5月も中旬になり、徐々に暑くなって来ましたね。関東も今日は気温が29度になる予報で、4月に小学生になった長女は半袖、半ズボンで登校していきました。
さて、毎年この時期になると思い出すことがあります。それは、妊娠しながら毎日会社に通っていたあの地獄のような日々・・・
ま、地獄というのは大げさですが、本当に毎日つらく、しんどい日々でした・・・
しんどい理由には2つあったのですが
- 1.妊娠による体調の変化
- 2.妊娠による精神の変化
ざっくり言うと、妊婦になって変化していく自分の変化に心が追いつかなかったんですが、仕事もしていますし、周りに相談できるような友人もいなかったので、孤独でした。
妊婦で共働きがしんどい!!
共働きで妊娠すると何がしんどいかって、1番はつわりの時期じゃないでしょうか?
働いているということは、自宅以外の場所でという場合が大半だと思います。そうなると、毎朝同じ時間に起きて、同じ時間に出勤して、同じ時間毎日働くということですよね。
私の場合は、妊娠2ヶ月ごろからつわりが始まると、徐々に朝起きるのも辛くなって、今まで5分で出来ていたことも10分かかったり。ニオイに敏感になると、毎日使うファンデーションのニオイまで気持ち悪くなったり、朝の自分の準備をするだけでも一苦労でした。
私が電車に乗る時間帯はラッシュのピークは過ぎていましたが、満員電車には変わりなかったので、たかが15分の電車でしたが、毎日2回ほど途中下車し、ホームで整えてから再度電車に乗る。ということをしていました。
なので、通勤時間も妊娠前に比べると長くなりました。
仕事はデスクワークだったので、妊娠6ヶ月を過ぎた頃からは毎日眠くて、ダルくて、眠くて・・・
昼食時間は昼食もほどほどに食べ、後はひたすら仮眠をとっていました。
あまりのつらさに妊娠3ヶ月を前に会社に報告し、時短勤務になりました。それでも日々体調も変わるし、正直、その変化に付いていくだけで毎日精一杯で、とてもじゃないけれど今までのように全ての家事をこなしてというのは無理でした。
妊婦中の家事分担の変更を旦那に提案してみた
つわりで苦しかったため、自分のことと、仕事のこと以外はほとんど手付かずになることも多く。ただこの苦しみを耐えるだけの日々だったと思います。
そういうふうに書くと、またーーー。大げさ。って思う方もいるかもしれませんが、これマジです。
毎日、船酔いのような日々が2ヶ月も3ヶ月も続く。決して動けないほどではないけれど、少し動くことすら苦痛。
つわりの程度や具合などは個人差も大きいので、私が特別ってわけではないと思います。水分は取れていたし、限られたものだったけど食事も出来ていました。本当に大変な場合は点滴とか、入院になりますよね。
で、あまりにツライので、旦那にも家事を手伝ってもらえるように要望しました。
それまでの家事分担は、
【掃除】私8:旦那2
【洗濯】私10:旦那0
【買い物】私8:旦那2
といった具合でした。
この割合は、明確に話し合って決めたわけではなく、「出来る方が出来るときに家事はしようね」と話し合った結果、こうなりました。割合だけみると私がほぼ全ての家事を担っていたわけですが、帰宅時間が私の方が2時間も早かったので特別疑問には感じていませんでした。
つわりの辛さから、旦那にも家事の量を増やしてもらうことをお願いしたのですが、まぁすんなりと理解してはもらえませんでした。しぶしぶ「分かった」とは言ってくれたものの、顔からは明らかに「イヤ!!!」が感じ取れました。
今こうやって振り返ってみると、旦那からしてみたら妊娠して悪阻で家事が出来なくなるとは全く想定していなかったと思いますし、悪阻がどんなものなのか分からないので、ツライそうだということは分かっても、どうツライのか、なにがシンドいのかといったあたりは一生理解できませんよね。
それは仕方のないことなのですが、そのときは私もかなりイラッときて喧嘩になったのを覚えています。
私がこんなにもツライのに何一つ理解してくれようとしない旦那への怒りと、一人だけで頑張っている孤独と、思い通りにならない苛立ちと・・・
妊娠する前って、妊娠すると毎日がハッピーな気持ちで過ごせるものだって勝手に思っていたんです。私は結婚も早い方だったし、周りに妊婦さんがいなかったので、テレビや漫画などに出てくる妊婦さんを勝手に想像して、毎日楽しいだろうなぁって思っていたんです。
でも、現実はそれの真逆。楽しいことなんて何一つありません。
あまりのつらさに、ワーママの先輩でもある実家の母に電話したら、
ははは。当たり前でしょ。
と、軽く笑われました。
期待しても無駄。ということですね・・・
妊婦の家事を旦那にもやってもらおう作戦!!
母に軽く笑われたわけですが、そう簡単には諦めることは出来ません!!
