我が家には保育園年長クラスに通う6歳の長女と、保育園1歳児クラスに通う2歳の長男がいます。
長女はあと1ヶ月ほどで保育園を卒園して、小学校に入学します。保育園のお友達6人が同じ小学校に通う予定になっています。そんな長女は2歳のときに転園して、現在の保育園に入りました。
長女が2歳で転園したとき保育園は、新設されたばかりの保育園でした。それまでは認可外保育園に通っていたため、3歳になったら転園先を考えなきゃと思っていた矢先の出来事でした。
目次
なぜ新設保育園は入りやすいのか?
共働き家庭の増加によって保育園不足が問題になっていますが、毎年多くの保育園が新しくできています。
ただ、新設保育園と、もともとある保育園。どちらを希望するか?との問に対して、後者を希望する人が大半だと思います。
実際に我が家もそうでした。
では、なぜ多くの人は新設保育園を避ける傾向になるのでしょうか?
新設保育園は事前見学ができない
まず、考えられる要因の一つに、入園前に保育園の見学が行えないというのがあります。
大切な我が子を長い時間、長い期間預けるのですから、見学が出来ないというのはとても高い壁になっていると思います。
そりゃ、そうです。信用できるかわからない施設に「子ども預けます!!」と言い切れる人は少ないですよね。
通常、11月前後に保育園の申し込みがスタートすると思います。そして、保育園見学(公開保育)は9月や10月はじめに設定している自治体が多いと思います。
新設保育園の場合、4月入園に合わせて工事等が進むため、その保育園見学(公開保育)のタイミングでは建物が完成すらしていない。工事すら始まっていない。というパターンも珍しくないと思います。
市役所からのリストには、保育園の名前や住所や運営団体名(会社名など)が記載されていたとしても、目の前にないものを信じるのは難しいですよね。
長女が転園した新設保育園も、保育園見学(公開保育)のタイミングでは、建物の工事すらはじまっておらず、大まかな住所は分かりましたが、旦那と2人でどこに保育園が建つのか正確な場所が把握できず、保育園前の交通量や周辺の様子を事前に知ることはできませんでした。
もし姉妹園や保育園が合併して新設される場合はもとの園に見学に行くべき!!
新設保育園の多くは他の自治体では既に、保育園を運営している団体(企業)が多いと思います。
また、希望者の増加に伴って校舎の建て替えで、規模を大きくする場合や、老朽化に伴い近隣の2つの保育園が合併して、新たな保育園となる場合もありますよね。
そういった場合は、もとの保育園、運営団体が既に運営している保育園の見学に行くことを強くオススメします!!
確かに、設備が違ったりしますから、全く同じというわけにはいかないとは思います。それでも、保育士さんの雰囲気や園全体の様子は感じ取れると思います。
特に、持ち物や年間行事については、ほぼ同じ場合も多いと思います^^
もし管理する自治体が違っても、事情を説明したら快く見学を受け入れてもらえると思います。
もし、姉妹園が複数ある場合は自宅から近い園か、新設される保育園と児童の定員数が近い園が参考になると思います。
自宅から近い園がオススメの理由は、その園から新設園に移動になる先生がいる可能性が高いことや地域の雰囲気が似ていること等があります。
新設される保育園と児童の定員数が近い園がオススメの理由は、各クラスに配置されている先生の数を確認できますし、園での生活をイメージすることができると思います。
新設保育園は2歳、4歳でも入園しやすい!!
通常、保育園に入りやすい年齢というのは、0歳児クラスがもっとも入りやすいと言われていて、1歳児クラスは激戦。2歳児クラスは1歳児クラスからの持ち上がりのみで枠はほぼ無いに等しいと言われることが多いですね。
そうなんです。もし、我が家みたいに1歳クラスで認可保育園に入れなかった場合というのは、定員が増える3歳児クラスまで待機児童になってしまいます。
新設保育園は2歳、4歳児の枠がフルで空いているので狙い目!!
