ここ数年、私の勤務する会社でも男性が育休を取得する割合が増えてきているように感じます。私が長女を出産した7年前は、社内で男性が育休を取得するなんて聞いたこともなかったので、少しずつ社会は変わり始めているのかな。と関心する一方で、男性が育休取得して大丈夫かな?なんて、余計なお世話を感じてしまったり・・・
実を言うと、我が家も第二子が誕生した約3年前。旦那さんが2ヶ月の育休を取得したんです。
その経験から言えることは、上手くやってね!!ってことです。
どういうことかというと、、、世の中の流れとしては男性の育休に理解を示す風潮にはなってきていると思いますが、その価値観と社内の価値観が一致しているかどうか、読み違えないように。ということです!
もし、奥さんが出産を控えてて、旦那さんご自身も育休取得を検討されているのであれば、我が家の体験談は役に立つかもしれません^^
目次
男性の育休体験談。旦那はなぜ育休を取得したのか?
我が家は各家族の共働き家庭です。長女を出産したのは今から約7年前。長女の出産から4年後に長男を出産しました。
現在34歳なので、27歳で長女出産。30歳で長男を出産しました。
長男を出産したとき旦那は33歳だったので、仕事も忙しく妊娠期もほぼ帰宅は深夜。月に何回かは土日出勤もあるほど激務でした。
妊娠6ヶ月ほどのとき、あるとき急に夫が「育休取るかもしれない」と言いました。
当時は、私の周りでも男性が育休を取得するのは稀で、まして我が家は第二子。なぜ急にそんなことを言い出したのか分かりませんが、私の第一声は「いや。必要ないでしょ」でした。
だって、それまでほぼ家にいなくて、家事も子育ても私に任せっきり。そんな夫が育休を取得して何になるのか。何のために育休を取得するのか理解できませんでした。
その時は、まだ決まったわけではない。ということだったので、「思いつきで急にそんな発言をしたのかな?」程度にしか受け取っていませんでした。
事が動いたのは、それから2週間後。夫が「やっぱり育休とる」と言ってきました。
育休取得は会社からの提案
旦那が働いていた会社は、全国展開しているグループ会社の子会社だったのですが、グループ会社の中で、男性が育休を取得していないのは、旦那の働いている会社だけだったらしく、そもそも独身男性が多い会社だったので、人事から「育休を取得しないか?」と打診があったそうなんです。
しかし、旦那の仕事は激務で慢性的に人が足りていません。そのため、育休の開始時期や期間については、会社と話し合ってから決めることになりました。
って、この流れを聞かされた時点で、私はモヤモヤなんですけど!!
だって、第二子を出産するのは夫婦の話しなのに、育休を取得するかしないかも、いつからいつまで育休取得するのかも含めて、妻である私の意見ではなく、旦那と会社と決めるって・・・
蚊帳の外なのがムカついたので、旦那の育休期間中は家事・子育てに関する全ての仕事をやってもらい、私はまさに上げ膳据え膳の生活にしてもらえるように要求しました^^
男性の育休のメリットとは?妻が感じたこと
さほど必要ないなと思いながらも、旦那の育休がスタートしたのですが、最終的な感想としては
良かった
の一言に尽きると思います(笑)
我が家にとって一番良かったのは、4歳だった長女と旦那の仲が良くなったことです。
それまで仲が悪いわけではなかったのですが、
ママ>保育園の先生>おじいちゃん・おばあちゃん>パパ
と、年に数回しか合わないじいちゃん、ばあちゃんに負ける序列だったパパですが、育休中は保育園への送り迎え、帰宅後の遊び、休日の公園遊び等、ほぼ全てでパパが関わるようになったのが、娘はものすごく嬉しかったようです。
また、長男を出産したのが初夏だったので、暑い夏の日に私はほぼ外に出ずに過ごせました。
お風呂をゆっくり入れたのも大きかったです。身体が汗でベタベタ気持ち悪くても好きなタイミングでお風呂に行けないのはとっても不快ですよね。それが、旦那が長男を連れて長女のお迎えに行っている間や、子どもに夕食を食べさせている間など、好きなタイミングでお風呂に入れました。
長女のときには、お風呂に入るのは長女がお昼寝をしているときに限られていたので、昼に入ったり、旦那が帰宅した夜10時過ぎにお風呂に入ることもありました。
