もうすぐで保活が始める時期になりましたね。4月になったらお子さんを保育園に入園させたいと考えていらっしゃるご家庭も多いと思います。
もし子どもが初めての保育園だったら、不安もあると思います。
その気持ち、とてもわかります。
私には年長クラスに通っている長女と、1歳クラスに通っている長男の2人子どもがいます。長女は1歳の誕生日から、長男は生後9ヶ月から保育園に入園しました。特に息子の場合は、まだ離乳食の中期が終わる頃。伝い歩きができるようになったばかりの頃でした。
息子は長女と同じ保育園に通えることになったので、園の雰囲気も先生たちが熱心に子供と関わってくださっていることを知っていました。それでも、こんなに幼い子どもを保育園に預けて大丈夫なのか?
何度も悩みました。長男は第二子でしたので長女がつきっきりで子育て出来き、何でも長女を優先出来たのに比べると、長男は「ちょっと待ってね~」とお世話の優先順位を下げざるを得ないことも多く、産まれてからこれまで最大限の接し方が出来ていたかというと自信が無く、それなのに保育園に預けてしまっていいのか?と悩みました。
最終的には、私自身が0歳児から保育園に通っていたこともあり、子供に何ら影響がないことは分かっていたので、保育園に預けることに決めました。
子供に何ら悪影響はない
これは、私自信が0歳から保育園に通っていた経験があって、自分のなかで揺るぎないというか原体験から確信していることですが、もし、ご自身が保育園に通った経験のないママだと0歳から子供を保育園に預けることに不安を感じない人はいないのではないか?と思います。
その場合、私のように「子供がかわいいあまり親自信が子供と離れたくない」という気持ちと、「まだ言葉も話せず、自分のこともできない赤ちゃんを他人に預けるのが不安」といったママの寂しさと、赤ちゃんの安全に関することだったり、赤ちゃんの精神面に関することで不安を感じるのかな?と思います。
おそらく、身の回りに「私も0歳から保育園通っていたよ~」という大人は少ないかな?と思うので、私の原体験をもとに、0歳児から保育園に通うことについて紹介したいと思います^^
で、どんな書き方が、伝わりやすいか?考えた結果、「メリット」「デメリット」という言葉を使わせていただきます。子供のことなので、メリット、デメリットといった部分では表せないこともあるとは思いますが、わかりやすく説明するためにもメリット、デメリットと分けて説明できればなと思います。
ただ、私は単なる2人の子供を育てる33歳のママでしかなく、専門家ではないので、こういう経験をした人もいると思っていただければと思います^^
目次
0歳から保育園に通うデメリット
まずは、デメリットから紹介しますね^^
って、やっぱりデメリットの方が先に来るんだ!!!!と、思われるかもしれませんが、メリットにつなげる意味もあるので、先にデメリットを書かせていただきます。
- 保育園探しが大変
- 頻繁に風邪をひく
- 風邪だけじゃなく病気ももらってくる
- 保育園では常に自分が1番ではない
- 保育料が高い場合がある
- 保育料以外にもストック用の洋服など揃える必要があり出費になる
- 週末に家事が溜まる
では、ひとつずつみていきます。
保育園探しが大変
これは地域によると思いますが、私が住む埼玉県川口市は毎年待機児童も多く、特に駅前は倍率が30倍近くになることも。0歳児で募集枠6名だったとすると200名近い希望者がいるということですね。
なので、夏が過ぎると保育園の見学がスタートし、秋すぎには申し込み、年明けした1月4日前後に結果が届き、内定が出たご家庭は近くの病院で健康診断を受け、3月ごろに行われる保育園の入園説明会に行き細かい持ち物をチェックし、持ち物リストをもとに持ち物を買い求め、全てに記名します。4月1日に入園式を迎え、翌日からは慣らし保育のスタートです。もし、認可保育園の1次に落ちてしまった場合は、2次の結果待ちをしながら、認可外保育園の申し込みをします。
