こんにちは。ひよぴたです^^
我が家は核家族の共働き家庭で、小学生の長女と、保育園に通う長男の2人の子供がいます。
長女は1歳の誕生日から保育園に通い、長男は生後9ヶ月から保育園に通っています。私の実家は飛行機2時間かかる場所にあり、旦那さんの実家は来るまで1時間半ほどの距離ですが会うのは年に数回程度。そのため夫婦のみで子育て、家事をしながらフルタイムで働いています。
最初から仕事を辞めるという選択肢はなかったので、長女が認可保育園に落ちたときは本当に落ち込みましたし、その後、認可外保育園に預けて復帰しました。
当時はそれが最良の選択だと思っていたし、その選択肢しかなかったのですが、育休が最大2年に伸びた今、改めて考えると、もうちょっと育休でも良かったかなぁと思うようになってきました。
目次
保活で不承諾通知が欲しいという思い理解できます
ついこの間、私の大学時代の友人が子供を作るタイミングについて悩んでいるという話をしていました。友人は2年前に結婚していますが30代前半ということもあり出産の予定はまだないとのことでしたが、
と、話していました。
その友人自身、年子の弟がいて凄く仲がいいため自分も年子で産むことが理想と話していました。
一人面倒見るだけでも大変なのに年子なんて・・・とも、思いますが、そこは母親の性格だったり子供の性格だったりするので、なんとも言えません。
もし年子、もしくは2歳差で2人目を産みたいなら、一度職場復帰してすぐに産休ってことになりますよね。でも、一人目の育休中であれば、同僚に気兼ねすることも無いし、何より子育てとお腹の赤ちゃんのことだけに集中した生活ができますね。
妊娠中って結構、周囲にも気をつかうし、悪阻がひどい場合は会社に行くだけで一苦労です。安定期に入ってもどんどん大きくなるし、腰も痛くなるし、眠たいし、本当に大変です。病院言っても体重が増えすぎとかって怒られるし、私はいい思い出一つもないです。そのツライ妊娠期間も上の子の育休であれば、朝満員電車でお腹をかばいながら通勤することもないし、帰宅後も疲れ果てた状態で夕食の準備を急ぐこともありませんね。
で、肝心のどうやって育休を延長するのか?
それはもう、市役所から不承諾通知書をもらうしか方法がないんです。
私自身、妊娠期のつらさに比べたら出産もどうってこと無かったし、産後の赤ちゃんの世話も比べ物になりません。赤ちゃんの世話は、そりゃ大変でしたが大変の質が違うというか、赤ちゃんの世話はただ忙しいだけで、憂鬱になることも、満員電車に乗ることも無いし、神経をすり減らすことも罪悪感を感じることも無いので、気が楽でした。
私にとって妊娠期は一種のトラウマですね。頑張って2人産みましたが、それは私がまだ若かったからで、もし一人目を遅く産んでいたら無理だったと思います。
もし、そういった妊娠しながら働くことのストレスが無く、妊婦生活が遅れるとしたら、ちょっと羨ましいなと思いました。
ちょっと前置きが長くなりましたが、育休を延長するために必要なのが不承諾通知書ですね。
不承諾通知書というのは、認可保育園に申し込んだけど応募人数が多くて枠がありませんでした。という市役所から送られてくる用紙です。簡単に言えば、保育園落ちた証明書。ということですね。
不承諾通知書が市役所から届いたら、それを会社に提出し、育休を延長する手続きをしてもらえるんです。逆に言えば、この不承諾通知書が無ければ育休は延長できないんです。
育児休業延長のためにあえて落選する
ところで、
育児休業延長のために不承諾通知書をあえてもらう
認可保育園を、あえて落選
って聞いたことありますか?
これママたちの間では結構普通のことで、ママ友と話してても
人気の園を1つか2つだけ書いて、そこに入れればラッキーだし、もし無理でも育休延長すればいいかなと思っている
という話よく聞きます。それに対して周りも肯定的というか、
それ良いね!!その方が絶対いいよねー。
という感じです。しかも、話に賛同しているママ達は既に子供を保育園に通わせて仕事復帰しているママたちです。最初のママは2人目を妊娠されたママでした。
一人目を保育園に預けて仕事復帰しているママだからこそ、育児と家事、仕事の両立がどれほど大変なものか分かっているし、2人目ならなおさらそうだよねー。という気持ちなんだと思います。
これに関しては、私もそう思います。
ゆっくり子育てできるなら、私もしてみたい・・・
この気持ち、ワーママさんのほとんどが最低でも1回は思ったことがあるはずです。私なんて毎日のように思ってます(笑)
朝起きて、子供と「今日何して過ごそうか?」って2人で相談して、「じゃ今日は○○公園に行ってみようか!」って、その日の気分で過ごし方を決める。公園から帰ってきたら、のんびり昼食食べて、少し休憩して、午後は子供がお昼寝している間にちょっと一息
って、理想すぎる!!!!!!!