それに比べたら、最高でした。
寝かしつけも旦那がしてくれたので、育休期間中はもちろん旦那の育休が終わったあとも、夜赤ちゃんが泣いたときに旦那に任せることができ安心でした。
長女のときは、私が風邪で寝込んでいても赤ちゃんの寝かしつけは私しかできなかったのに比べると、雲泥の差ですよね。
と、まぁ細かくあげるとキリがないのですが、産後間もない時期の男性の育休取得は、男性も自然と赤ちゃんの世話をするようになるんだと思います。
この自然にというのが重要ですよね。
そうでないと、どうしても「手伝っている」「やってあげている」という意識になりがちだと思います。
それが育休という、育児をする期間を設けてあげることで「育児をして当然」という意識に自発的になるんだと思います。
一度、そういう意識になると育休が終わってまた仕事で忙しい日々に戻っても、自発的に動いてくれますし、関わる時間が少なくても、出来る範囲で動いてくれるようになると思います。
男性育休のデメリットとは?育休取得で一悶着
まぁ、良いこともあれば、悪いこともあるってのが世の中の仕組みですよね。当然、旦那の育休取得でもデメリットはありました。
それは、単純に仕事に関することです。
当然といえば、当然のことで、それは育休取得が決まってから想定していたことではあったのですが、育休前は激務に拍車がかかり、まともに顔も合わせない日々が約2ヶ月ほどありました。
私もまだ産前休暇前で、日に日に大きくなるお腹を抱えながら育児も家事も仕事も全て一人で抱えていたので、
こんなツライ時に助けてくれない旦那なんていらない!!!って本気で思っていました。
でも本当に大変で・・・その結果、産前休暇まで残り3日というタイミングで、妊婦健診にて切迫早産と診断され、一度も家に帰ることなくそれから約3週間入院する羽目に・・・
入院した当初は不安もありましたが、あぁようやく休める。と安堵しました。
私が入院中は娘の世話もあるので仕事をセーブしていたのですが、正産期に入り退院してからはまた激務に逆戻り。
出産も産院の退院も私一人で行いました。多少寂しい気持ちもありましたが、まぁ2人目だったのでさほど苦ではありませんでした。
新生児期は長男は外出を控えるようにしていたので、買い物はネットショッピング。長女の保育園お迎えはファミサポを利用しました。さすがに朝はファミサポの利用もできないので旦那が連れて行っていました。
さて、こんなにも家族を顧みず、育休取得するまでの期間仕事に全てを捧げてきた旦那さんですが・・・
やはり、実際に一緒に働く仲間からは「なぜ男性が育休を取得するのか」といった不満があったそうです。
そりゃそうですよね。今まで社内で育休を取得した男性はいないですからね。しかも、激務の部署。変わりの人員がきてくれればいいですが、そうはならず旦那が育休の間は残りのメンバーで仕事を割り振ることになったそうです。
もともと激務な職場だったのですが旦那としては、仕事内容には満足していたので、転職するとしても数年後、と思っていたようですが、この人間関係がギクシャクしたこと等をきっかけに転職について真剣に考えるようになったようで、育休中に転職を決めてしまいました。
なので、男性の育休は会社の制度だけでなく、現場の理解がないとデメリットは大きいなと痛感しました。
あと、給料は減るのでそれもデメリットですね。
まとめ
我が家の場合は、第二子出産時の男性の育休取得でしたが、第一子の場合はもっとオススメだと思います。
初めての育児でてんてこ舞いのときに、旦那さんが寄り添ってくれたら心強いこと間違いなしですね。
ただ、1ヶ月以上も会社を休むのは不安ですよね。戻ったときに元の生活に戻れるのか、同じ仕事が出来るのか等不安になりますよね。
旦那が2ヶ月の育休を取得した体験から言うと、男性の育児休暇には賛成です。妻にとってはメリットしかありません。
でも、強いて言うなら、時短勤務制度があればもっと良かったかなと
朝から晩まで1日中、家にいてくれるのは嬉しいですが、正直そこまでいなくても・・・とも思いました。それよりは定時に帰ってきてくれるだけでも大分助かりますよね。
でも、男性の時短勤務って無いんですよね・・・需要あると思うんですけどね。