こうやって書いただけでも分かると思いますが、10月に認可保育園の見学をしてから、入園式を迎えるまでの約半年間。その間、常にではないですが、毎日「保育園見学いつかな?」「保育園の希望順位どうしようかな?」「申込書に不備はないかな?」「保育園の結果大丈夫かな?」「健康診断の予約しなきゃ」「入園までに早く予防接種終わらせなきゃ」「保育園の持ち物準備しなきゃ」「名前書かなきゃ」「入園式の服も用意しなきゃ」など、慌ただしい日々になります。
もちろん、子育て、家事の合間に行うことですが、しっかりスケジュール管理、タスク管理をしないと「あっ、健康診断の予約忘れてた!かかりつけの小児科はもういっぱいだから、遠くの小児科まで行かなきゃ」といったことになります←これ私
そういったことを、授乳しながらとか、離乳食の準備をしながら、伝え歩きの練習をしながら行うことになります。
子供のために育休をとっているのか、保育園を探すために休んでいるのか分からなくなることもありました。
頻繁に風邪をひく
その結果、無事に入園する保育園が決まり、慣らし保育がスタートします。慣らし保育が終わる頃に合わせて、仕事復帰されるママも多いと思いますが、5月の連休前後に風邪を引いてしまう子供も多いようです。
仕事復帰して1週間もたたないうちに、子供の風邪で仕事を休むことになるママの話はよく聞きます。
そして、その後も月に1回のペースで発熱すると思っていた方が無難です。我が家の場合、長女は数ヶ月に1回とか、季節の変わり目しか発熱しなかったのですが、長男は平熱が37度あったので、夏もちょっと体温が上がると37.7度になり、会社に「早めにお迎えにきてください」と電話が来ました。
1度だけですが、朝自宅で検温したとき36.6度だったのですが、保育園に預け、電車に乗った15分後に保育園から電話がかかってきて「38度の熱があります」と言われ、そのまま会社には行かず、保育園にお迎えに行ったこともあります。
熱はなくても、ちょっと寒暖の差がある時期は、すぐ鼻が出て夜も寝苦しそうにするので、小児科通いの子も多かったです。
風邪だけじゃなく病気ももらってくる
風邪も嫌ですが、一番困るのはインフルエンザ等の感染症ですよね。私が知っているだけでも、保育園で毎年流行っているのが、アデノウイルス(プール熱)、手足病、ヘルパンギーナ、ノロ、インフルエンザなどです。
私、保育園に子供を預けるまでは子供の感染症は、おたふく、はしか、インフルエンザぐらいしか知らなかったんです。でも、実際に子供を保育園に預けてみると、「世の中はこんなにウイルスで溢れているのか!」とビックリするほどでした。
しかも、アデノウイルス(プール熱)、手足病、ヘルパンギーナ等は夏に流行るんですよね。
その他にも、長男の場合は平熱が高かったこともあり汗っかきで、すぐに汗疹ができました。病院からも薬をもらっていたのですが、夏の間は治らず、毎週のように皮膚科に通っていました。
汗疹が治らなかったのは保育園に通っていたせいではありませんが、仕事終わりに保育園にお迎えに行き、毎週皮膚科に連れくのは親の体力的にも負担でした。
保育園では常に自分が1番ではない
これは当たり前のことですが、保育園では1人の先生が複数の子供の面倒を見ます。我が子が通っている保育園では、0歳児クラスは先生1人につき子供は3人までですが、常に3人とも見ていられるわけではないので、一人の子のオムツ替えをしていると、他の2人のことは視界には入っていても、すぐに何かをできる状況にないこともあります。
例えば、昼食時間、一人づつ交互に食事を口に入れてあげているとします。食の進みが早い子もいれば、食の進みが遅い子もいます。交互に食事をさせるので、食の進みが早い子は待ちきれずに、自分で手づかみでスープの中に手を入れて、スープをこぼしてしまうこともあります。
自宅で、親が食べさせるときには、その子のペースに合わせてあげられますが、保育園では一人の子を優先させるわけにはいきませんから、仕方がない部分ではあります。
ま、スープをこぼしてしまっても熱々のスープではないし新しいスープはもらえますし、洋服も着替えれば良いだけなので、洗濯物が1枚増える程度ではあります。
保育料が高い場合がある