そうなんです!!
新設保育園の場合は、通常では枠が空いていない2歳児クラスや4歳児クラスでも、枠がフルで空いているんです。
もし、2歳児クラスや、4歳児クラスに子どもを保育園に入園させたいなら、新設保育園を選ばないのは勿体無いと思います。
2歳児クラスのとき新設保育園に転園した長女の場合
ここで簡単に、長女が新設保育園の2歳児クラスに転園した経緯を説明しますね。
私が住んでいるのは埼玉県です。河を隔てた隣が東京都ということもあって、都内に通勤する人々からは比較的人気があり、子育て世代も多く存在します。
全国的に有名な企業に勤めている方も多いため、出産後も仕事を続ける女性が多い地域でもあります。
そうまさに、保活激戦区の一つです。
我が家は旦那がフレックス勤務、私が時短勤務だったため、長女の0歳、1歳クラスでは認可保育園に入ることはできませんでした。
フレックスタイム勤務や時短勤務が認可保育園の申し込みの際に、どう影響するかは自治体によると思いますが、旦那はフレックスタイム勤務で契約上は10時~18時。実際には毎日残業で帰宅は11時過ぎでした。夫婦の実家はともに遠方で子育てのサポートを望めなかったため、私は時短勤務を利用して9時~16時で仕事復帰することにしました。
そうです。旦那は10時~18時の8時間勤務。私は9時~16時の6時間勤務。当時は時短勤務を利用していると、その時間で見られてしまうため、認可保育園入園には不利な状況でした。
大体、こういった地域では、近くに兄弟がいて子育てを助けあったり、親のサポートが望めるため夫婦ともにフルタイムで仕事復帰し、仕事を続けるケースが多いんですよね。
そもそも我が家みたいに、まったく親のサポートなしで共働きで子育てって、ほぼいないと思います。長女はもうすぐ小学校入学ですが、同じように親のサポートが無い共働き家庭というのは、聞いたことがありません。普段は離れて住んでいるけど、子どもが熱のときは実家に頼れる。という家庭が圧倒的に多いイメージです。
で、私が時短勤務をしていたこともあって、1歳のときは認可外(認証)保育園に長女を預けていました。その保育園は2歳クラスまでしなかなかったため、必然的に3歳クラスにあがるタイミングで転園することが決まっていました。
認可外保育園は認可保育園に比べて、規模が小さかったり行事が少なかったりといった特徴はありましたが、長女も仲良しの友達ができ、毎日保育園生活を楽しんでいるようでした。
そんな、長女が転園することになった理由は、なんとなく書いた新設保育園から4月入園の内定が来た。
という予想外のものでした。
実は、1歳児クラスで認可保育園に入れなかったあとも、市役所には希望届を出していました。そのため、4月入園の申し込みが開始され、希望届けを更新しなくてはいけなかったため、3歳クラスで転園を考えていた私は、旦那に「どうせ今年も無理だろうから、好きな保育園を書いて提出してて」と軽くお願いし、最終的に旦那がどの園を希望したのか、ほとんど知らないままでした。
0歳クラス、1歳クラスの保活の大変さ経験していただけに、あっけないほど2歳クラスの認可保育園の入園が決まってしまいました。
ただ内定をもらった段階では、事前に姉妹園の見学も、保育園が建つ場所すら把握していませんでした。そのため、本当に転園させるかはすっごく迷いました。悩んだ私達夫婦ですが、内定を辞退するという選択肢はありませんでした。
ご存知かと思いますが、もし内定辞退すると次の年の選考にもとても不利になるんです。
そのため、悩んだ結果。新設保育園に転園することに決めました。
新設保育園のメリットとデメリット
長女が2歳児クラスで新設保育園に転園して、もう4年が経ちます。その4年間の中で、新設保育園の良い面と悪い面の両方を見ることができました。
もちろん、私は保育園の専門家でもないし、ただのいち保護者に過ぎませんが、私が4年間で感じたメリットとデメリットを紹介したいと思います。
新設保育園のメリット
まず、メリットだと感じたのは
保護者の意見が反映されやすい
