川口市では毎年、秋になると市内の保育所で公開保育というのが開かれます。
保育所入園を希望していて、公開保育で保育園の見学に行こうと思っているけど、実際には何を確認したらいいのか?どんな質問をしたら良いのか分からない
と悩んでいるママも多いのではないでしょうか?
分かります。その気持ち。私も初めて公開保育に行った時、熱心に質問されているママを見て、いったい何をそんなに質問しているんだろう?と疑問に思ったほどです。
まさに、何が分からないかも分からない状態。
そうなんです。保育所に入るのも初めてで、何をチェックしたらいいのかとか、何を聞いたら良いのかすら何も分からず。とりあえず、事前にインターネットで調べた情報をもとに保育所見学をした思い出があります。
でも、実際に長女を保育所に入園させて通わせてみると、「あー。ここ聞いておけばよかった」「あー。そう言えばそんなこと言われたような」ということが何度かありました。
入園したあとで「思ってたのと違う!!」となっても、待機児童の多い川口市なので、そう簡単に転園できるわけではありませんよね。
なので、第一子のときの経験を踏まえ、第二子の公開保育のときに各保育所で確認したチェックポイントをまとめてみました。
目次
公開保育でチェックするべきポイントは?
さて、実際に見学に行き、色々な事を見るわけですが、個人的に確認していたほうが良いポイントをまとめました。
- 保護者の参加が必要な行事の確認
- 保育士さんの身だしなみ(メイク、爪の長さ、アクセサリー)
- 先生と子供たちの様子(子供のいたずら等に対してどのように対応するのか)
- 日々の持ち物
- 園で行っている習い事
- 耐震
- 送迎時の交通手段
- アレルギー
1つずつ見ていきましょう^^
保護者の参加が必要な行事の確認
これは保育園によって本当に様々です。
認可外保育園であれば保護者が参加する行事はほとんどなかったりしますが、認可保育園では運動会や発表会の他にも遠足や夏祭りなど、定期的に行事が設けられています。
我が子が通う保育園では、そういった行事だけでなく個人面談や保育参加、親子クッキングや、懇談会、祖父母参観日、遠足などがあります。
ただ、全ての保護者が全ての行事に参加が義務付けられているわけではなく、全員参加なのは運動会、発表会ぐらいです。
個人面談も夏と冬にありますが、希望を聞いてもらえるので平日お迎えのタイミングに時間を調整してもらうこともあります。
我が子が通う保育園では、平日に参加が必要になるのは遠足ぐらいですが、もし仕事の都合がつかず参加できない場合は、保育園で通常通りに預かってもらえます。
土曜日に行事が多いため、土日休みの場合はとてもありがたいですが、サービス業など土日に出勤し、平日休みのご家庭にとっては、仕事の調整が必要になりますね。土曜日に保護者参加の行事が多いというのは、おそらくどの保育園でも共通していると思います。
土曜日が仕事のママ友は午前休だけとって行事に参加する場合や、一部のクラスのみの行事で他のクラスは通常保育というときは、行事に参加しないで通常保育として預けている方もいます。
「一部のクラスのみの行事」というのは懇談会や親子クッキングなどがそうです。懇談会は兄弟がいるご家庭に配慮して、第一週土曜日が0歳時、1歳児の懇談会。第二週土曜日が2歳児、3歳児クラス。というようにクラスによって日程が異なっている場合は通常保育も普段どおりに行っているので、通常保育として保育園に預けることができます。
これは、全ての保育所で同じ形式になっているかは確証がないので、心配な方はしっかりと保育園に確認しておくと良いですね!
保育士さんの身だしなみ(メイク、爪の長さ、アクセサリー)
子供と直に接する保育士さんの身だしなみは絶対にチェックしておくことをオススメします!!
