子どもが年長クラスに上がると、その保護者も保育園の卒園を意識するようになると思います。
卒園式の準備は、保育園時代の中で1番と言ってもいいほど気合の入るイベントの一つですね^^
お子さんが複数いらっしゃるご家庭であれば、これまでに何度か謝恩会に参加されたりと経験があるかもしれませんが、今回初めて子どもが卒園式を迎えるというご家庭にとっては、わからないことも多いと思います。
今回は、謝恩会当日の流れについて実際に行った内容をもとに紹介したいと思います。
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保育園の卒園式と謝恩会やる?場所や予算はどうする?
目次
謝恩会当日の流れ
2つの別々の保育園の当日の流れを紹介します^^
謝恩会当日の流れ:会場をかりた謝恩会の様子
知り合いの保育園では毎年、午前中に卒園式を行い、その後解散し、夕方18時から近くの会場をかりて謝恩会を行ったそうです。卒園する園児の数は23人。都内近郊では比較的在園児の多い保育園です。
マイクテスト
スクリーン設営
スライドショー・チェック
照明切り替えテスト
音源テスト 切り替え確認
15:40 出席者の会場入り
16:00 謝恩会スタート(開会の言葉)
16:10 司会進行 司会者の自己紹介
16:12 園長先生の言葉と乾杯
16:15 食事スタート
16:15 出席された先生方の紹介
16:25 卒園児保護者Aさんによるマジックショー
16:50 ご歓談、子どもたちデザート
プロジェクターの準備
17:30 食事全部出揃う
17:32 プロジェクターで思い出の写真をスライドショーで流す
17:40 保護者より先生へ感謝の言葉(各家庭から一言づつ)
18:05 担任の先生へ花束と寄せ書きの授与
18:10 担任の先生の言葉
18:15 保育園へ記念品の贈呈
18:20 この場を設けられたことへの感謝の言葉(司会)
18:25 卒園児による歌(園の歌)
18:30 締めの言葉
18:32 先生達を誘導して送り出す
18:35 二次会への案内
18:40 片付けなど
18:50 謝恩会係が忘れ物等をチェックし最後に退出
事前準備したものは以下です。
- PC
- プロジェクター,延長コード
- スクリーン
- マジックの小道具
- 席次表
- リボン
- 花
- 記念品
- 音源CD
- スライドショー(パワポ)
- 先生ご紹介順番表
- 各家庭コメント順番表
- ipod
謝恩会にかかった時間は約2時間半だったそうです。謝恩会に招待した先生は、園長先生と、これまで担任を受け持ってくださった先生方全員の合計7名。違う保育園に行ってしまわれた先生や、退職された先生は呼べなかったそうです。
大きな会場をかり、そこにプロジェクターを持ち込んでの謝恩会です。事前に席次表を作成したり、先生方への案内状を作成したりと、かなり入念に準備をされたそうで、係決めは年長クラスに進級してすぐの5月に、集まり必要な係と、分担を決めたそうです。
服装は親も子どもも先生も、卒園式で着用したもので行ったそうです。雰囲気で言うと結婚式の二次会のイメージが近いのかもしれません。使用したプロジェクターは新しく購入したもので、それを記念品として保育園に送ったそうです。
人数が多いこともあって、毎年会場をかりて謝恩会を行うことが通例になっているそうです。
謝恩会当日の流れ:保育園で謝恩会を行ったときの様子
こちらも卒園式と同日に謝恩会を行っています。午前中に卒園式、その後解散することなく謝恩会の準備を初め、スタートしました。
10:30 先生司会による卒園式終了
10:32 卒園式第二部(保護者に司会交代)
10:35 思い出のアルバムムービーをプロジェクターで上映
10:45 卒園児が一人づつ担任の先生に一言
10:55 保護者代表あいさつ
11:00 卒園式第二部終了(年中クラスの子は解散)
11:05 保育園前の桜の木の前で、卒園児と担任の先生の記念撮影
謝恩会の準備スタート、子どもたちお着替え、デリバリー受け取り
11:45 謝恩会スタート
11:48 司会者の挨拶
11:50 乾杯の挨拶
食事スタート
12:15 先生への手紙があれば、各自で渡す
12:25 プロジェクターで冬の発表会の映像を流す
12:35 クイズ・ゲーム
13:55 父親から卒園児へ一言・記念品贈呈
14:05 卒園児の歌
14:10 担任の先生の言葉
14:20 保護者から保育園に寄贈品の贈呈
14:30 園長先生の言葉
14:35 閉会挨拶
14:40 謝恩会終了、片付け