いや。実際は毎日がこんなにゆっくりでは無いと思いますが、専業主婦のママと話していると「毎日、昼食も作らなきゃいけないのが大変でさ」とか「毎日、外遊び連れて行かなきゃいけないから夏は暑いし、冬は寒いし」とか「仕事していないから旦那は一切家事しないし」とか、大変な話も聞きますが、私からしたら、「いやいや。私、毎日スーパーに行く時間すら無く、食材は週末に買い置きか、宅配ですけど」「子供と遊ぶ時間作るのに毎日帰宅後も食事以外は一切椅子に座らず家事していますけど」って気分です。
その分、お給料はもらっているので「自由に使えるお金はある」とは思いますが、子育て。家事、仕事の大変さを考えると、割に合わないなぁ。っていうのが正直なところです。
じゃ、辞めたら?という意見もあるかもしれませんが、一度辞めたら同じ環境には戻れないと思うと、辞める勇気も無く・・・
って、私の話はこのへんにして・・・
きっと私の友人も含めですが、職場で子育てしながら働いている先輩等を見て
仕事は辞めたくないけど、子供が幼いうちは両立難しそうだなー
って感じているんですよね。実際、話も聞くでしょうし。そうなると、子供出産して早く復帰して職場に戻るメリットが少ないのではないでしょうか?
それに、保育料すっごく高いんですよ。長女のときは1歳児クラスで月6万5千円でした。市役所の計算間違えているんじゃないか??って通知が来たとき思いましたもの。これ認可の保育料です。今は保育料が変わって、そこまで高くはないですが「私なんのために働いているんだろう」って気持ちにはなります。
子供を保育園に預けて仕事復帰して、時短勤務で給料は減って、子供が熱を出せば保育園から呼び出され何日も休む。仕事で穴を開けるのが怖いから大きい業務には付けないし、サポート業務ばかりでやりがいも感じない。そのうえ子供には「保育園行きたくない!」って泣かれる・・・
どんな罰ゲーム・・・
私は、毎日24時間365日子供といるよりも働いている方が気持ちが楽なタイプだとは思います。それでも、もし次があるとしたら、全く予定もないけど、もし3人目ができたら、上の子2人みたいに言葉も話せない時期に保育園預けたいとは思わないかもしれません。
これは、職場が悪いとか、保育園が良くないとかそういう話じゃないんですよね。ママひとりで子育ても家事しなきゃいけないという負担の大きさが、そう思わせるんですよね。
育休延長するメリットとデメリットは?
少し前のイメージでは不承諾通知書が欲しい人って、育休とったけど仕事復帰する気がもともとなくて、でも育休手当は欲しい。本心は仕事辞める気だけど、建前で仕事復帰出来ない口実が欲しいから不承諾通知書が欲しいっていうパターンが多いような印象がありました。あくまでも個人的な印象だけど。
でも最近は、いずれ仕事には復帰したい。でも今すぐ復帰前のようなハードには働けない。時短すると給料下がるし、さらにそこから保険料も引かれ、高い保育園料も払い手元に残るのは・・・
ですよね・・・
それに比べて、子供と一緒にいる時間が増えてさらに育休手当までもらえる環境があるとしたら、、、そっちを選びたいと思う女性が多いのも納得です。
育休手当って、産後半年以降でも以前の給与の半額でますよね?フルタイムで働いていた人なら10万円以上はあると思います。さら社会保険料免除、配偶者(特別)控除も受けられます。
そう。育休延長のメリットは、子供と一緒にいる時間は確保しながら月10万近く、またはそれ以上のお金がもらえ更に引かれるお金も少なくなる!!
