保活って一体いつからスタートさせるのが正解なのでしょうか?
「保活」ってキーワードは日々のニュースの中で耳にしたことがある方は多いと思いますが、実際に自分の子供が産まれるまで「保活」についてしっかり考え、どういったことが「保活」というのかなどの知識がある方は多くないと思います。
私も、6年前長女を出産するまでは保活について考えたことも、調べたこともなくただ漠然と「なんだか大変そうだなぁ」という具合にしか考えていませんでした。でも、実際に長女を出産し保育園を探し始めると、その大変さが実感でき、「もっと早くから行動しておくべきだった・・・」と後悔しました。
保活いつから始める?
保活のスタート時期は、いつからが良いというのはあまり決まっていなくて、私は「早ければ早いほど良い」と考えています。
もちろん、自治体ごとに認可保育園の申し込みを行う秋が保活のピークだと思いますが、実は保活において1番重要なことは「いかに多くの、かつ正確な情報を収集できるか?」にかかっていると思います。
と、いうのも保活というのは「自分の住んでいる自治体にある認可保育園の入園を目指す」という目的を叶えるための行動ですが、この目的を果たすための条件、基準は各自治体によって様々で、地域によって子供の数も違うし、保育園の数も違います。
つまり、
- 自治体によって基準が違う
- 園によって倍率が違う
- 園によって入園可能な月齢が違う
- 園によって毎日の持ち物が違う
などなど、様々な違いがあるのです。私は最初「保育園だったら、どこでも一緒でしょ?」という考えだったのですが、実際に見学に行ったり、ママ友から話を聞いたりすると似ているようで違うんですよね。
全く同じ保育園というのは、無いのです。
保活のスタートはまず、そういった違いを調べることから始めることが大事だと思います。全てが同じだと思ったら、絶対に後悔すると思います!!
まだ、子供も産まれていない妊娠期から保活をスタートされる方もいます。第二子以降の出産を考えているママなら、子供の誕生月を保活に有利な月に合うように調整して子作りされる方もいます(うちもそのパターンでした)。
そういった方は、子作りの段階から保活を意識しているんですよね。第二子以降に加点が付くご家庭ですら、そうなのですから第一子の保活を考えているママも早い段階から保活を意識しておくことは大事なことだと思います。
周りに仲の良いママ友がいない場合は、出産後に子育て支援センターなどの育児サークルのような場に参加して、そこで出会ったママから情報を聞くこともオススメです。同じ支援センターに通うママ同士なら家が近所ということも多いと思いますし、上の子が既に保育園に通っているというママがいたら有益な情報が得られると思います。
市役所に相談に行くのも大事ですが、この生の声、経験者の情報というのは本当に大事で、そのママの子供か通う保育園の情報だけでなく、周りの保育園の情報も聞けたり、保活の様子も聞けます。
初対面の方にどこまで聞いて良いものか・・・と、躊躇する場合もあるかと思いますが、私が今まで経験したなかでは、皆さんすごくオープンに色んなことを親切に教えてくださる場合がほとんどです。聞いて嫌な顔をされたことは1度もなかったです。むしろ、より具体的な話やちょっとした裏話が聞けることも(笑)
妊娠中は、子育て支援センターに行く機会も無いと思うので、会社の先輩に話を聞いたりしてイメージを膨らましたり、近所にある保育園が認可保育園なのか?認証保育園なのか?登園のピークは何時なのか?お迎えのピークは何時なのか?園児は何人ぐらいいる規模なのか?など、アンテナを張って意識するだけでも、大分違うと思います。
出遅れたとならない為に必要なこと
保活は早く始めただけ、早い方が良い
と、お伝えしましたが、保活を早くスタートしたら加点があるということは無く、審査の基準は各ご家庭の指数(点数)によって決まります。つまり、点数がもともと高い世帯は遅く保活をスタートしても認可保育園に入園できるできる可能性が高く、もともと点数が低いご家庭は早く保活をスタートさせてもボーダーラインギリギリかもしれません。