なぜなら、我が家は核家族なんです!!実家のように祖父母宅が近所に住んでいて、小学校の終わりに祖父母宅に子供を預かってもらうことも、日中の掃除洗濯をお願いすることもできません。
ちょっと話が脱線しますが、私の母は定年退職となった昨年まで、現役の小学校教員として働いていました。小学校教員ってもの凄く忙しくて、運動会や遠足、発表会の前は家に仕事を持ち帰ることも当たり前で、土日も仕事をしていることが本当に多かったです。中でも一番忙しい時期が、学期末。そう、成績表の作成ですよね。一人ひとりの成績をつけるのはもちろん、一人ひとりのコメントも書かなくてはいけません。そういった時期は、家の掃除、洗濯、料理は全て母の母、つまり私の祖母ですね。祖母が母の代わりに行っていました。
で、何が言いたいかというと、このような母の姿や、母を助ける祖母の姿を間近で見てた私が感じていることは、
母親一人で子育て、家事、仕事の全てを担うことは不可能
ということです。
母は結構、要領の良いタイプだったと思います。そんな母ですら祖母の手を借りていた。ならば、私が一人で出来るはずはない!!という変な自信がありました(笑)
はたや、旦那の母親は専業主婦。
潜在的に家事や育児は母親の仕事だとの考えが強いようでした。
さて、このギャップを埋めるのは至難の技です。価値観が違いすぎますね。
旦那の意識を改革しよう
普通であれば諦める方が大半かなと思います。周りのママ友の話を聞いても、「旦那には期待していない」と話す方が多いと思います。
でも、そういった方の話をよーく聞いてみると、実家が比較的近くにあるんですよね。そうです。旦那に頼らなくても助けてくれる人が必ず一人はいるんです。
私みたいに、実家が遠く年に数回しか行けないような人は、旦那に子育て、家事を頼らない場合は、仕事を捨てると思います。
実家の助けを得ず、共働き家庭で子育てをしようとしたら、確実に旦那さんにも家事、子育てをしてもらう必要があるのです。これを諦めたら相当自分ひとりで頑張らなきゃいけないので余計大変かも。
そして、その意識は妊娠期間中から養ってもらえるのがベストだと思います。
ただ、全てを一気に求めることは現実的ではないので、以下の段階で進めるのが良いのかなぁと思います。
- ステップ1:自分のことは自分でやってもらう
- ステップ2:子供の世話をしてもらう
- ステップ3:家事をしてもらう
- ステップ4:自主的に動いてもらう
まず、妊娠期に大事なのは、旦那さんに自分のことは自分でやってもらうことです。
今まで奥さんに任せっきりだった男性は、ついつい「やってもらうのが当たり前」になっています。でも、もし出産後も共働きでいくなら、絶対に自分のことは自分でやってもらわなきゃダメだと思います。
多分、男性も頭ではやらなきゃいけないってこと分かっていると思うんです。でも長年の習慣というか意識が無かったことが突然できるようになるのは難しく・・・
そこは長期戦覚悟で、ですね。でも、決して女性の方から諦めては駄目だと思います。
で、子供が産まれたら、積極的に子供の世話をさせたほうが良いです。我が家は一人目のとき子供に慣れている私が長女の面倒を見て、旦那が家事をやるように分担したのですが、ただでさえ平日いないのに週末もママを介してしかパパとの交流がなかった長女は、3歳まで旦那に懐かず、2歳を過ぎても、どこに行くにも「ママ、ママ!!」で大変でした(泣)
なので、赤ちゃんが産まれたら、旦那さんに赤ちゃんの世話を積極的にさせたほうが良いと思います。
そのためにも、妊娠時には旦那さんには「自分のことは自分で」を頑張ってもらいましょう。簡単な料理は確実に出来るように^^
つわりでツライなら、代わりに料理をしてもらうのも良いと思います。スーパーの買い物もネットスーパーを利用するのも便利ですが、旦那さんに覚えてもらうためにも週末夫婦でスーパーに行き、まとめ買いするのもオススメです。
少しづつ手伝ってもらいながら、さり気なく家事に巻き込んでいけるのが良いと思います。
凝り性な男性なら、掃除に目覚めるかもしれないし、料理が楽しいって思ってくれるかもしれません。自主的に動いてくれるのが一つでも見つかると女性も楽になります^^
まとめ
旦那の意識改革は大変です。でも、そこで諦めたら、そこからずーっとアナタ一人で子育ても家事も仕事も頑張ることになります。ママ友の中には、そういう方もいますが余程、要領が良いか、子供が聞き分けの良い子でないと難しいと思います。
それよりは、妊婦のときから旦那さんに少しずつ手伝ってもらいながら、徐々に家事の分担を変えていくのが理想的だと思います。
最初は、無理なので、妊娠期は必要最低限の家事が出来ればOK!として、少しずつレベルをあげていけると良いですね。
補足
とは言っても、やってもらえるようになると
洗濯物の干し方がなってない!シワを伸ばしながら干して欲しいのに!!!
や、
食器の仕舞う場所が違う!!キーーーーッ!!!
って、余計ストレスになったりするんですけどね(笑)