2年育休や3年育休のように、以前に比べて子供を出産してから仕事復帰するまでの期間が長くなって、妊娠中から保活をしたり、出産直後にもかかわらず保育園の申し込みを行ったりする必要がなくなってきたように感じます。
仕事を続ける意思はあっても、幼い我が子との時間もしっかり確保したいと思われるママにとってはとても嬉しい制度ですよね。
子供を保育園に預けて仕事復帰される女性は年々増えていると思います。
私も6年前に長女を出産し、長女が1歳になる直前に認可外保育園に預けて仕事復帰しました。長女が認可保育園に転園できたのは2歳児クラスに進級するときでした。その後長男が産まれ、長男は生後9ヶ月で長女と同じ認可保育園に入園することができました。
保活激戦区と呼ばれているような地域では、子供が0歳児、1歳児、2歳児のいわゆる未満児クラスは認可保育園入園希望にとって狭き門となっています。
では、もし育休を3年間取得し、3歳児クラスから入園させたいと考えてる場合はどうなのでしょうか?
保育園3歳から入りやすいは本当?
聞いたことありませんか?
- 保育園の入園希望者が多いのは1歳児、次に0歳児
- 3歳児クラスからは1人の先生が見れる子供の数が増えるから定員枠が増える
- 3歳になるとそれまでの入園希望者が幼稚園に入園させるから倍率が減る
そうなんです。まさにその通りではあるんです。これらに関しては間違いないのですが、これらが事実だとしても、3歳児クラスからの入園も狭き門には変わりありません。なぜなら、
- 2歳児クラスまでの小規模保育園から転園してくる子が優先される
- 認可外保育園(認証保育園)に通っている子が優先される
私の住んでいる地域では、ここ数年で2歳児クラスまでの小規模保育園(認可)の新設がものすごく増えている印象があります。私の自宅から徒歩10分圏内でも3ヶ所小規模保育園ができました。
おそらく、待機児童の削減を掲げている自治体は多いため、0歳児から2歳児の待機児童を解消するために、2歳児クラスまでの小規模保育園を新設しているんだと思います。
でもそうなると、確かに0歳児から2歳児の待機児童は減る傾向にあると思います。しかし、小規模保育園に通っている2歳児クラスの子が、来年度どこに行くか?と考えると、ほぼ100%、5歳児クラスまである認可保育園になると思います。
認可外保育園に子供を預けているご家庭のなかにも確かに幼稚園を選ばれるご家庭もあるかもしれませんが、認可保育園を希望されるご家庭も少なくないと思います。
住んでいる自治体にもよりますが、認可保育の小規模保育園の卒園を予定している子、もしくは認可外保育園に通っている子の場合、認可保育園申し込み時に加点が付くと思います。
つまり、既に保育園に通っている子が出来るだけ優先的に希望の保育園に入園することができるというわけです。
3年育休を取得している場合、育休の加点がある自治体もありますが、多くの自治体では育休中の加点より、既に認可外保育園や小規模保育園に通っている子の加点の方が大きいのではないでしょうか。その他の条件も同じであれば、ちょっと厳しい戦いになりそうですね。
認可保育園3歳児クラス以外の選択肢とは?
ただ、もしも3歳児になったときに万が一認可保育園に入れなかったとしても、認可保育園以外の選択肢がある場合、育休を無理に切り上げなくてもいいのではないかと思います。
たとえば、こんな場合です。
- 近くに延長保育を行っている幼稚園がある
- 5歳児クラスまである認可外保育園がある
仕事復帰をするわけですから、子供の預け先を確保するのは必須です。ただ0歳児や1歳児、2歳児と比べて3歳児になると幼稚園という選択肢が広がります。
共働き世帯のために、延長保育を行っている幼稚園も増えているので、もし通える範囲の場所にそういった幼稚園があれば、見学に行くか、電話で問い合わせてみるといいでしょう。
- 幼稚園は保育園にはない夏休みや冬休みなど長期休暇があるので、その期間の保育はどうするのか?
- 平日の行事は年間何回あるのか?
- 普段はお弁当なのか、給食なのか?
- 係の活動は平日なのか?
