数年前に私自身が保活をしたときには、知らなかったのですが、
認可外保育園(認証保育園)は育休中でも利用できる
のです。そして、実際に育休中に認可外保育園を利用されるママたちがいます。私自身、そういった経験がなかったため、最初は「なぜ?」と思いましたが、よくよく私自身の保活を振り返ったり、その方たちの状況を考えると「なるほど」という気持ちになりました。
育休だけど認可外保育園に預けるのはなぜ可能?
認可外保育園に預けても育休が取得できる理由は、
- ポイント1
- ポイント2
- 契約は園と保護者の直接契約
- 直接契約なので市役所は把握していない
- 市役所が把握していないので育休継続できる
- 完全に仕事復帰したときの枠を押さえておきたい
- そして認可保育園申し込みのときに加点がほしい
といったことが考えられます。
そうなんです。育休は子供が1歳の誕生日前日までは取得できることになっていて、本人の意思があれば、育休を短縮して仕事復帰できるけれども、そうでない限りは子どもが1歳の誕生日を迎えるまでは自動で継続できます。
多くの場合は、保育園が決まって、子供の慣らし保育が終わった段階で職場復帰するのが一般的だと思いますが、すぐに復帰する予定がなくても子供を認可外保育園に週3日ほど預ける方もいらっしゃるようです。
これは、裏技でもなく認可外保育園の仕組みを知っているか、知らないかだけの問題のように感じます。認可外保育園の多くは、保育園と保護者との直接契約になります。そのため保育園側が育休でも入園を受け入れてくれるのであれば、子供を預けることが可能です。
我が家は1歳から認可外保育園に預けて仕事復帰しましたが、認可外保育園に通わせているからといって、認可保育園の申し込みに制限がかかるわけでもありません。そもそも市役所に報告することもしませんでした。
ただ、育休中のママの多くの場合は、家にママがいるのに子供を保育園に入れるという必要性を感じないために、育休中は365日24時間ママと一緒。保育園が決まれば、子供は保育園、ママはお仕事。という我が家と同じ流れになるんだと思います。
育休だけど認可外保育園に預ける理由は?
では、育休中に子供を認可外保育園(認証保育園)通わせる理由は何でしょうか?
おそらく1番多い理由は、
の2つだと思います。
どういうことか?というと、育休中に認可外保育園に預ける場合の保育園利用は、保育園側が定める最低回数だと思います。認可外保育園の多くは、フルタイム以外の勤務体制で働く方も多く、週2か週3日の利用から可能という保育園も少なくありません。
そのため、育休中の場合も利用日数を週2などとして、利用時間も昼食までと1日4時間ほどの利用に留めておくケースが多いのではないでしょうか?
週2日数時間の利用であれば、保育園によっても料金は違うと思いますが、1月3万円前後になると思います。
たかが、週2日数時間の利用だけで3万円!!!
ちょっと高い気がしますよね??
でも、もし私が過去の私に言えるなら
育休中に認可外保育園利用した方がいいよー
と、言うと思います。
なぜなら、私が住んでいる地域は今でこそ毎年いくつかの新設保育園ができ、長女のときに比べると「どこの認可保育園にも入れない」という状況は減ってきたようですが、長女のときは、
↓
落ちる
↓
1歳の誕生日から認可外保育園0歳児クラスに預けて仕事復帰
↓
落ちる
↓
認可外保育園1歳児クラス継続
↓
2歳児クラスから認可保育園に転園
と、認可外保育園に1年半通わせました。そして1年半で支払った保育料は
117万円!!!!
週5で朝7時半から17時まで預けて、1ヵ月あたり6万5千円でした。
我が家は認可保育園0歳児の申し込みのとき、長女はまだ生後1か月で認可外保育園に預けて加点を狙うということはできなかったのですが、育休は半年延長できたので、育休を半年延長しつつ週3日子どもを認可外保育園に預けるという方法でも良かったなと、今になって思います。
だって、仕事復帰しても時短勤務だったため手取りは減り、かつ子どもの突発的な発熱で何度も休みんだため有給は足りなくなり、仕事も片付かず、家も片付かず、毎月の保育料も重くのしかかり・・・
私が何か悪いことでもしたのか・・・
と、悲しくなるような日々でした。
それを思うと、育休中に認可外保育園を利用して加点を得て、認可保育園に入ることができたなら、とても素晴らしいことだと思います。
認可外保育園(認証保育園)でも素敵な保育園は沢山ありますが、在園できるのが2歳児クラスまでだったり、自治体から保育料の補助がなく、認可保育園より高い保育料のことも少なくないと思うので、トータルで考えると認可保育園に入るための手段として考えた方がいいのかなと思います。
育休だけど認可外保育園に預けるデメリットはある?
デメリットはやはり、保育料を払わなくてはいけないことだと思います。どんなに短時間利用でも保育料はかかってしまうため、1月3万円ほどは必要になると思います。
もし、育休中に認可外保育園を利用して加点を得られても、第一希望の保育園に入れる保証はありません。希望上位の認可保育園がダメだったとしても、そのまま認可外保育園に預けても良いという考えでなければ、慎重に考える必要があると思います。
とは言っても、保育料さえどうにかできれば悪くない選択だと思います。
ただ良い印象を持たれない場合もあるため、あまり知らない人に口外はしない方が無難ですね。もし誰かに聞かたときも、あくまでも慣らし保育の一環として預けていると伝える方がいいでしょう。子どもによっては慣らし保育に1ヵ月以上かかることもあるため、そういったことを考えて預けていると伝えると、納得してもらいやすいと思います。
まとめ
今は、育休も最大で2年取得でき、企業によっては3年間認めている場合もありますよね。復帰の時期に幅が出来たことはとても嬉しい反面、色々はパターンを想定して準備しなければならず、選択が難しくなっているのかもしれません。
仕事に復帰する意思もあるし、仕事を続けたい気持ちはある
でも、復帰後の生活を想像すると、少しでもママにも子どもにとってもストレスの少ない、負担のない良い環境を準備しておきたいと考えるのは当然だと思います。
育休中に子供を認可外保育園に預けているママだって、決して子どもといるのが嫌いというわけではありませんよね。むしろ、復帰したあとも出来るだけストレスが少ない環境で子育てをしたいと真剣に考えて、悩んだ結果にたどり着いた結論だと思います。
ワンオペで子育てをしながら、仕事復帰するママたちの置かれた状況がもう少し改善しない限り、育休中に認可外保育園に預けなきゃいけない人というのは減らないのかなと思います。
今後は、女性が出産後も働き続けることがしやすい社会になるといいのになと、心から思います。