あからさまにピアスを付けているとか、ヘアピンを使っているということは少ないかもしれませんので、是非見ていただきたいのが爪の長さです。
特に乳児さんと接する場合、まだ抱っこする時間も長いし細かいお世話が必要になりますよね。いくら給食のときは手袋をして、オムツ替えも手袋などとルールで決まっていても抱っこするときまでは手袋じゃないですよね。
ちょっとした不注意で爪があたってしまうことは、あると思います。そういった細かい身だしなみに気を使っているかどうかで、保育園の保育士教育のレベルがわかると思います。
意外と爪の長い保育士さん、いるんですよね・・・
あと、これは個人的な意見ですが、できればメイクも控えめでお願いしたいです。私自身ファンデーションを塗っているときの子供の抱っこは気を使います。子供の肌にファンデーションが付いて肌荒れなどトラブルになったことはありませんが、できれば嫌です・・・
日焼け止めぐらいにしていただけると助かりますが、同じ女性なので、スッピンに抵抗があるのも分かります。特に若い先生は、スッピン嫌ですよね。なので、薄化粧でお願いしたいかなと思っています。
先生と子供たちの様子(子供のいたずら等に対してどのように対応するのか)
保育園に見学に行くと、園庭で楽しく走り回って元気いっぱいに遊んでいる子供たちと先生を見て
あー。なんて楽しそうな雰囲気なのかしら。素敵。
と思うと思います。
そうなんです。楽しそうな雰囲気は大切です。毎日過ごす場所になるんですから、どういう楽しいことが待っているのかに、つい重きを置いてしまいますが、ちょっと待ってください!!!!
楽しいことも大事ですが、子供たちは「あるときは天使、あるときは悪魔」ですよね。天使のときは保育士さんも一緒になって楽しめるのですが、肝心なのは悪魔のときですよね。
友達を叩いてしまった、とか
いたずらをした、とか
約束を守らなかった、とか
そういったとき保育士は笑って接するわけにはいきません。そういった状況に、どのように対応するかが保育の要のような気がするので、もし公開保育のときに、そういった場面に出会えたら、是非どのように子どもたちと接しているのか確認してくださいね。
ただ、もし「この先生・園長先生がいるなら通わせたい!」と思っても、次年度にはいないかもしれませんので、参考程度にすると良いと思います。
日々の持ち物
毎日の持ち物リストを確認することも大事ですね。持ち物もざっくりはどの園も同じですが、大きさや数、種類などは変わってくると思います。
例えば、長女が最初に通っていた保育園では「電子レンジ対応のコップ」が必要でしたが、転園した保育園では「取っ手が付いて割れないコップであればOK」でした。同じコップでも全く違うものを用意することになります。哺乳瓶などもそうですね。素材や、大きさなどしっかり確認してください。
その他にも、週末の布団の持ち帰りの有無も大きいと思います。
私はJR川口駅から徒歩10分圏内にある保育園に子供を通わせていますが、駅から比較的近いということもあって、多くのご家庭は徒歩か自転車で送迎を行っています。車であれば多少荷物が多くても苦にならないかもしれませんが、徒歩、自転車であれば、ちょっとというか大分ツライです。
だって、ねぇ。想像してみてください。
月曜日の朝、右肩に自分のバッグ、左肩に子供の保育園バッグとお布団。まだ歩けない月齢なら抱っこ紐で赤ちゃんを抱っこして保育園への道のりを歩く・・・
これ例え5分の距離でもツライです。自転車が使えたらまだマシですが、雨の日もあるので大変だと思います。実際に、そういったママさんを見かけたことがあるのですが本当に大変そうでした。
しかも、金曜日のお迎えのときにはまた持っていかなくてはいけません。梅雨時期とか考えると、出来れば荷物は少ない方が良いかなと思います。
保育園によっては簡易ベッドや敷ふとんを貸し出してくれたり、貸出はしていなくても保管してくれて毎週持っていくのはシーツだけの保育所もあります。また、園によってはシーツのサイズが決まっていて既成品では対応できずに手作りが必要となる場合もあります。
そういった細かいことは、突っ込んで尋ねないと分かりにくいこともあるので、必ず聞いて欲しいなと思います。
あとは、もしお子さんが女の子の場合ですが、子供が3歳頃になるとスカートを履きたがると思います。スカートの着用や飾りの付いたヘアゴムの使用などは保育園によって微妙に変わってくるので、見学のときに在園児がどういった服装をしているのかチェックしておくと良いです。
男の子の場合はデニム素材の服の着用が認められているかどうかですね。活発な男の子はすぐにズボンを駄目にするので丈夫なデニムを履かせたいのですが、保育所によってはデニムの着用を禁止している園もあります。