認可保育園の保育料も自治体によっても違いますし、世帯の収入によっても変わってきます。私が住む川口市でも、長女が0歳のときの保育料基準と、4年後に産まれた長男の0歳児の保育料基準は違いました。
世帯年収はほぼ変わっていなったのに、長女のときに比べ、長男のときは保育料が15000円も下がっていました。
これは、ありがたいケースですが、逆に年度によって保育料が上がってしまう可能性もあるということです。
隣の市と、自分の市では倍ぐらい保育料が違うという話もありますよね。
保育料以外にもストック用の洋服など揃える必要があり出費になる
さきほどのスープをこぼした件にも言えますが、洋服のストックが必要になります。0歳児でも朝着せていく服、お着替え上下2枚、保育園に置いておく予備の合計4セットが必要で、洗濯のことも考えると、Tシャツだけで15枚もありました。
タオルも、お手拭きタオル3枚、ループ付きタオル1枚、おむつ替え用タオル1枚が毎日必要だったので、お手拭きタオルも10枚、ループ付きタオル5枚、おむつ替え用タオル3枚ほど用意しました。
たまに、他の子のものと間違えて入っていることもあるので、最低でも3日分を用意していました。
服も多くの枚数揃えても、1シーズンで着れなくなりますし、タオル類もすぐ汚れるので定期的に交換していました。
週末に家事が溜まる
料理や、洗濯は毎日ですが、平日の掃除は掃除機をかけるくらいで、トイレ掃除、お風呂掃除は週末にまとめてやっています。お買い物も週末にまとめ買いすることが多く、土日のどちらか半日は必ず、家事の時間となっています。
それ以外の時間は、子供と遊ぶ時間にあてていました。自分の時間は・・・ないですね(笑)でも、まだ子供が小さいうちは、1日中公園で遊ぶこともないでしょうし、お昼寝はすると思うので、子供のお昼寝の間に親は休んでしまうのがオススメです。
私は、よく録画しておいたドラマを一気に見ていました。慣れるまでは大変かもしれませんが、ちょっとずつ自分の時間も作れるようになると思います。
0歳から保育園に通うメリット
ここからは、メリットを紹介します^^
私が思う、メリットはこのようなものになります。メリットは0歳児限定というわけではなく、長期的に見てという部分も含まれています。
- 1歳でも下の子への思いやりが育つ
- 幼稚園に比べて一人ひとりをしっかり見てもらえる
- クラスの子みんな兄弟のような感覚
- 家では出来ない遊びもやる
- 母親も社会の一員という感覚を維持できる
- 世帯収入アップ
1歳でも下の子への思いやりが育つ
これは、長男が0歳児クラスから1歳児クラスに進級したときの話です。長男は7月産まれで0歳児から在園していました。1歳児クラスに進級したとき、新たに3人の友達が増えたのですが、3人とも冬生まれの子で、12月生まれの子が1人、2月生まれの子が2人だったんです。
長男とは半年ほどの差がある子が同じクラスにきたことで、最初は戸惑いもあったようですが、その子たちが泣いていると、優しく抱きしめてあげたり、お散歩のときも一緒に手をつないであげるなど、お兄ちゃんのように振る舞っていました。
我が家は子供は2人と決めていたので、長男にも下の子の世話をするという心が養われていることが嬉しかったです。
これは、上のクラスでも言えることですが、各家庭に赤ちゃんがいなくても自然と下の子を世話をすることが身につくようで、下の子に優しい子が多いと思います。
一人ひとりをしっかり見てもらえる
これは、長女が小学生になってから思ったことなのですが、保育園は保育士一人につき子供の数が決まっています。子供一人に対する面積も決まっているので、先生の管理できる人数に制限されると思います。
我が子が通っている保育園では年長クラスでも定員は13名です。でも幼稚園の場合、1クラス20人以上が当たり前ですよね?多い場合、30人近くになると思います。
私の中では、幼稚園の子は勉強もするし、人数も多いので、ルールやマナーもしっかり管理された中で過ごしているというイメージがありました。でも、長女が小学校に入学してクラスの子をみていると、騒がしいと思っていた我が子も、意外と大人しい部類なのか?と感じました。
幼稚園に通っていた子の方が、元気でした・・・