など細かい点も確認しておくことをオススメします。身近に、延長保育のある幼稚園に実際に子供を通わせているママがいたら話を聞いておくと良いですね^^
もう一つの選択肢である5歳児クラスまである認可外保育園も選択肢に加える必要がありますね。認可外保育園は認可保育園に比べて、保育料が高くなるイメージがありますが、3歳児クラス以上は保育料がグッと下がるため、そこまで負担にはならないと思います。私のイメージでは、3歳児クラスの保育園料は2歳児クラスに比べると3分の2ほどです。
0歳児から5歳児クラスまでの6年間認可保育園に預けた場合の保育料トータルを考えても、3歳児クラスから5歳児クラスまでの3年間認可外保育園に預けた場合の保育料トータルの支出は少ないので、デメリットにはならないと思います。
一番気になるのは、在園児の人数が少ないことが多いという部分かなと思います。3歳児クラス以上になると、同年代の子どもたちとの集団生活にも慣れさせたいと思いますよね。
もし、人数が少なくて心配ということであれば、保育園以外に習い事をさせて同年代の子と触れ合う機会を多くしたりすることで解消できるかなと思います。男の子だとサッカークラブもいいと思いますし、女の子であればバレエなどが人気があると思います。
5歳児クラスまである認可外保育園に預けて、認可保育園の枠があるのを待つというのは、結構現実的な気がします。3歳児クラス4月入園は厳しいかもしれませんが、認可外保育園に通わせながら途中入園を希望すれば、入園できる可能性は高いと思います。
我が子が通う保育園でも、年度の途中に入園してくる子や4歳児、5歳児クラスになって入園してくる子は珍しくありません。年度途中からとなると、「もしかしたら馴染めないのではないか?」と不安になるかもしれませんが、2週間もしたら「もう仲良しだね」、3ヶ月もしたら「あー。そういえば去年はいなかったね。すっかり忘れてたよ」といった具合に馴染めると思います。
3歳まで待つ?どうする?
最長で3年育休取得できるけど、もし安心して預けられる保育園があったとしたら0歳児でも1歳児でも保育園の入園を検討してみてもいいのかな?と思います。
保活といったら、「5歳児クラスまである認可保育園への入園を目指す」というのが最終目的になると思います。
- 認可保育園の0歳児、1歳児クラスの入園を目指す
- 小規模保育園の0歳児、1歳児クラスの入園を目指す
- 認可外保育園(認証保育園)に預け、機会を待って認可保育園に転園させる
- 3年育休取得後、認可保育園3歳児入園を目指す
これらのなかで、個人的に1番良いなと思うのが「認可の小規模保育園」です。
小規模保育園といっても認可保育園なので、他の5歳児クラスまである認可保育園と同じように申し込みを行い、選考され入園が決まります。希望する保育園を書く欄に、小規模保育園の名前を書くだけでOKです。
2歳児クラスまでしか在園できませんが、乳児保育に強い保育士さんが多いことから、赤ちゃんを安心して預けることができるようです。
私の周りでも
という声を何人かから聞いたことがあります。アットホームな保育を行う保育園が多いようです。
我が家は第二子を5歳児クラスまである認可保育園に預けましたが、2歳児クラスに進級して徐々に、上のクラスの子と一緒に遊んだり、遊んでもらったりと交流できるようになってきましたが、0歳児クラスの頃は他の学年の子と遊ぶことはほぼなく、1歳児クラスになっても、朝や夕方にちょこっとでした。
使うおもちゃも全く違いますし、意志の疎通も難しいため、必ず5歳児クラスまである保育園を選ぶ必要は無いと思います。
小規模保育園に在園で3歳児に進級するときに、加点があり他の認可保育園に入れる可能性が高い自治体であれば、是非、小規模保育園を検討してみてください。
まとめ
育休が延長できるようになり、長い期間子供と過ごせるようになったのはママにとっても嬉しいことですよね。ただ、選択肢が広がる分、悩むことも多くなると思います。
育休を最長3年間取得し認可保育園に入園させるのが理想だとは思いますが、そう上手くはいかないこともあると思います。
そういった場合に備えて、
- 延長保育のある幼稚園
- 小規模保育園
- 認可外保育園(認証保育園)
など、可能な限り選択肢を広げてみることをオススメします。
皆さんも希望の保育園が見つかり、楽しい保育生活が送れるといいですね^^