恐れずに言うと、自分の子供の面倒を見ているだけでお金がもらえる
ってことです。語弊がある言い方でごめんなさい。
さらに、もとの仕事はキープできているので将来に対する不安も少ないです。
いいことばかりに見えますが、一方でデメリットもあると思います。
育休を最大2年取得すると子供の誕生月にもよると思いますが、4月の認可保育園申し込みでは1歳児クラスになると思います。
1歳児クラスは倍率が高いですし、上の子が既に保育園に通っているとか、旦那さんが単身赴任とかの加点がなければ、ボーダーラインギリギリかもしれません。育休中の家庭に加点があるかどうかは自治体によっても違ってくると思います。私の住む地域では一度内定が出たあとに辞退すると次年度の選考でマイナスになるので、辞退した場合の影響についても考える必要があると思います。
1歳児クラスで認可落ちて、年度途中の2歳の誕生日から認可外保育園に預けて復帰するという手もありますが、認可外保育園もいつでも空いている訳ではないので、希望する園に入れるかは未知数です。そのあたりは運というか、それぞれの地域にもよるので一概には言えない部分ではあります。
認可落ちたら落ちたで、気に入った認可外に入れるからいいわー。と思える人なら、そう大きなデメリットではないかもしれません。近くに延長保育をやっている幼稚園もあれば将来的にはそちらに移るという選択肢もあると思います。
もう1つのデメリットとしては、やはり長期間職場を休むことですね。1年でも休むと、自分の業務は既に他の人の業務となっています。それが2年近くにもなると、業務だけでなく会社のシステムそのものが変わっている場合もありますよね。
もう会社は自分がいなくても十分に機能できています。そこからまた努力して周りの信頼を得てキャリアを築いていくモチベーションが保てればいいのですが、長期間休んでいただけに産休を切り上げて復帰するママと同じ目では見てもらえないと思いますし、最初は大変かもしれません。実際に、育休=ただの休暇と思っている男性も少なからずいるので・・・。それも職場の環境次第ですね。
まぁ仕事の信頼は頑張って取り戻していけばいいので、時間はかかるかもしれませんがご自身次第ですね^^
最後のデメリットとしては、子供が保育園に慣れないかもしれない。ということです。2歳近くまで育休ということは、それまでママとずーっと一緒だったわけです。それがある日突然ママから離れなくてはいけないのですから、もう大変ですよね。
子供たちが通う保育園でも、2歳、3歳から初めて保育園に入る子たちは毎朝泣き叫び、もうこの世の終わりか!っていうくらいでした。実際に、私の母もフルタイムで働いており、姉は1歳から2歳まで祖母が預かり2歳から保育園に入ったそうですが、毎日大変で。その後産まれた私や弟は生後11ヶ月と、生後半年で保育園に預けたそうです。
やはり月齢が低い方が慣れるのは早いんだと思います。
ちょうど2歳児、3歳児はイヤイヤ期も重なってくるし、トイレトレーニングもあるので意外と難しい月齢かと思います。
まとめ
私の周りには、これまで育休を最大2年取得して仕事復帰された人はいません。早生まれの子を持つママが、育休を1年2ヶ月取得して子供を1歳クラスから入園させた例はあります。でも、これは早生まれだったために0歳児クラスの4月入園申し込みには間に合わず(申し込みは11月なのでまだ産まれていなかった)、1歳児クラスの4月入園を待つしかなかったパターンです。
でも、仕事復帰のタイミングって本当に難しいんですよね。
早い復帰にもメリット、デメリットがあるし、育休延長しての復帰にもメリット、デメリットがあります。
- 周りに実家など頼れる人がいるか
- 出産したママの年齢
- 2人目以降の計画
- 職場の環境
- 周りの保育園環境
- 仕事内容
- 勤務時間
- 通勤時間
- ママの性格
- 子供の性格
などなど、同じ環境であっても平気なママ、子供もいれば、ちょっと大変かもっていうママも子供もいます。
私は育休切り上げて生後9ヶ月で長男を保育園に預けて良かったなと思ってはいますが、預けてばかりの頃は月に1度は必ず発熱で数日保育園休んでいたし、発熱はなくても鼻が出る等の理由で保育園お迎え後は毎週のように小児科と耳鼻科に通っていました。
でも、そうしたことをサポートしてくれる人がいたら感じ方も全然違っていたと思うし、もっと精神的にもゆとりが欲しかったという本音もあります。隣の芝が青く見えることもあります。
子育てに正解がないように、どういった距離感で親子が接するのかは、その家庭によって様々だと思います。一部分だけを切り取って、どうとは言えないかもしれません。
ただ、そうやって悩むのも子育てのひとつなのかなと思うので、まずは、
無理せずママと子供が笑顔でいられる環境を考える
というシンプルな気持ちで考えると良いかなと思います^^
補足:子供が小学生になると親の負担は軽減されるのか?
これは、私の完全に個人的な意見に過ぎないのですが、私の母は小学校の教員でした。昨年に定年退職するまで働いていました。そのため私も生後11ヶ月から保育園に預けられていたのですが、寂しかったという記憶は全くなく、楽しい記憶しか残っていません。
それよりも小学生になって母が帰宅後も仕事をしているとか、お迎えが遅くなって祖母宅で母の帰りを待っていたとか、週末も疲れていて大変そうだ。という記憶は今も残っています。
そして我が家の長女もついこの間ようやく小学生になりましたが、正直な感想を言うと、保育園時代の方が楽でした。保育園時代は延長保育もあって急に残業が入っても預かってもらえたし、習い事も無かったから朝保育園に連れて行って、仕事が終われば保育園にお迎えに行く。
夏休みも冬休みもないし、お弁当の日もないし、土曜に授業参観日があって月曜振替休日ということもないし、PTAもない!!
それに比べて小学生は親の出番が本当に多い!!
行事だけでなく、毎日宿題の丸付け、持ち物チェック。習い事を始めたらその送迎も必要になります。普通の公立小学校です。
子供が小学生になったら、手が離れるっていうのは専業主婦限定の話なのでは・・・と思うくらいです(笑)
なので子供が幼いうちだけでなく、親が必要とされる出番はまだまだ続くので、乳児期だけでなく長い目で子育てを考えるといいかもしれません^^