親が積極的にサポートしてあげることで、学校の勉強についていけないということは防げるのではないかと思います。
低学年の算数であれば、足し算、引き算が1つ目の山で、その次が掛け算、その次が割り算になると思います。足し算、引き算が苦手な子は掛け算、割り算でも当然躓くことが予想できますよね。
その変わり、足し算、引き算が「得意」「好き」という子であれば、掛け算も割り算も取っ掛かりやすくなると思います。
そうです。低学年のうちは、応用問題よりも授業で学んだことを復習することに集中させたほうがいいと思います。
我が家の長女も、最初は机の前に座らせることからスタートしました。慣れるまでは何かご褒美を用意して、おおげさに褒めてあげてもいいと思います。いきなり勉強!!というのは難しいと思うので、折り紙でもお絵かきでも良いと思います。まずは、机に向かっていられることを褒めてあげましょう^^
次第に、机に向かってじーっと作業することに慣れると思います。そうなったら、算数や国語など、子供が好きな教科から家庭学習をスタートさせてみてください。親としては、苦手な教科からやりたいという気持ちはあるかと思いますが、好きな教科が伸びてくると自然と苦手な教科も子供自ら取り組むようになると思います。
もし、どうしても子供の家庭学習に時間をとってあげられない場合は、習い事でそろばんをやらせたり、好きな本を買い与えて自然と読書をする習慣を作ってあげるといいですね。
我が家の場合、長女は文字を書くことも本を読むことも好きじゃなかったのですが、かいけつゾロリのシリーズだけは大好きで、自ら学校の図書館に行って毎週のように本を借りてきていました。ただ、人気があるようでよく「図書館に行ったけど無かったんだよね」と話していました。なので、週末近くの中古の本を扱うお店に行き1冊100円で4冊ほど買ってあげました。自分が好きな本を買ってもらえて長女はとてもうれしそうでした。
それからは、自分で本棚からお気に入りの本を持ち出し、一人で読書する姿もみられるようになりました。長女に「どんなお話なの?」と聞くと、「文字は読んでないよ。絵をみてるだけだよ」と答えるのですが、それまで絵本ですら自分で読もうとしなかった長女を思えば、かなりの進歩だと感じます。
まとめ
幼稚園出身の子と、保育園出身の子では入学当初は差があるのは仕方がないことだと思います。しかし、まだ低学年のうちであればその差を埋めるのは、ちょっとの努力で可能だと思います。
私の同僚で、長女と同じく今年1年生になった女の子をもつママは、それまで一度も利用したことのなかった(自分の意思で)時短勤務を、今月の10月から利用することにしました。
時短勤務をすることになった理由も、子供の勉強サポートでした。
「机に向かって集中していられない子だから、宿題をやらせるだけでとても大変。間違いを指摘しただけで、機嫌が悪くなって、そこからまた机に向かわせるのに時間がかかってしまって本当に大変で、毎日の宿題だけで1時間はかかる」
と話していました。
本当にね。毎日の宿題の丸付けだけでも大変なのに、子供が宿題を嫌がるなら、その苦労は想像しただけで大変なものだと思います。
でも、その同僚のお子さんは読書は大好きということなので、何かきっかけがあれば勉強も楽しいってなるかもしれませんよね。
ママがお仕事されていないご家庭で、熱心にマンツーマンで子供の教育に力を入れているご家庭を見ると、ちょっと焦ってしまうこともありますが、我が家には我が家なりのペース、長女には長女なりのペースがあると思って、「昨日よりも今日が1歩でも進めていればOK!!」という軽い気持ちでいるようにしています。
親は子供よりも焦ってはいけないし、親が子供を引っ張るのではなく、後ろから支えてあげるくらいが長期的に見ると良いと聞いたことがあるので、急かし過ぎないように気をつけながら勉強サポートをしています。
最初からすべてを完璧にすることは難しいと思うので、まずは子供の得意なことを伸ばすことに注力するほうが良いのかなと感じています。
子供が「好き!!」と思うきっかけさえ与えてあげれば、子供自ら前向きな姿勢で勉強に取り組んでくれると思うので、子供がどんなことに「楽しい」を感じて、どんなことが好きなのか?を見極めてあげるのが大切だと思います。