しかし、先程も書きましたが同じ自治体にある保育園であっても、入園できる月齢が違ったり、定員の数が違ったりします。1クラスの子供の人数が6人の保育園と、12人の保育園ではそれだけで雰囲気も違います。どの園も良い面、悪い面があったりとあると思います。
そういった違いを意識し、申込みを行う保育園の優先順位を決めるわけですが、保活を遅くスタートし出遅れたと感じてしまうと焦りから、じっくり時間をかけて考える余裕がなくなります。
待機児童が多い地域では1度認可保育園に入ってしまうと、転園するのは難しく希望を出しても1年近く待たされる可能性もあります。十分に考えずに決めてしまうと入園したあとに、こんなはずじゃなかった・・・という思いになるかもしれません。
つい先日、我が子が通う保育園では土曜日に保育園全体の行事を行うため通常保育を中止していました。今年から入園されたAさんはそのことを知らなかったらしくとても困った様子で当日のことを先生に相談されていました。
我が子が通う保育園では、年に数回保育園全体の行事のために通常保育がなくなることがあります。運動会や発表会などがそうです。そういったことは他の保育園でも同様で、どんなに仕事でも保育園を利用することはできません。どうしても仕事の場合は、他で一次保育を利用するかシッターさんにお願いするしかありません。しかし、保育園によっては行事のあとは通常保育を行ってくれる園もあるかもしれません。
そういったイレギュラーなケースは、保育園から配られる資料にも載っていない場合が多く自分で聞いたり調べたりする必要があったり、前もって会社と仕事の調整をする必要が出てきますよね。
つまり、各ご家庭によって重要な情報は違っていて、我が家のように土日は仕事が確実に休みの場合はそれほど気にならないことも、土日が仕事のご家庭にとってはとても重要な情報だったりするのです。
保活が出遅れたかどうか?は、そのご家庭にとって重要な情報をいつ入手できたか?によって違ってくると思うので、保活スタート時期だけでなく、自分が情報を入手する手段がどのくらいあるのか?といったことも大事になってくると思います。
7月産まれの長男の場合
我が家の第二子である長男の保活は、出産する前から始まっていました。
というのも長女が秋以降の産まれだったので、長女のときは保活に苦労しました。そういった経験から、早い段階から、近所の認可保育園の情報をチェックしたり、新設される保育園の場所や、昨年度入園された方の傾向などをチェックしていました。
保育園ごとの倍率や、定員数などは市役所のホームページなどで公開されてたり、昨年度の情報などを市役所に問い合わせて教えてもらいこともできます。そういった情報から、倍率が高い保育園がわかるし、どの月齢が倍率が高いのか?なども分かりますね。
保育園によって入園できる月齢の基準も違います。我が家の第一希望であった保育園は生後8週間から入園可能ですが、隣の保育園は生後半年からの入園です。4月入園時点にその月齢になっていなければ申し込むことすらできませんから、子供の誕生予定月によっては、申込みできる保育園すら限定されてしまうもです。
出産予定日は多くの場合ズレても数週間だと思うので、出産前から入園可能な月齢をチェックすることは大事ですね^^
長男は7月産まれでしたので、近所の保育園で0歳児クラスがある保育園であれば入園可能な月齢はクリアしていました。でも、1日に預けられる時間が月齢によって制限されている保育園もあったので、そこだけは注意しました。
ちなみに、長男が無事に認可保育園0歳児クラスに入園できたとき、クラスの半数以上近くが4月~7月産まれでした。知り合いのママ友の保育園では4月~6月産まれだけで半分だと話していたほどです。なので、概ね8月産まれまでの子が多いのかな?という印象です。
それ以降になると入園できる月齢で引っかかったりする場合もあると思うので注意が必要ですね。
まとめ
最初は慣れない保活に苦労したり、困ったりすることも多いと思います。人によって言うことが違ったりと判断に困る場合も出てくるかもしれません。
そういったときに、相談できたり、アドバイスをもらえる人が一人でもいれば、保活はストレス少なく行えると思います。
一度入ってしまうと転園が難しいのが認可保育園だと思うので、後悔しないようにしっかりと情報を集めて、準備をしてほしいなと思います^^