クラスの子みんな兄弟のような感覚
これは、先程の下のクラスの子の面倒も積極的に見る子が多い、という部分にも通じるのですが、クラスの子みんな兄弟のような感覚になります。
ほとんどの子が入園してから卒園までの約5年間同じクラスで過ごすので、先生も親も子供もみんなが家族のような感覚になります。
我が家は各家族で、夫婦ともに実家が遠く親戚類も近くに全くいないので、保育園の存在はとても心強かったです。きっと、保育園に預けていなかったら、私は育児に関する悩みを誰にも出来ずに一人で抱え育児ノイローゼになっていたと思います。
子育てに関する悩みも共有することも多かったし、先生にも気軽に相談できました。
家では出来ない遊びもやる
人数が多いからこそ、出来る遊びもありますよね?ここ最近の、長男の好きな遊びは「しっぽとり」です。鬼ごっこのようなもので、ズボンの背中部分にハンカチを挟んで逃げ、ハンカチを取られたら負けです。長男は2歳で、最近ようやく長い距離を走れるようになってきたため、保育園でこの遊びをするのが楽しくて仕方がないようです。
他にも、夏には屋上にちょっと大きめなプール遊びをしたり、ボディペインティングといったこともします。
おそらく家だと「準備が大変・・・」「片付けが・・・」といった遊びもしてくれます。
母親も社会の一員という感覚を維持できる
育休で仕事を休んでいる間「私はこのまま社会から置いていかれるかも・・・」って漠然とした不安を感じたことがあります。今となっては完全な思い込みだと、笑って振り返ることが出来ますが、
朝起きて、家事をして、赤ちゃんを世話をして、昼前にスーパーに行って、昼食を作って食べさせて、お昼寝させて、夕方お散歩して、夕食作って食べさせて、お風呂に入れて、寝かしつけ
たまに児童センターにも行きましたが、それでも、ただ同じことの繰り返しのように思えて・・・
もちろん、子供も成長しますし、一緒にいるのは楽しですし、かわいいです。それでも、何か物足りなさを感じたのは事実です。
職場復帰して、子供の急な発熱に悩まされたこともありますが、それも最初の1年間だけで、子育て意外に自分を評価してもらえる環境があるというのは、とてもありがたいことだと感じています。
世帯収入アップ
共働きで働いているので、夫だけの収入より当然世帯年収はアップします。
よく、子供が幼いうちは一緒にいて、子供がある程度大きくなったら働きに出たい
という意見を聞きます。その考えもアリだと思いますが、私は自分の母親が働いていた経験もあって「子供が小さいうちこそ母親も働くべき!」と思っているので、このままの経験を維持しながら、長男が小学校に入学するころには、もっと大きなことも出来るように今から徐々にですが準備していきたいです。
それが最終的には子供のために繋がると思っているし、私自信のためにもなると思っています。
お金って、貯めるのは大変ですが、使うときは一瞬ですからね。
子供に悪影響はある?
ここからは、子供への精神面の影響についても少し書いていきたいと思います。
詳しくは、
で書いたので、ここを読んでいただければいいかなと思いますが、結論を簡単にいうと、
3歳まで一緒にいたんだからその後の人生うまく行く、とか、0歳で保育園に預けて愛情が足りなかったから悪い子になった
とか、子育てってそんな簡単な話ではないと思います。
どの瞬間も大切であり、その瞬間もしっかりと子供と向き合っていかなくては行けないと思っています。
まとめ
長々と書きましたが、デメリットといえるものも
風邪をよく引く、病気をもらってくる
ぐらいだと思います。他のデメリットは、どうにかなる部分も大きいし、メリットとデメリットを天秤にかけて判断するのもナンセンスかなと思います。
私は、自分で「絶対に専業主婦は向いてない!!」って思ったので、仕事を辞める選択肢は全く無かったので、保活まっしぐら~でしたが、ご家庭によって考え方は色々あると思いますので、迷ったら一度立ち止まってみて、2年、3年という短いスパンで物事を見るのではなく、5年、10年、15年といった長い目で子育てについて考えてみても良いのかなと思いました^^