保護者の団結力が強い
女性特有のギスギス感がない
まず、「保護者の意見が反映されやすい」についてですが、たとえ今まで保育園を運営してきた団体であっても、その保育園に合わせた対応をしてくれます。
たとえば、長女の通う保育園には屋上が人工芝になっていて、そこで遊べるようになっています。入園した初年度の運動会は、その屋上で行いました。
ただ、スペース的にも余裕はなく、また屋根が無いため日差しが強く。乳児クラスに過酷だったし、雨天の場合は延期になる可能性もありました。
保育園を運営する団体はほかの自治体でも保育園を運営していましたが、運動会や発表会も全て、保育園内で行事を行う決まりとなっていたようです。
ただ、保護者からの強い要望もあって翌年からは近隣の小学校の体育館や公民館の施設を借りて運動会や発表会を行えるようになりました。
「保護者の団結力が強い」も、そういったママたちの意見を互いに共有することで、会話する機会が多く、自然と団結力が強い関係になりました。
そして、「女性特有のギスギス感がない」については、全ての園児、全ての先生がゼロからのスタートなので、A先生とB先生は仲が良くないとか、Cさんの家はお金持ちだとか、くだらない噂とか、女性特有の陰口といったことはほぼありませんでした。
新設保育園のデメリット
デメリットは、
行事や年間予定など細かい行事が変わりやすい
特別な教育方針を求めている家庭には合わない
まず、「行事や年間予定など細かい行事が変わりやすい」についてですが、園ができて間もないため地域の小学校などとの連携が上手くいっていないようでした。
たとえば、屋上で行われていた運動会を近隣の小学校や公民会の体育館を借りて行うことになったとき、保育園側が近隣の小学校の施設を把握して、予定を調整して行事を組むということが上手くいっていないようでした。
また、行事後のアンケートで不満が出ると次年度にその不満を解消してようとしてくれることは分かるのですが、色々と手探りだなと思うことも多く、4年間の中で、
運動会の場所が毎年違う
近隣の小学校の運動会と保育園の運動会の日が同じ
遠足も最初の2年は全園児。3年目からは2歳児クラス以上
発表会が2部制の完全入れ替えだったことも
敬老の日の老人ホーム訪問は2年前に年長クラスが1度行ったっきり
夏祭りの盆踊りが4年目から無くなる
思いつくだけで、これだけの変更がありました。こうした試行錯誤はいい方向に進むこともありますが、個人的には、毎年何かしらの不満は必ず出ると思うので、その度に微修正を繰り返すのは、ちょっと・・・、という思いもありました。
「特別な教育方針を求めている家庭には合わない」に関しても、新設保育園はまだ保育園のカラーが出来上がっていないので、開園から数年は保育園のルール作りを整えることからスタートするため、特別な教室や、外部の人を読んで演劇をしてもらうなどは、あまり期待しない方がいいと思います。
長女が通う保育園でも、入園当初から英語の時間を作ると言っていたのですが、実際にはじまったのは3年後でした。しかも最初は月1回に外国の先生が各クラスに来てくれて、30分ほど触れ合うというものです。
昨年からようやく体操の時間もできました。
まとめ
どうですか?新設保育園。
いろいろと、新設保育園の入りやすさや、メリット、デメリットを私なりにご紹介してきましたが、最後に一言
今の保育園に入って良かった
と、いうのが正直な思いです。
もちろん、保育園側の手際の遅さにイライラしたこともありますし、当初は先生たちの連携も上手くいっていなかったです。それでも、一生懸命コミュニケーションをとって意思の疎通をしてくださったし、相談事にも親身になってのっていただきました。
我が家は、以前いた認可外保育園と、現在の認可保育園しか知りませんが、「子供たちが毎日楽しく保育園生活を送れている」という基本的な保育の部分に関しては、何も問題ありませんでした^^
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