一見、同じように見えるかもしれませんが服装に関するルールは本当に違うので、「用意したのに使えなかった!!」となると悲しすぎるので、しっかり確認しておきましょう。
園で行っている習い事
私は公開保育のときに6ヶ所ほど保育所を見学しましたが、教育に力を入れている保育園もあれば、習い事などは一切させない(のびのび保育推奨)という保育園もありました。
保育の時間に習い事を行っている園が多いのですが、やるかやらないかは保護者が選択でき、費用は保育料とは別途でした。保育時間に行うということもあって、その保育所に通う児童の半数以上は申込みがあると聞きました。
保育園に通っていると、習い事をさせたくても送り迎えの時間が合わなかったりして思うように習い事をさせてあげられないですよね。
そういうときに、保育所がいろいろな習い事を取り入れてくれていると助かりますね。
私が実際に伺ったいくつかの保育所では、体操、スイミング、リトミック、ピアノ、英会話などがありました。
耐震
保育所の中には、運営年数が長い保育所もあります。運営年数が長いということは、保育園にも沢山のノウハウを持ったベテランの保育士さんがいたり、安心して子供を預けられるというメリットもあるのですが、建物自体も年期が入っているので老朽化による建て替えという場合もあります。
実際に私が知っているだけでも3ヶ所の保育所が老朽化に伴う移転や、合併によって保育所の場所が変わってしまったというケースがありました。
もちろん、移転してもそこに通っていた子はそのまま保育園に通えるのですが、場所が変わってしまうと、今まで自宅から徒歩5分だったのが、徒歩15分になったりする場合もあって、知り合いのママも「他の園に転園を希望している」と話していました。
送迎時の交通手段
我が家の子供はJR川口駅から徒歩10分圏内にある保育園に子供を通わせているのですが、保育園までは徒歩で通っています。まわりのママたちも徒歩か自転車です。ごくたまに、少し遠方から通われているママは車で送迎していますが、送迎用の駐車スペースはありません。保育園近くに駐車し、送迎を行っています。近隣の保育所を見ても、ほとんどが徒歩か自転車で駐車スペースはなしです。
それは、鉄道を利用して通勤する保護者が多いことが理由だと思います。
保育園によっては「車による送迎をご遠慮願います」と謳っている場合もあるようです。
なので、もし車で保育所に連れていくことを想定されている場合は、近くに駐車スペースがあるのか確認する必要がありますね。保育所によっては、すぐ隣が大きいマンションだったり、民家だったり、商業施設だったりするので、周りへの配慮も大事ですね^^
アレルギーへの対応
多くの保育所では専門の栄養士さんがいて、アレルギーへの対応をしてくれると思います。
我が子は今のところ食物アレルギーは無いのですが、娘と同学年のお友達はアレルギーがあり、給食を他の子と違う物を用意してもらったりしていました。
離乳食期の赤ちゃんの場合も、家庭で食べたことのないアレルギーを引き起こしやすい食材は提供を控えたり、家で食べさせたときに口の周りが赤くなった等、少しでも不安なことがあれば給食やおやつでは食べさせないように考慮してくれていました。
長女も赤ちゃんの頃、りんごを食べたあとに口の周りが赤くなって、よだれや、果汁でかぶれたのか、アレルギーで赤くなったのか判断出来なかったので、保育所に伝えて、しばらくりんごを食べさせないようにお願いしていました。
まとめ
保育所見学に行く時に確認するべきポイントとして
- 保護者の参加が必要な行事の確認
- 保育士さんの身だしなみ(メイク、爪の長さ、アクセサリー)
- 先生と子供たちの様子(子供のいたずら等に対してどのように対応するのか)
- 日々の持ち物
- 園で行っている習い事
- 耐震
- 送迎時の交通手段
- アレルギー
の8点をあげさせていただきました。
ただ、人間にも相性があるように、親と保育所にも相性があると思います。ある方にとってはとても良い保育所でも、別の方にとっては不満がある、という場合もあります。
私の周りでも、上の子と下の子を敢えて違う保育園に通わせているママもいます。そのママが言うには、「上の子の保育園の方針と合わないから本当は上の子も転園させたいけど保育園に友達もいるし、あと1年だからいいかなと思っている」と。
どの保育所が良いのかは、ご家庭によって基準が違うと思います。第一希望じゃない保育所に決まったけど、実際に通ってみたら凄く良かったという話も聞いたことがあります。
入園前に思っていたことと、入園後の現実が良い方に転がればラッキーですが、良いと思っていたのが合わなかったとなるとママもお子さんも辛いと思いますので、少しでも入園前と入園後のギャップがなくなるように、しっかり見学してきてくださいね^^
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