15:00 完全撤収
事前準備したものは以下です。
保育園から借りたものは以下です。
- テーブル、椅子
- ピアノ
- CDプレイヤー
- マイク
細かい係決めなどは行わず、ざっくりと当日の司会とケータリング係、ゲーム係のみ決めました。飲み物とお菓子は各家庭から持ち寄り、お皿やコップなども使い捨てのものを使用しました。
卒園式当日は、朝から謝恩会と同じ会場で卒園式が行われたため、プロジェクターの設置は前日の夕方18時以降に行いました。
昼食はデリバリーをお願いしていたのですが、卒園式の椅子の配置と謝恩会のテーブルレイアウトを変更する必要があったため、卒園式終了後に45分ほど準備時間を設けました。
会場が一つだったため、子どもたちのいる中での謝恩会準備となり、わちゃわちゃした雰囲気での準備となりました。会場を分けることができれば、少人数の保護者のみで会場を準備してしまった方が効率的だったと思います。
また、そういった準備を間に挟むため、卒園式自体を保育園主導による第一部と、司会を卒園児の保護者に交代した第二部の二部構成としました。
謝恩会はフォーマルな雰囲気というよりは、和気あいあいと普段の生活の延長といった雰囲気に近く、とてもリラックスした環境で行うことができました。子どもたちも普段自分たちが過ごしている保育園で謝恩会が行えて、とても嬉しそうでした。
かしこまった雰囲気を求める場合には、保育園内での謝恩会は不向きかもしれませんが、子どもたちが、のびのびと楽しめる点を重視するのであれば保育園内での謝恩会はオススメです。
なにより会場代がかかりません!!
所要時間や服装は?
どちらの場合も所要時間は約2時間。子どもの集中力や体力を考えると2時間が限度かなと思います。また、時間帯にもよると思いますが、食事を挟みながらの進行となることが多いと思います。なので、食事を食べれる場所選びが大事ですね。食事を挟まないのであれば1時間半ほどで納めるといいでしょう。
卒園式はスーツ着用でも、謝恩会はラフな服装に着替えるという場合もあります。長女の謝恩会では、親はスーツのままでしたが、子どもたちはキレイめワンピースや、襟付きのシャツなどに着替えて参加させました。
卒園式で着用した服をそのまま小学校の入学式でも着用するというご家庭も多いと思うので、食事を伴う謝恩会であれば着替えるのもアリですね^^
謝恩会にオススメの内容は?
会社の先輩のお子様が通っていた保育園では例年、卒園児の保護者がダンスを踊ったり、歌を歌ったりすると言っていました。そのために、週末集まって練習したり、衣装をあわせたりと、かなり気合の入った謝恩会を開く保育園もあるようです。
全体の流れとしては、最初は穏やかな雰囲気でスタートし、ゲームやダンス、歌などを折込みながら徐々に感動的な雰囲気に持っていき、思い出動画や写真のスライドショー、子どもたちの一言などが、1番の感動シーンになるかと思います。
長女の卒園式のとき、卒園児一人ひとりに父親から一言伝えるというのをやったのですが、普段保育園の行事に参加する機会の少ない父親の言葉に、思わず感動してしまう場面もありました。
必ず感動する場面を設けなければいけない訳ではありませんが、前半はゲームなどで盛り上げたあとの後半の感動は、心にも残りやすく、印象深い謝恩会となると思います。メリハリがあると子どもたちも飽きずに参加できますしね^^
プロに依頼して映像を作ってもらったり、手作りのスライドショーを用意するのも良かったです。プロジェクターが無くては成り立たないのですが、もしプロジェクターの入手が用意なのであれば、是非プログラムに盛り込んでほしいなと思います。
長女のときは、業者に依頼して作成してもらいましたが、実際に上映してみた雰囲気を見ると、そこまで高いレベルのものを作らなくても十分盛り上がるような気がしました。パソコンが得意な保護者がいれば、相談してみることをオススメします。
まとめ
子どもにとっては、人生で一度きり保育園の卒園式。最高の思い出にしてあげたいと、ついつい張り切ってしまったり、やりたい気持ちはあるものの仕事や子育てに追われ、正直そこまで頑張れない・・・という方もいらっしゃると思います。
長女の卒園式、謝恩会を経験して思うことは唯一つ。
あまり気合の入った卒園式、謝恩会にしなくても十分に子どもは喜んでくれるというものです。それが例え、司会、進行のない単なる食事会であったとしても楽しい会になるはずです。
なので、謝恩会係になった場合も、あまりプレッシャーを感じずに喜ぶ子どもたちの笑顔を想像しながら、ご自身も楽しんで準備をしていただければなと思います^^